SPACのコンテンポラリーダンスを観てきました。
静岡芸術劇場には、屋内の劇場3つと野外劇場があります。
この野外劇場は日本平の山の中にあり、
舞台は茶畑や木々に囲まれています。
日曜日は昼過ぎから雨で、180分座って観続けることを諦めていました。
14時からの屋内の劇場で『春のめざめ』を観たあと、
知り合いの子が出演するミュージカルを観に行きましたが、
黒田育世さんのダンスがどうしても気になり、
日本平に車を飛ばしました。
すでに1時間ほど経過していましたが、当日券を買い求め、
雨の降る中、ビニールのかっぱを着て劇場へ。
暗闇の中に浮かび上がるダンサーたちが、
軽快だけれど切ない音楽に身を任せ躍っていました。
黒田育世さん率いるダンスカンパニー「BATIK」の
新作「おたる鳥を呼ぶ準備」
身体が滅んでも、その形跡がどこかで踊り継がれるという
生命の循環を表現したのだそうです。
舞台も客席も雨の中。
このダンスは雨のために作られたのではないかと感じました。
雨というシチュエーションを想定したような作品というのかな。
前日は雨ではなかったので、まったく違うものだったかもしれません。
最後に、黒田さんのソロ。
今度は観客は舞台に座り、
ダンサーは客席に作られた舞台で踊りました。
私たちは神々しいダンサーを見上げ、
ただ圧倒され、惹きこまれました。
素晴らしかったです。
芸術監督の宮城さんは、
「コンテンポラリーダンスを見上げることってないでしょう」
満足げに笑って、劇場を後にする私たちを見送って下さいました。
野外劇場は、開演のときは薄暮の中で、
次第に暗くなっていく舞台がまた魅力的です。
天気にも左右されますが、屋内の劇場と違って、
自然も背景になって幻想的な体験ができます。
機会があれば、訪れてみてください。
(M.H)
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粋ですね。
雨がさらに味付けをしてくれて、会場がしっとりした一体感で包まれ忘れられない鑑賞会になりましたね。
ありがとございました。
次回の準備はいかがですか?
進んでいますか?
気にかかっています。
連絡するのが遅くてごめんなさい。