【ナミキ絵本楽話™️27回〜『おもいやりの絵本』図鑑好きなお子様に & 情緒障害児にも】
さまざまな会場で、私は絵本講座をさせていただいてきました。
私が長年研究している『絵本療法』の分野に関連する質問をされる受講生のお母様にたびたびお会いします。
「図鑑ばかりを読みたがり、他のストーリー性のある物語に興味をなかなか示さないが、どうしたらいいか?」
会場で公の場で堂々と質問されるお母様が多いです。
しかし、中には、講座終了後に、深刻な表情で、涙ながらに、同じ質問をされるお母様がいらっしゃいます。
情緒学級や、その境界児で家庭教育に困っておられます。
お子様は、、凸凹があり、ある分野では天才肌の能力かもしれないと感じる分野を持っている子どもさんです。
が、お母様の説明によりますと、他の人の気持ちを察することが苦手で、他人の嫌がることを平気でしたり、言ったりすることが多々あるそうです。
お母様がおっしゃるには、低学年のときには、大人が介入しながら何とか過ごせるようですが、だんだんと大きくなるに従って毎日が大変になり、友達から理解してもらえず孤立するようです。
そういう場合、子どもの頃から他人の気持ちが理解でき他人の感情を想像でき、自分が人からされて嫌なことは人にしないということをしっかり経験させてあげたいですね。
この新刊『おもいやりの絵本』(金の星社刊)は、図鑑仕様になっていますので、凹凸のあるお子様にとって、お役に立ちますように、願っています。
でも、1日に一場面ずつ、味わって疑似体験してください。間違っても、一度にたくさん読まないでいただきたいです。
また、図鑑好きが、情緒障害児ではありません。
自閉症スペクトラム、情緒障害児は得てして、図鑑好きなお子様が、多いようです。
お話し会での、読み聞かせには、熟達した技術が必要ですね。
この絵本をどう読書運動して伝えたら良いのかしら?
読み聞かせ実践中の私たちが、悩む所と、意見が交わされました。
♪図鑑好き コミュ能力は おもいやり♪
♪みんな光ってみんなE♪
ナキ(滝井なみき)
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