嬉しいの一言。
「性犯罪検挙対策室」設置。やっと、その重要性が認められた。
恥ずかしいが微力でも頑張って長年「性教育」を声高に広めている私としては、「性教育クリエーター」と名付けられ、もう一歩前進して、社会の子どもたちの幸せのために何とか頑張ろうと、恥をかきながらやってきた。
そのエネルギーをくれたのは、私の最愛の夫の一言「好きなことしたらいいよ。性教育で恥かいても俺が守っているジャン。やんな!」だった。
当時思春期の子どもたちに異変が始まっていたから夫は心から応援してくれた。
それに、保健の授業の講師を勧めてくださった大学の恩師。
また、大学の附属中学の授業システム。保健の授業を、性教育中心にカリキュラムを組んだ私を温かく見ていてくださった学校の先生方と生徒さん。
ありがとう。すでに、ふた昔前のことだ。何もかもありがとう。
もうひとつ忘れてならないのは私の母校の先生方の、温かいセッティングがあった。その母校に何回もお話しに行った。
講演会のつど、母代りをしてくれる叔母たちが気持よく泊めてくれた。学校からすぐのところに家があった。おかげで講演を続けられた。瀬戸内海の静かな海に抱かれているような安心感を覚えた。おいしいものや懐かしいものを用意して待っていてくれた。
まずきっかけは母校の小学校での子どもの本の講演会だった。
次に、姫路城に抱かれた母校の中学校にもよばれ、近隣の小・中学校にまで招かれた。教育委員会に頼りになる後輩がいた。
後日、100周年開校記念のシンポジウムに招待された。
その時の講演内容は『学校100周年記念誌』に掲載された。
同級生が中心に編纂された立派な本に仕上がった。
気に入ってくれた地域のPTAの応援があり、また、もっと別の話を聞きたいと盛り上がった、そこで、母校から性教育の講演会を頼まれた。
嬉しかった。その時に、大勢の方々にお世話になった。
ある主任の先生が、性教育の時の肩書には前回の「子どもの本研究家」じゃ、内容にしっくりいかない、今一だからなんかないかと、言ってくださって、考えに考えたのが、「性教育クリエーター」だった。快諾してくださった。それ以来、使っている。名付け親は母校と思って大勢の応援団に囲まれているので勇気を出して表明している。
そのご恩は一生忘れてはいけない。
いつか故郷にも恩返しをしなくては・・・。そう思って生活している。
性教育と聞いた母代りの叔母は「姪が呼ばれるのは誇りやあ、性教育はちょっと恥ずかしいけどなあ、私らの年齢だと、みんな恥ずかしーて頭かかえる内容やわ、あんた。おほほほほ」と、上品に微笑む。その笑顔に何度助けられたかわからない。今年も丹波の特大サイズ黒豆用の大きな枝豆が届いた。「鯛の塩釜の浜焼き」も、恒例の珍味。
「揖保の糸」を箱で届けてくれる親戚もある。
自家製のいかなごのくぎ煮も別の叔母が生き甲斐のように毎年届けてくれる。
焼きアナゴは静岡のウナギとどっこいどっこいのおいしさで、兄弟や叔母からプレゼントされる。
どれも瀬戸内の味と温かい人柄が詰まっている。また、みんな他人のことを思いやれるゆとりがあるから元気だ。
昨今の社会状況や性病の罹患率から、将来の子供たちの幸せのために活動しようと20年前から、専門性を深め、静岡県の教育界や静岡県出版文化会「ファミリス」講師派遣のご理解もあって、講演活動にも力が入っている。
今回の「性犯罪検挙対策室」設置に、ジャンプするほど嬉しくなった。
ひとりでも、被害にあう女性や男性が減ることを、また、その被害者のご家族が苦しまないで済むよう願う。ニュースを聞いて暗くなる社会を何とかしようと行政の戦略として立ててくださったことに感謝。
やった~~~~!!!ウレピ~~~~~!!!
乾杯
TTT