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住宅街の合間に線路が敷かれて、その中に模型のような駅がポツンと佇んでいました。 01,04,08 名鉄清水 750型 スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
01年10月の廃線間際になると名鉄谷汲線や揖斐線に通う回数も多くなりました。両線は桜の名所と言える撮影地があり谷汲線更地駅と共に揖斐線清水駅も有名でした。しかし、谷汲線に比べると撮影地に乏しく、桜の時期でさえ谷汲線に眼が向いてしまい、揖斐線の撮影はほとんど皆無と言って差し支えない程でした。また谷汲線は750型や510型が使用されていたのに対して揖斐線は最新型のモ780型が主に使用されていたのも撮影回数が少なくなった理由でした。その中で数少ない揖斐線撮影がこの清水駅の撮影です。住宅地の中にポツンとある桜の咲き乱れる公園に中にたまたま駅があると言った風情がなかなか良い雰囲気でした。こんな箱庭の様な駅も今は跡形も無いと聞いています。鉄道の原風景と思えた谷汲線と揖斐線黒野以西が廃止となってもうすぐ10年になろうとしています。