【ナミキ絵本療法™️68回〜七夕に願う】
うだるような暑さの中、最近感動したお話をご紹介します。
暑い夏に招かれたある小学校のことです。
七夕の季節ですから、私は話の導入に使いたい絵本でした。
『おこだでませんように』くすのき しげのり作 石井聖岳絵 小学館刊
ところが、校長先生が参加者の皆様に私をご紹介くださるなかで、この絵本を持参され、絵本と滝井のプロフィールを話されました。
実は毎年入学式にご披露なさるようです。
ご立派な校長先生で私は尊敬してしまいました。
こういう感性のあるトップ校長なら、どんな親も安心して子どもを預けたくなります。こういう信頼関係が瞬時にできるのも、絵本の醍醐味です。
最近インターネットを見ていると、学校や先生に不信感や敵意を持っている書き込みがあります。不登校を経験した方に多いなあと感じます。
悲しいかな、そういう傾向の方々は、学校に対してだけではなく、他の所でも同じような感じ方をなさりやすいです。
ですから、せめて学校関係者は中でもとくに先生はもっと上手に心や本心を相手に伝えて欲しいです。
コミュニケーショの苦手な子どもさんや生徒さんにわかりやすく優しさを受け取って欲しいです。
この点この高山校長は絵本で上手に一発で伝えてくださっているようでした。
そういう先生が増えますように七夕にお願いします。
私が静岡大学教育学部附属中学校で保健の授業をしていた時代に初対面の生徒さんとの距離感をなくすために、いつも
『いない いないばあ』松谷みよ子作瀬川康雄え童心社刊
を使っていました。
力不足の私を絵本が助けてくれました。
なんせ、附属のお子さんたちは考える力が半端なくあり、なよっちい教育実習生の大学生は、大汗かき、タジタジでしたから。
私のような附属の講師陣は中心人物とは違い、ただの付属品扱いです。生徒さんになめられたら、授業崩壊し、すぐに辞めたくなりますから。
かと言って、理論武装する地頭も私にはなく、そうならば、赤ちゃんの真似をして、みんなと一緒に成長できたらいいなあって、私の特技の絵本を利用しながら、毎回楽しく授業をさせていただいていました。あの時代、ホンマに脂が乗っていましたわ。
時には、車を運転しながら、おむすびをほうばり水分補給し静岡大学へ表現の授業に向かっていました。私の場合、講座の対象者が様々なので、毎回新鮮な気分で取り組んでいました。
どちらの仕事も、恩師の一言
「滝井さん、授業やってね。上の方々にはきちんと話はつけてあるからね」
私は幸せ者です。この上もなく最高の名伯楽に出会いました。
齊藤千代子静岡大学名誉教授と出会ったからです。
話をもとに戻すと、この講座終了後、高山校長は
「附属小学校に勤務時代に、附属中学に性教育のいい先生が居ると聞いていたのですが、うわさの先生は滝井先生でしたか。今日一致しました。」
お褒めいただき、感謝した私でした。教師冥利につきます。
後日、静岡市生涯学習推進課人づくり事業推進係小酒井先生と大澤先生から、受講者の温かいアンケート結果が送付されてきました。ありがとうございました。
♪附属での 性と絵本が 一致した♪
♪みんな光ってみんなE♪
ナキ 滝井なみき