祇園精舎

気の向くままの徒然日記

「ツーリング」 11月9日~後編~

2006年11月13日 | おでかけ
県道26号~
日本一のシンバクがある宝生院をすぎた。途中名水百選・湯船の水や千枚田もあったがそのまま見過ごした。そして途中に巨大な観音像がみえてきた。作った人ってすごいなぁ…


県道27号~
小豆島スカイライン。山の道で快適。斜陽になりながらも日が暖かく風が優しかった。樹林の中を走る。空気が良かった。ゆっくり走ったりアクセルを回したりと快適。最高!
銚子渓とお猿の国がありバイクを停めたものの寄らなかった。帰りに時間あれば寄ろうと考えた。


四方指展望台




寒霞渓の手前にあり寄ってみた。標高777m。縁起がいい?
展望台から風景を眺めた時、涙腺が緩んだ。胸の奥からグッとこみ上げてくる。岩・山・木・海・空・小さく見える町… 自然がすごくて感動してしまった。
自分では今回の旅で一番風景がよかったところ。写真では表現できない…



寒霞渓


旅の目的地に到達した!この時は観光客が多くみえた。




無病息災・交通安全等願いが叶う幸運の瓦投げ。・真ん中の輪に瓦を投げとおすと幸運が訪れるらしい。
8枚で¥200。願いを込めて投げてみた。狙い通りにいかない。1枚が輪にあたり粉々になって輪に通る。う~む…どういうことを暗示しているのやら?
七転八起?七転八倒?




山頂。ロープウェイが見える。せっかく来たのだから乗ってみよう。










ロープウェイ内からの景色はこんな感じ。紅葉は始まったばかり。岩がすごい。
この時はロープウェイは貸切状態。
降りると人と犬が迎えてくれた。一度ホームをでるともみじの風景とお猿が…おぉ~



山頂~ふもと間を歩いたら一時間はかかるらしい。表通りと裏通りの2種類の道があり渓谷のさまざまな姿を鑑賞できる。しかし日没まで時間がなく明かりもないところだからロープウェイにのり来た道を戻る。この時には観光客の姿はなかった。
展望台から風景を眺める。
自分の心の中にある想いがどうぞ成就できますように…と信仰心は皆無に近いけど手を合わせてしばし祈った。不思議だけど祈った。


銚子渓をみて大阪城残石記念公園をみて播磨灘を眺めながら戻ろうと思い来た道を引き返す。…が銚子渓をみるころは日没で何も見えないかもしれない。今からフェリーに乗ってもいいくらいだ。もうアカンな。帰る決意をした。



太陽の丘・平和の鐘


帰り道に最後の抵抗。よってみた。
ギリシャ神殿にお寺が合体したようで滑稽に感じた。
寄進で¥100。鐘を3回ならして世界平和を祈ろう…と看板があった。誰もいてないが素直に従おう。

「世界が平和でありますように!」   ゴーン…
「みんなが幸せでありますように!」   ゴーン…
「オイラにも幸せが訪れますように!」   ゴーン…

合掌。すると途中で抜いたディグリーに乗った人がやってきた。手をあげて挨拶。
お元気で!


小豆島ブルーライン




県道29号。峠でカーブの連続。ここが本日のサンライズポイント。
下りきったら草壁港で高松に行く。でも姫路のフェリーに乗るから道を半ばで戻り福田港へ


さよなら小豆島


フェリーに乗る。来た時と同じくビールを船内で飲んで仮眠したらすぐに姫路港に着いた。慣れてきたモノだ。
第二神明道路~阪神高速3号線~5号線~4号線~阪和道路で和歌山まで帰る。
神戸~泉佐野までの間って港都市で夜景がすごくきれいだ。自然ではみえない都会の風景に見惚れながら帰ってきた。車では感じれなかったのがここでも感じれた。
しかし最終時点で高速道路のチケットを落としてしまい降り場で書類を書かされてしまった… 今回は高速道路でヘマしてるな

旅が終わり帰ってきた。楽しかったが寒かった。が帰りの道は不思議と寒くなかった。なんでだろう?
旅はよかった。心は穏やかになった。

秋は始まっている。次はどこにいこうかな?と考えている。

走行距離 11/8~9 計672km

「ツーリング」 11月9日~前編~

2006年11月12日 | おでかけ
小豆島YHで一泊。穏やかでさわやかな朝をむかえた。
宿泊先の食堂で朝飯を食べる。ふと周りを見回すと角で先客?見たことのある姿。
すぐに友達になり一緒のテーブルで食事した。手作りで旨かった。


友人と宿の方にお礼をいって出立。宿の方は某ツーリング雑誌に載ってた人で雑誌のことを話したら照れくさそうに笑っていた。


マルキン醤油記念館




開園時間9:00ジャストに到着。まだ空いてなかったので隣の茶屋でしょう油ソフト(¥250)を購入。後味にほんのりとしょう油らしき味がする。くせが少しあるが自分は美味しいと思った。珍妙。開発した人ってすごいな
記念館は大人¥210で入館。昔ながらの醤油の作り方・歴史とか学べれる。興味は薄かったが木造の作りや規模に関心。お土産にミニ醤油(200ml程度)を1本くれたのでお得感があった。家の土産にしようっと

町通りは昔ながらの老舗からか年期がはいった木造の建物が並んで風情があった。
ヘルメットかぶっていても醤油のにおいと佃煮のにおいが漂う。
和歌山にも湯浅醤油で有名な場所があるが、広さではこちらが大きいかもしれない。



二十四の瞳映画村






二十四の瞳分教場


海岸線を走り、小さな港のところにあった。
分教場は手前にり、中はこじんまりとしている。木造でやさしい感じがする。
修学旅行生がちょうど来ていて、小さなグランドのブランコを漕いでいた。
机といすがすごく小さい… 自分が子供のころの記憶をたどる。少し懐かしい。戻れない時間に戻った気にさせてくれた。
映画村の中はコスモスが満開だ。その手前に川が流れていて海の魚がいた。看板の字が地方弁で笑った。エイも40cmほどの大きさが泳いでいたから驚いた。¥100でえびのえさをあげれる。魚に与えたがリアクションが少ないのですぐに飽きて残りのえさは知らない人にあげてこの地を離れる。

分教場では修学旅行生が多く見学にきてた。ブランコもやんやと乗っていた。騒がしいのか微笑ましいのか分らないけど落ち着かなかったけん
ストーカーと間違われたかなわんと思い、写真は控えた

途中でオリーブソフトを食べる。しょう油ソフトの味がインパクトがありすげて何も味が感じなかった。休憩した場所がしょう油のタルの中。
その後佃煮ソフトを発見したが胃がもたれていて断念。連続しては食えんものだ。





大角鼻


バイクを西南端まで走らせる。マップルみても何もないところだ。時間の無駄になるだろなぁと思いながらも足を運ぶ。小豆島一周したいとこの時思ったから。
ところどころ断崖を見下せる。峠で紅葉は少しあるがその他は何も無い。
景色の良さそうな場所に来た。だれもいないと思っていたが先客がいた!
親と同じ歳くらいの夫婦。挨拶したら返してくれた。灯台が近くにあって立入禁止だと教えてくれる。素直に従い、話をするとツアーで小豆島にきて二日目はレンターカーで散策しているという。車はツアー料金のためガソリン込みで¥1000といってた。安!
お互い小豆島のオススメは?と聞きあったが自分は周り始めたところで映画村としょう油しかいえなかったし、相手は寒霞渓という。愛知県からきたといってた。香嵐渓があるのになぁと思ったが口にせず他色々話をした。
やっぱり旅には一期一会があるからうれしい。別れ際に風ノ子島を背に写真を撮ってもらう。来て良かった

峠を越え通って来た道に戻ってきた。ここで昼食。讃岐うどんを食べる。しかしコシがあるものの味はハテナだった。本場は素麺なんやな。



小豆島オリーブ公園




オリーブとハーブのにおいが香ばしい。ギリシャをもモチーフにしているのか瀬戸内海がエーゲ海に早変わり?
ここでまず観光協会の人に声をかけられアンケートに答えてほしいとのこと。
香川県は何点?どこいかれましたか?どこいきますか?宿泊はいくら位?香川県に来られた理由は?何で知りましたか?
…しかし一番応え難いのは香川県の魅力は?SANUKI UDON?イヤイヤ来たばかりでわかりません。「自然」と答えましたがきちんとした答えは周って体験しないと答えれませんよね?

ここは道の駅、買い物や運動・ジムの施設と併合してお風呂も入れる。
風呂に入った。¥700円也 きれいすぎてスーパー銭湯みたい。
ミント風呂がいいにおいした。露天風呂に入った。
地元の人が途中で入ってきて挨拶したら話をしてきた。
「こんな時間から風呂は入っていい身分やね~」聞き取り方次第では失礼だけど普通に「今日は会社休みで観光で来てます」と答えた。
世間話をしているうちにしばし話に華が開き、土庄町から来たらしく自分もこれから行くところと言うとおススメスポットとかも色々教えてくれた。
「ちまたではエンジェルロードとかといってハイカラな言葉に今は言われてるけどその昔、潮が満ちてきて帰れなくなり泳いで帰ったわ。がははは!」という。
…干潮の時間だけ白い砂道が現れる神秘的なスポット。
他も雑誌に載っていないところや地味らしきところも親切に教えてくれた。でも時間的に見れないよなぁ
「土庄町に海が間近で見れる露天風呂あるけ。そこ行ってみ」といってタダ券をくれた。見ず知らずのオイラに何でそこまでしてくれるん?オッちゃんおおきに!

風呂あがりにオリーブの清涼飲料水を飲んだ。苦かった…



小豆島ふるさと村


ソウメンの天日干ししてた。そうめんを作る体験コーナーや機械の説明もあった。しょう油といいソウメンといい歴史と文化、技術と手間が感じる…
なめたらあかんぜよ!…といいながら深入りせず出てきた。



双子浦



昭和天皇も訪問されたらしい。名勝で干潮時には白い砂浜つながるとのこと。ここがエンジェルロード?地図でみるともう少し先だな。どちらにせよ満潮なので砂浜は見えなかった…



土渕海峡


土庄港と池田湾を結ぶ世界一狭い海峡。
バイクで数秒。歩いて数間歩で渡れる。でも世界一を経験すると達成感が湧き出る。
役場にいくと横断証明証を発行してくれるとのことなので発行してもらった。何か記念になるイベント的でうれしい。
一部¥100で本日3人目だった。前日には神奈川県から来た人で10部発行した人がいたけどそんなに仕入れてどうするのかしらん?



オリーブ温泉


大型ショッピングセンターに併設してた。普通で入ると¥800と高め。貰った券を使用。バスタオルとタオルまでついてきてラッキー♪
露天は貸切状態で至極優越。湯は塩っぱい。塀を越えたら狭い道が一本走っている。誰か通っていたら丸見え状態。しかも隣の女湯との仕切りも壁いっぱいにきているものの道路を越えてのぞきこむと見えそうな感じ。勇気がなかったので挑戦はしなかった…

長居はできない。ゆっくり入りたかったが志半ばであがった。するとオッちゃんが声かけてきた。
「えらい早くでるのぅ、高い金払ってるのならもっとゆっくり入りな」えらい親切にどうも…
「観光で来てて今日で帰るから時間がないねん。」そこから少し世間話。
…寒霞渓に行くといったら一時間内で行ける距離と言ってた。夕暮れの時間まで逆算すると間に合うが残された時間は少ない。大方は見たが小豆島一周は出来そうにない。行きたい場所に行けなかったでは後悔が残る。よし行こう!進路を寒霞渓に定める。
「気をつけてな」と声をかけてもらい、オッちゃんと手を振って別れた。

「ツーリング」 11月8日

2006年11月10日 | おでかけ
当初の目的通り紅葉を目的とし第一弾は小豆島・寒霞渓を目的とした。
母上は用事があるのでいけないという。内心ガッツポーズで喜ぶ。
しかし寒さが目立つ季節だ。防寒着がない中大丈夫だろうか?と心配になる。
薄着ながら5枚着こんで出立。「あんたそんな格好でいくの?」と言われるが確かに旅をなめているかもしれない… とりあえず近場を走って様子をみよう。
迷うことはない。♪燃え上がれ~燃え上がれ~燃え上がれ~ガン○ム~♪

湯浅御坊道路に乗り北上。高速道路ではやはり寒い。じわじわと体力が削られていくのがわかる。後は体力で勝負。しかし100㎞/hを超えた走行は寒さで死にそう…
「四輪の箱に乗っているキサマにはわかるまい!シロッコー!」と勝手に心でほざいて走る。
…吉備南で降りた。

県道159号


道をひたすら登ると山道になってくる。みかん畑がず~と続く。山も所々色づいてきていた。そして道も狭くなってきて山道になってくる。普通車では少し狭い。
写真には撮らなかったが山と林の世界を走れる。


鷲ヶ峰

コスモスパーク

和歌山朝日夕日百選の一つ


残念ながらここのコスモスの大方は散っていた。周囲は茶色だらけ所々気持ち程度に残っているだけで残るのはホンマ僅か…儚い
もう少し早く来たかった。10月は休みなく走れなかったもんなぁ…
しかし花がなく相殺しても景色は抜群に良かった。
有田市はもちろん海南市・和歌山市や遠くには淡路島がはっきりと見えた。有田川から紀ノ川までの全貌をパノラマで見渡せれる。いい場所だ。
これに一面がコスモスに染まった世界は絶対すごいはず。また来年訪れよう…

きれいな景色を見たら元気がでてきた。まだ行ける!進もう。第二目標を姫路に設定する。

そしてそのまま田舎の農道らしき道で下山…県道165号線から阪和自動車道路・下津から高速に乗り、途中、阪神高速道路4号湾岸線へ。
車では幾度となく乗ったことはあるがバイクでは初めて。通れるのかドキドキしたが普通の高速と同じように乗れた。安心。しかし料金は普通車と同じだったのが附に落ちない。
港都市の風景はこれまた味がある。
途中、5号線に乗り換えて西に走るが、途中の料金所でなぜか料金を払わず通過してしまう失態をしてしまう。しまった!一応止まった。丁度料金所通過口でティッシュ配っているオッちゃんが走ってきてくれ金を渡して笑い話で済んだからよかったけどさ…

阪神高速5号線をおり国道2号線を西に走るが渋滞で進まない!明石海峡大橋を見て明石焼きを食べようと思ってたが断念話にならないほどの遅行なので高速道路を使用。


国宝・姫路城(白鷺城)


天守閣から

姫山公園


今回も城巡りだな。世界遺産の一つと聞いていたし見たかった。去年は通過したが今年こそ来た。よし!やったぜぃ
思ったより時間を消費し陽が傾いてきてた。時間は少ない。中は広いと以前に聞いたので少し焦ってピッチをあげる。
以前福井でみた丸岡城より城の規模が大きい。中は木造の造りで六層からなっている。中は照明がなく斜陽の明かりで風情がある。瓦周辺には城主の家紋が組み込まれていて妙に関心した。城を支えている柱は所々に長年の月日でヒビが入っている。心柱は両手を回しても手が届かない太い幹だ。すごいなぁ…
平日の夕方なのに人は多い。中もそうだが周囲の公園も人で賑わう。老若男女、国籍問わず憩っている。紅葉も始まりいい感じだ。周囲の池には尺寸大の鯉がうようよしてたもののコイツ等は人懐こっくない。


さて閉城の時間に近づいたので離れる。気持ちは萎えてないので旅は続けれる。
小豆島へ行こう!と再決意しフェリー乗り場へ向かう。
時間も出発間際でタイミングよく乗れた。一度フェリーに乗った時がある。あの時は眺めていただけだったが今回経験が役に立った。難しいことではないけど感謝。
フェリーにのって未だ行ったことのない新天地へ!心が躍る。船内でビール飲んで仮眠したらあっという間に着いた。前回は興奮して寝るに寝れなかったのになぁ。

さて着いたら既に真っ暗。直ぐ宿に走る。暗い海岸沿いを走ると月が見える。妙に赤くて大きかったのが印象的。空を見上げると星が満天。町明かりも車も少ない。不安と高揚感が入り乱れた感覚。途中でコンビニを発見し「ここ逃したら他ないだろうなぁ」と思い食料を買う。実際買って正解だった。少し走ったら目的の宿に着いたから。
この時で小豆島は一日で回れると感触をつかんだのだが…この時は甘い考えだとは知る由もない。

宿に着いた時、物腰がやわらかくやさしいおばちゃんが迎えてくれた。笑顔が素敵だ。どうして見ず知らずの人でも優しく接せるのだろう?商売だからもあるが人柄だろうなぁ。憧れる。自分ももっと大きくなりたい…

さて風呂に入って落ち着いたものの、宿泊客は少なく皆部屋に篭っている状態。旅人と色々話をしたかったけど一人きり。リビングにある旅ノートを見ると色々なことを書いている。自分と同じ想いをしている人の記帳もあった。自分も足跡と想いを残そうと記帳した。
この場所で時間は違えど色々な人と交わっていると思ったら気持ちが温かくなったな。

さて明日は小豆島探索だ。どんなことがあるのだろうか、楽しみだ!
オイラの旅は…「まだ終わらんよ!」

初めまして…?

2006年11月09日 | おでかけ
小豆島オリーブYHで一泊。いい天気だ。日差しが眩しい。
朝飯も久々に和食。朝はパン食でないとアカンのだが外では食べれる。美味い!
おや?君はどこかで見たことあるぞ?
「やぁ、おはよう」
「しぇー」
朝から元気やね~
いいことありそう。