【お口ぽかんの夏】
子どもの頃はよく扁桃腺炎で喉痛がり、辛そうにお口をぽかんと開けてました。
今夏は、猛暑。ハアハアと、あえぐように息して私のお口は全開。
酸素欲しさにまたぽかん。
涼を求めてため息ついてお口ぽかん。
仲間との夏の旅、美味しい名物さがし東京と京都に、お口パクパク。
その時、車中の私はおしゃべりで、お口ぽかん。
目的地に着くと、景色を眺めて、天を仰ぎお日様の木漏れ陽や高層建築天井など上を見上げて口ぽかんと感動しっぱなし。
動き回って、帰宅後は、疲れてうたた寝で口ぽかん。
深夜の本番も上むいて寝てるので口ぽかん。
冷房効き過ぎた夏のあそび場に孫たちを同伴し、長時間。
帰ろって言っても、まあだまだという返事。
動き回り楽しい子どもは冷えたって感じない。
ところが、少々冷えた私は鼻つまり、昼間も私の口は開いてぽかん。
夜になっても、私のお口はぽかん、ぽかん。
だのに、お泊りに来た孫たちの寝相を直そうと、夜中に起きて、子どもたちの口がしっかり締まっているのを発見し、遺伝しなくて良かったと、感心してまた、口ぽかん。
口が締まっていた方が、やっぱり賢そうに見えるのは、なぜなのかしら。
扁桃腺炎でぽかんとなった子と、中味は同じ頭なのに???
早く冬が来てほしい。寒さしのげば私だって、きっと、歯も口も締めて、賢そう。寒いから口もきゅっと締めて、両手をきゅっと重ね、きっと、もっと、賢そう。
♪♪夏ゆるみ、口元音頭 冬締まる♪♪
♪みんな光ってみんなE♪
たきいなみき
いつのまにか残暑も去るのでしょうか。
あっという間に、秋、冬と季節が巡りますね。