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アムゼで映画見ました。
原作は、昭和の文豪・井上靖が自らの人生、家族との実話を基につづった自伝的小説です。それを『クライマーズ・ハイ』の原田眞人監督が映画化しました。第35回モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリに輝き、第16回釜山国際映画祭のクロージング作品となり、その後も各国の映画祭で絶賛されてます。役所広司さん、樹木希林さんが親子を演じてます。
主演の役所広司さんは年を重ねるにつれて、だんだん味が出てくるスルメのような役者さんです。それにしても樹木希林の迫真の演技すごかったです。年季が入ったイタコのような怒気迫るものがありました。宮崎あおいちゃんはお日様のような明るさがありました。わさび田と海の風景が印象に残ります。
「家族だからこそ、言えないことがある。家族だからこそ、許せないことがある。それでもいつか想いは伝わる。ただ、愛し続けてさえいれば…」
親子の絆って切っても切れないものです。