今月のエッセイのテーマ「窓を開ければ」について
真っ先に頭に浮かんだのは、
モーリス・センダックの『まどのそとのそのまたむこう』でした。
いろいろ考えを巡らしていたところ、
福島県いわき市にある絵本美術館「まどのそとのそのまたむこう」
を見つけました。
訪れたことのある方のブログに写真がたくさん載っています。
http://iris304.exblog.jp/20760684/
いわき幼稚園に併設された美術館だそうです。
すてきな名前の美術館ですね。
設計は建築家の安藤忠雄氏です。
幼稚園を開設された園長先生が思い描いた建物で、
目の前に広がる水平線があまりにもきれいなので、
センダックの美しい絵本が浮かんだのだそうです。
http://www.asally.co.jp/top/sally/this/kataru/2601/kataru2601.html
先ほどのブログの方が書かれていますが、
その窓から見渡せる景色は、震災後変わってしまったそうです。
水平線はそのままの姿でも、
あったはずの家々がなくなってしまったと。
変わるものと変わらないものがあることが切ないです。
そのことをエッセイにしてみようと悪戦苦闘中です。
それにしても、「まどのそとのそのまたむこう」がとても気になります。
この絵本はもう出版社には在庫がなく、図書館で借りてきました。
(M.H)