楽しみにしていた唐組の千秋楽も終わり、
すごいものを観たなあという感動が続いています。
本当によかったです。
ものすごく切なくて、
思い出すとまだ夢の中のようです。
当日は写真展もあって、
開場前から、人々が集まっていました。
整理番号順に並んでいるとき、
「状況劇場のころを思い出すよ」
古くからテント芝居を観てきた知人が言っていました。
私はその頃を知らないけれど、
芝居が観たくてワクワクしながら
興奮気味に集まって来る当時の人々も想像しました。
広々とした駿府城公園内で、
こんなにこじんまりした紅テントですが、
この中に100人以上の人が入るのですね。
私は後ろの方だったので、
たくさんの人の頭が行儀よく整列していて、
面白いなあと感心していました。
みんなどんな気持ちで始まりを待っているのだろう。
幕が上がる前だけれど、
もう始まっているんだなあなどと、
全体を観察している自分もすごく不思議で。
今回の2回の公演とも、たくさんのお客さんが入っていたようで、
また来年、来てくれたらいいなあと思っています。
演劇と言えば、劇場があってどんな作品を上演しようか企画するけれど、
「昔は、やりたい芝居があればテントを建てた。」
そのようなことを知人が言っていて、
芝居に情熱を注いで、役者さんたちが熱い思いをぶつけ合っていた
そんな時代に思いを馳せました。
唐組の皆さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました。
ほりかわ
楽しみにしていた、劇団唐組が静岡にやってきました。
42年ぶりなのだそうです。
駿府城公園の富士見広場に紅テントが立てられ、
緑の草地に紅色が映えて、抜けるような空の青がきれいでした。
この場所から富士山が見えます。(テントの向こう)
今日は前日の場当たり稽古とセットの確認をしていました。
私は舞台の本番はもちろん、舞台裏も大好きで、
吊るされたライトを見るだけでワクワクしてきます。
まだ客席になる部分は、いろいろな道具があったりして、
作業をするスタッフの方々(全員、出演者でもある)が
忙しく動き回る様子を見ながら、
みんなの手で作っていく楽しさ(苦しさ)と、
緊張感の中に取り込まれそうになり、
早くもじーんとしてしまいました。
5月から東京、大阪で公演していて、
この静岡が千秋楽となります。
「秘密の花園」
本番は明日と明後日、
6月18日㈯午後7時~
6月19日㈰午後7時~
チケットはまだあるそうで、当日券(3600円)も出ます。
チケットは、当日午後2時から整理券と引き換えるそうです。
注)蚊が出ます。虫よけ対策を。
唐十郎さん率いる劇団唐組。
テント芝居を続けて、今回で第57回目の公演です。
以前に東京で観たことがありますが、
あの紅テントが静岡にくるなんて、
とにかくこれを見逃すことはできない、
などと興奮しています。
いよいよです。明日からです。楽しみ過ぎます。
ほりかわ
少し前のことですが、
ルーシー・リー展へ行ってきました。
実は、陶芸家だということを知らなかったのですが、
チラシの器の写真のピンク色がとても気になっていて、
N所員に誘っていただいたので、楽しみに行ってきました。
没後20年、初期から晩年に至るまでの作品をたどりました。
どれも形も色も美しく、という表現しかできなくて・・・
とにかく、一瞬でとりこになってしまいました。
器の他に、陶器でボタンやアクセサリーも制作していて、
それらがとってもかわいくて、
鑑賞の後、
手作りケーキと紅茶のお店マリアサンクで、
展覧会特別メニュー「ルーシー・リーのチョコレートケーキ」を
食べに行きました。
クッキーでできたピンク色のボタン。
展示されていたボタンとそっくり。
ちなみに、このチョコレートケーキは、
ルーシー・リーが客人にふるまったというケーキを再現しているそうです。
クルミの粉を使った彼女のオリジナルレシピを参考に、
ほのかな酸味のアプリコットジャムを加えてあるそうです。
おいしかったですよ。
コラボ企画なので、もう終わってしまいましたね。
食いしん坊な結末になりましたが、
とても素敵な作品に出合えて、心が洗われた思いです。
ほりかわ