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一見なんでもないこの場所も30年も経つと様相が一変しています。 80,02,10 大井川 塩郷-下泉 101レ
30年前の2月はタイから帰国し大井川鉄道へ編入されたC5644号機が本線復帰したと言うので、出掛けています。タイでは735号機と呼ばれていた同機ですが79年に現在も靖国神社に奉納(?)されているC5631号機と共に里帰りを果たし、大井川鉄道の手で本線復帰したと言う情報を得て撮影に出掛けています。
この年はとても寒い年だったようで、このC56が写っているネガの前後の水戸線や根府川でも撮影地が大変に寒かった思い出があります。
今だったら、寒いので車での出撃をしてしまいますが、さすがに30年前だと20歳代ですので、寒さより金が大事と列車で撮影に出掛けています。(もちろん新幹線等は使わず、在来線で往復しているはずです。)
イベント嫌いなのは今も昔も同じで、大井川鉄道でC11が復活しても見向きもしませんでしたが、さすがに現役時代から大好きなC56が走ると言うことで出掛けた様です。まだ当時の大井川鉄道は旧型(釣掛)電車花盛りの時代で、山々に響く釣掛モーター音を楽しんだ記憶もあります。
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また、撮影した塩郷-下泉間の線路際には廃車になった電車の部品で造り上げた保線小屋があったり、車庫のある新金谷を訪れると崩れ落ちそうな2軸客車があったり、それはそれは大井川鉄道そのものがトワイライトゾーンの様相を呈した時代だった様です。
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