本来は前日とで淡路島ツーリングを考えていた。
そして伊勢志摩に行かないか?とオファーもあった。
前日は天候がよく行楽日和だったのに・・・出掛ける気力を失って家にふさぎ込む。
晩には雨が降りもはや休日も無駄に終わる…と感じていたが、午前には雨が小降り。
カッパを着てまでツーリングする価値があるのか?とまで気持ちがダークながらもジッとしてだけでは始まらないとも思い、いつものリュックにカッパを積め、地図を持って出掛けようと思った。
県内ツーの開始。目的地は海南市の「森林公園・雨の森」
…その前にいつものところで給油、と考え寄ってみるが満車。違うところへ…
…そして最近ツーの時にきてる温泉へ。。。貸切にならず…いつもがいつもと違う。ムムム…
目的地に行く前に、熊野古道の「御所の芝」ってところをみようと思った。
近辺に来たがわからん・・・
方向的には山の上にありそうで思わしき道がわからない。
「地蔵峰寺の近くって聞いたのですけど…」
人に尋ねるものの、わからない…との答えが多かった。本当に知らないのか?
なかにはおばあちゃんに聞いたが耳が遠く
「はぁ?そうですね~」…って尋ねてるのはオイラですが…
藤白神社の峠を登ったところって聞いた。バイクで行けるとの情報だが峠を歩くしかないのか?
藤白神社を目指すと知らずに行き過ぎた。
ひと際、違う建物…というか敷地。なんだろ?と思いのぞくと…
鈴木性の発祥の地とのこと。何でもないところだが思わず「へぇ~」
山本さん、田中さん、鈴木さん、…と馴染みある苗字ですがちなみに鈴木の苗字は全国第2位!…だそうですよ
幸か不幸か…ここはオイラの故郷!ではなかった。
オイラのルーツはどこにあるのだろう?
敷地内は無料で入れる。建物をみたが…ビックラするほどボロイ!
いくら復元あとでも、田舎でオイラのバァちゃんが住んでた建物よりもボロイ!
とはいえ時をさかのぼれば格式がある人が集い、当時は華やかだったのだろう。
史跡である。批判は避け感心をもってみてみる。
藤白神社
無宗教なので境内は関心をもたなかった。神社の中にいくつかの神社がある。
緑が多い。大木がひと際目についた。くすのきである。
いつも大木をみると感心する。
神社をでると近辺の人か?物珍しそうに見る。挨拶をすると笑顔で返してくれた。
「熊野古道を歩いているのですか?」…リュックを背負ってたからかな?
「あっ…イエ、バイクで回ってるなんちゃって野郎なんです(恥)。
御所の芝へ行くにはどこを通ったらいいですか?」
「…ややこしくてね。何て説明したらいいのやろう…、国道沿いにでて回って登るんやけど…、旦那やった詳しく説明できるんやけど…、ゴメンね」
いえ親切におおきに。やっぱり迷ったけど方角はあってたんや!なんで近辺の人が知らんかったのやろ?
「歩いたらどれくらいで着きます?」
「え?峠を登るの?…かなりあるよ?でもお兄さんなら速くいけるかな。だいたい30分程?」
往復一時間?
普通なら出直すか諦めてもよかったのだが、もはや一日を潰しても到達してやるねん!と変に意地が出てきた。
バイク道を走るより確実に歩いて到達してやろう。それに登山したい地への大いなる野望の一歩だ!歩く決意をした。
塔下王子ってところに目指すモノがあるらしい。有馬王子の墓もその途中である。
バイクで熊野古道を走れるところまで走る。(無視して先に進むと行き止まりである。)
標識もないが多分ここだ!…と思いここから歩く。
しかし…藤白神社からこの間も距離がある。30分で済まん感じ…
藤白坂(古道らしい道)
落ち葉や山の緑を楽しみながらの山道。
しかし、坂なのでしんどい。
きちんとしたウォーキングシューズがないと歩きにくい。
登ってると農道が見えたので頂上までバイクで行ける!と思い、引き返してバイクに戻る。先の道を走ったが行き止まり・・・
結局登りなおす
衰えていた心肺機能が活性化する。
息が上がりながらも土や落ち葉の適当なクッションが優しい感じがする。
途中で野の花が咲いているの眺める。
少し歩くと、金網というかフェンスと扉があって道に仕切りができていた。
そういえば車両でいくには大回りせねば行けないし…なんか集落かの境目なんだろうか?
関係なしに越えたけど・・・
史跡というのか遺跡というのか筆捨松と硯石というのがあった。
石は硯で使うにはデカっ!て感じ。
松は何か微妙~って感じ。
歴史の云われを知らないからおそらく無感動だったが、立ち止まって眺めた。
後半になると道には竹林があり、木漏れ日が道をスポットで照らして少し幻想的である。
この道では景色が一番「おっ!」と思わせた場所か。
かぐや姫の話を想像する。
と思いきや、目の前に小さな鳥が落ちてきて悶絶してた。
何かと格闘してたのやら?
どうしようか思案するもそのまま悶絶しながら谷に落ちていった・・・
なんだったのだろう?
行方を心配したが自然界の出来事(?)関与せず先を進む。
頂上らしきが見えてきた。
坂での所要時間は30分ほど。
まずまずな感じだな。
地蔵峰寺
着いた!
見渡すと住職はいてなさそう。
民家…まぁ農家に囲まれていた。なんか素朴な感じ。
喉の渇きがあり水分補給をしたかったが、自動販売機なんてない!
でもそれでいいとは思った。
御所の芝の看板が見えた。ようやくだ。
御所の芝
和歌浦から淡路島まで見渡せる景勝の地…とはいえ町は近代化で風景は歴史的な情緒を感じるものは何もなかった。
でも歩いて登ったからか満足感がある。
バイクでここまでパッときたらホンマ味気がないだろうな。
山登りって自分の足で歩いて到達して感じることが何よりの醍醐味なんだろうな…と感じた。
さて来た道を戻り、雨の森公園を目指す。
地図を見る限りそんなに遠くなさそうだ。
夕暮れまでいけるかな。
天気がすぐれないので夕日は望めそうにない
雨の森森林公園
グネグネした道を登る。公園といえば公園だけど人通りが少ない。
着いた時は人が誰もいなかった。
なんというかデートスポットだな。とはいえ交通の便は悪いぞ
展望台に登ると目の前にパノラマが広がる。建物が小さい!
全体に眺めが素晴らしく涙腺が少しゆるんだ。
景色をみて感動したのは久しぶり。
このツーリングは成功だ!
そして遠くは淡路島や四国も見える。
淡路島…もしかしたら本来そこに訪れていたかもしれなかった地。
今はここから眺めている。
しかしいつかは向こうの地からこちらを眺めている時にはどんな思いをしてるだろうかな?
もう一箇所見たいところがあったが日が持たず帰路につく。まぁこれは次の機会と楽しみにしよう。
最後に滝原温泉ほたるの湯に向かう。
途中、雨が降ってきて寄ろうかどうしようか悩んだが決意していく。
この機会を逃したら一年後になると思ったから。
実は温泉の名前の通り、ホタルが見れて今が時期だからだ。
温泉所はサウナやジェットバス、露天風呂もあり良かった。
入浴料も¥500。手ごろではなかろうか?と思えた。
雨の中での露天風呂もオツと感じれる。
疲れてた体が回復して温泉は良かったが、ホタルをどうなんだろう?
聞いてみると
「ピークも終盤ですね。もう終わりに近いです。昨日はすごかったけど今日はどうでしょう…」
…ちくしょうーやっぱり前日がよかったんや・・・雨なら見れんのかな?
「雨なら葉に隠れるので舞わないけど、小雨なら大丈夫と思いますよ。」
その言葉に期待してダム周辺まあで走り、ホタル銀座通りへ向かう。
シーズンからか、車で向かったりすれ違ったりとあいにくの天候なのに人が観受けられた。
それらしき近辺にくると、小さな明かりが舞っている。
エンジンを切ってライトを消すといてる、いてる…
車の明かりって必要がないなぁ…とこの時思った。
勝手だけど、鑑賞してたら車の明かりが邪魔をして雰囲気を壊す。
でもホタルからいえば、雰囲気だけでなく人間が環境を壊しているんだろうなぁ…
鑑賞している人を避け、もっと奥地にいくと…ホタルの乱舞!
話に聞いたホタル柱はなかったけどホタル乱舞ってこのことだな…と感じた。
ああ…すごいなぁ…と思えた。自分の服にもくっついて明かりを灯す。小さな感動。
今年最初で最後のホタル鑑賞。しばし魅入った。
そしてホンマに帰ろう…と思い、別の裏道を走るとそこも小さな明かりが飛んでる。車も人も全くいない…またエンジンを切って眺めた。ホタル街道ですね。
ライトとエンジンを消して走れないのが残念。勝手な言い分だな。
失敗も多いけど今回のツーリングは成功だな。
朝には気力を失っていたのに、取り戻せて回復できたのだから
…ただし、気力が戻っても体力が消耗してしまったのですがね
走行距離 250㎞
そして伊勢志摩に行かないか?とオファーもあった。
前日は天候がよく行楽日和だったのに・・・出掛ける気力を失って家にふさぎ込む。
晩には雨が降りもはや休日も無駄に終わる…と感じていたが、午前には雨が小降り。
カッパを着てまでツーリングする価値があるのか?とまで気持ちがダークながらもジッとしてだけでは始まらないとも思い、いつものリュックにカッパを積め、地図を持って出掛けようと思った。
県内ツーの開始。目的地は海南市の「森林公園・雨の森」
…その前にいつものところで給油、と考え寄ってみるが満車。違うところへ…
…そして最近ツーの時にきてる温泉へ。。。貸切にならず…いつもがいつもと違う。ムムム…
目的地に行く前に、熊野古道の「御所の芝」ってところをみようと思った。
近辺に来たがわからん・・・
方向的には山の上にありそうで思わしき道がわからない。
「地蔵峰寺の近くって聞いたのですけど…」
人に尋ねるものの、わからない…との答えが多かった。本当に知らないのか?
なかにはおばあちゃんに聞いたが耳が遠く
「はぁ?そうですね~」…って尋ねてるのはオイラですが…
藤白神社の峠を登ったところって聞いた。バイクで行けるとの情報だが峠を歩くしかないのか?
藤白神社を目指すと知らずに行き過ぎた。
ひと際、違う建物…というか敷地。なんだろ?と思いのぞくと…
鈴木性の発祥の地とのこと。何でもないところだが思わず「へぇ~」
山本さん、田中さん、鈴木さん、…と馴染みある苗字ですがちなみに鈴木の苗字は全国第2位!…だそうですよ
幸か不幸か…ここはオイラの故郷!ではなかった。
オイラのルーツはどこにあるのだろう?
敷地内は無料で入れる。建物をみたが…ビックラするほどボロイ!
いくら復元あとでも、田舎でオイラのバァちゃんが住んでた建物よりもボロイ!
とはいえ時をさかのぼれば格式がある人が集い、当時は華やかだったのだろう。
史跡である。批判は避け感心をもってみてみる。
藤白神社
無宗教なので境内は関心をもたなかった。神社の中にいくつかの神社がある。
緑が多い。大木がひと際目についた。くすのきである。
いつも大木をみると感心する。
神社をでると近辺の人か?物珍しそうに見る。挨拶をすると笑顔で返してくれた。
「熊野古道を歩いているのですか?」…リュックを背負ってたからかな?
「あっ…イエ、バイクで回ってるなんちゃって野郎なんです(恥)。
御所の芝へ行くにはどこを通ったらいいですか?」
「…ややこしくてね。何て説明したらいいのやろう…、国道沿いにでて回って登るんやけど…、旦那やった詳しく説明できるんやけど…、ゴメンね」
いえ親切におおきに。やっぱり迷ったけど方角はあってたんや!なんで近辺の人が知らんかったのやろ?
「歩いたらどれくらいで着きます?」
「え?峠を登るの?…かなりあるよ?でもお兄さんなら速くいけるかな。だいたい30分程?」
往復一時間?
普通なら出直すか諦めてもよかったのだが、もはや一日を潰しても到達してやるねん!と変に意地が出てきた。
バイク道を走るより確実に歩いて到達してやろう。それに登山したい地への大いなる野望の一歩だ!歩く決意をした。
塔下王子ってところに目指すモノがあるらしい。有馬王子の墓もその途中である。
バイクで熊野古道を走れるところまで走る。(無視して先に進むと行き止まりである。)
標識もないが多分ここだ!…と思いここから歩く。
しかし…藤白神社からこの間も距離がある。30分で済まん感じ…
藤白坂(古道らしい道)
落ち葉や山の緑を楽しみながらの山道。
しかし、坂なのでしんどい。
きちんとしたウォーキングシューズがないと歩きにくい。
登ってると農道が見えたので頂上までバイクで行ける!と思い、引き返してバイクに戻る。先の道を走ったが行き止まり・・・
結局登りなおす
衰えていた心肺機能が活性化する。
息が上がりながらも土や落ち葉の適当なクッションが優しい感じがする。
途中で野の花が咲いているの眺める。
少し歩くと、金網というかフェンスと扉があって道に仕切りができていた。
そういえば車両でいくには大回りせねば行けないし…なんか集落かの境目なんだろうか?
関係なしに越えたけど・・・
史跡というのか遺跡というのか筆捨松と硯石というのがあった。
石は硯で使うにはデカっ!て感じ。
松は何か微妙~って感じ。
歴史の云われを知らないからおそらく無感動だったが、立ち止まって眺めた。
後半になると道には竹林があり、木漏れ日が道をスポットで照らして少し幻想的である。
この道では景色が一番「おっ!」と思わせた場所か。
かぐや姫の話を想像する。
と思いきや、目の前に小さな鳥が落ちてきて悶絶してた。
何かと格闘してたのやら?
どうしようか思案するもそのまま悶絶しながら谷に落ちていった・・・
なんだったのだろう?
行方を心配したが自然界の出来事(?)関与せず先を進む。
頂上らしきが見えてきた。
坂での所要時間は30分ほど。
まずまずな感じだな。
地蔵峰寺
着いた!
見渡すと住職はいてなさそう。
民家…まぁ農家に囲まれていた。なんか素朴な感じ。
喉の渇きがあり水分補給をしたかったが、自動販売機なんてない!
でもそれでいいとは思った。
御所の芝の看板が見えた。ようやくだ。
御所の芝
和歌浦から淡路島まで見渡せる景勝の地…とはいえ町は近代化で風景は歴史的な情緒を感じるものは何もなかった。
でも歩いて登ったからか満足感がある。
バイクでここまでパッときたらホンマ味気がないだろうな。
山登りって自分の足で歩いて到達して感じることが何よりの醍醐味なんだろうな…と感じた。
さて来た道を戻り、雨の森公園を目指す。
地図を見る限りそんなに遠くなさそうだ。
夕暮れまでいけるかな。
天気がすぐれないので夕日は望めそうにない
雨の森森林公園
グネグネした道を登る。公園といえば公園だけど人通りが少ない。
着いた時は人が誰もいなかった。
なんというかデートスポットだな。とはいえ交通の便は悪いぞ
展望台に登ると目の前にパノラマが広がる。建物が小さい!
全体に眺めが素晴らしく涙腺が少しゆるんだ。
景色をみて感動したのは久しぶり。
このツーリングは成功だ!
そして遠くは淡路島や四国も見える。
淡路島…もしかしたら本来そこに訪れていたかもしれなかった地。
今はここから眺めている。
しかしいつかは向こうの地からこちらを眺めている時にはどんな思いをしてるだろうかな?
もう一箇所見たいところがあったが日が持たず帰路につく。まぁこれは次の機会と楽しみにしよう。
最後に滝原温泉ほたるの湯に向かう。
途中、雨が降ってきて寄ろうかどうしようか悩んだが決意していく。
この機会を逃したら一年後になると思ったから。
実は温泉の名前の通り、ホタルが見れて今が時期だからだ。
温泉所はサウナやジェットバス、露天風呂もあり良かった。
入浴料も¥500。手ごろではなかろうか?と思えた。
雨の中での露天風呂もオツと感じれる。
疲れてた体が回復して温泉は良かったが、ホタルをどうなんだろう?
聞いてみると
「ピークも終盤ですね。もう終わりに近いです。昨日はすごかったけど今日はどうでしょう…」
…ちくしょうーやっぱり前日がよかったんや・・・雨なら見れんのかな?
「雨なら葉に隠れるので舞わないけど、小雨なら大丈夫と思いますよ。」
その言葉に期待してダム周辺まあで走り、ホタル銀座通りへ向かう。
シーズンからか、車で向かったりすれ違ったりとあいにくの天候なのに人が観受けられた。
それらしき近辺にくると、小さな明かりが舞っている。
エンジンを切ってライトを消すといてる、いてる…
車の明かりって必要がないなぁ…とこの時思った。
勝手だけど、鑑賞してたら車の明かりが邪魔をして雰囲気を壊す。
でもホタルからいえば、雰囲気だけでなく人間が環境を壊しているんだろうなぁ…
鑑賞している人を避け、もっと奥地にいくと…ホタルの乱舞!
話に聞いたホタル柱はなかったけどホタル乱舞ってこのことだな…と感じた。
ああ…すごいなぁ…と思えた。自分の服にもくっついて明かりを灯す。小さな感動。
今年最初で最後のホタル鑑賞。しばし魅入った。
そしてホンマに帰ろう…と思い、別の裏道を走るとそこも小さな明かりが飛んでる。車も人も全くいない…またエンジンを切って眺めた。ホタル街道ですね。
ライトとエンジンを消して走れないのが残念。勝手な言い分だな。
失敗も多いけど今回のツーリングは成功だな。
朝には気力を失っていたのに、取り戻せて回復できたのだから
…ただし、気力が戻っても体力が消耗してしまったのですがね
走行距離 250㎞