E表現研究所の「Eから始まる」

E表現研究所所員の、E生活やE活動を自由に語り合うサロンです。

紅テントの公演に感動

2016-06-25 23:45:40 | exciting(感動したことなど)

楽しみにしていた唐組の千秋楽も終わり、
すごいものを観たなあという感動が続いています。
本当によかったです。
ものすごく切なくて、
思い出すとまだ夢の中のようです。



当日は写真展もあって、
開場前から、人々が集まっていました。
整理番号順に並んでいるとき、
「状況劇場のころを思い出すよ」
古くからテント芝居を観てきた知人が言っていました。
私はその頃を知らないけれど、
芝居が観たくてワクワクしながら
興奮気味に集まって来る当時の人々も想像しました。



広々とした駿府城公園内で、
こんなにこじんまりした紅テントですが、
この中に100人以上の人が入るのですね。
私は後ろの方だったので、
たくさんの人の頭が行儀よく整列していて、
面白いなあと感心していました。
みんなどんな気持ちで始まりを待っているのだろう。
幕が上がる前だけれど、
もう始まっているんだなあなどと、
全体を観察している自分もすごく不思議で。

今回の2回の公演とも、たくさんのお客さんが入っていたようで、
また来年、来てくれたらいいなあと思っています。

演劇と言えば、劇場があってどんな作品を上演しようか企画するけれど、
「昔は、やりたい芝居があればテントを建てた。」
そのようなことを知人が言っていて、
芝居に情熱を注いで、役者さんたちが熱い思いをぶつけ合っていた
そんな時代に思いを馳せました。

唐組の皆さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました。

ほりかわ


先走って観てきました

2016-06-17 23:04:51 | 

楽しみにしていた、劇団唐組が静岡にやってきました。
42年ぶりなのだそうです。
駿府城公園の富士見広場に紅テントが立てられ、
緑の草地に紅色が映えて、抜けるような空の青がきれいでした。
この場所から富士山が見えます。(テントの向こう)



今日は前日の場当たり稽古とセットの確認をしていました。
私は舞台の本番はもちろん、舞台裏も大好きで、
吊るされたライトを見るだけでワクワクしてきます。
まだ客席になる部分は、いろいろな道具があったりして、
作業をするスタッフの方々(全員、出演者でもある)が
忙しく動き回る様子を見ながら、
みんなの手で作っていく楽しさ(苦しさ)と、
緊張感の中に取り込まれそうになり、
早くもじーんとしてしまいました。




5月から東京、大阪で公演していて、
この静岡が千秋楽となります。
「秘密の花園」
本番は明日と明後日、
6月18日㈯午後7時~
6月19日㈰午後7時~ 
チケットはまだあるそうで、当日券(3600円)も出ます。
チケットは、当日午後2時から整理券と引き換えるそうです。

注)蚊が出ます。虫よけ対策を。


唐十郎さん率いる劇団唐組。
テント芝居を続けて、今回で第57回目の公演です。
以前に東京で観たことがありますが、
あの紅テントが静岡にくるなんて、
とにかくこれを見逃すことはできない、
などと興奮しています。
いよいよです。明日からです。楽しみ過ぎます。

ほりかわ


ルーシー・リー展へ

2016-06-10 22:09:31 | exciting(感動したことなど)

少し前のことですが、
ルーシー・リー展へ行ってきました。
実は、陶芸家だということを知らなかったのですが、
チラシの器の写真のピンク色がとても気になっていて、
N所員に誘っていただいたので、楽しみに行ってきました。

 

没後20年、初期から晩年に至るまでの作品をたどりました。
どれも形も色も美しく、という表現しかできなくて・・・
とにかく、一瞬でとりこになってしまいました。
器の他に、陶器でボタンやアクセサリーも制作していて、
それらがとってもかわいくて、
鑑賞の後、 
手作りケーキと紅茶のお店マリアサンクで、
展覧会特別メニュー「ルーシー・リーのチョコレートケーキ」を
食べに行きました。

 

クッキーでできたピンク色のボタン。
展示されていたボタンとそっくり。
ちなみに、このチョコレートケーキは、
ルーシー・リーが客人にふるまったというケーキを再現しているそうです。
クルミの粉を使った彼女のオリジナルレシピを参考に、
ほのかな酸味のアプリコットジャムを加えてあるそうです。
おいしかったですよ。
コラボ企画なので、もう終わってしまいましたね。

食いしん坊な結末になりましたが、
とても素敵な作品に出合えて、心が洗われた思いです。

ほりかわ