フランスの劇作家モリエールの自伝です。
イギリスのシェークスピアと並ぶと言われています。
コメディフランセーズという国立劇場の基礎になったそうです。
この物語は、純粋な演劇青年が、売れない劇団のための資金稼ぎとして、ある金持ち商人に雇われます。
その商人の恋の策略のために演技の指導をし、筋書きを作るのです。
そのときにモリエール本人も恋に落ちるのですが、何かを成し遂げるために演技をつけて、うまくやろうとするところが滑稽でもあり、切なく悲しいものであったりします。
考えてみたら、劇作家や俳優は舞台の上で演じますが、日常でも私たちは、いろんな場面で、その時に応じて演技をしたり、うまくやろうと立ち回ったりします。
人は自分自身が人生の主役とも言います。滑稽であったり、切なかったりするのは、観ながら、自分の生活の中にも潜んでいると感じたからだと思いました。
このモリエールは、喜劇をやって売れるようになりますが、元々は悲劇をやって魂の叫びを表現したいと望んでいました。
ところが、ある女性に言われるのです。
「喜劇にも、悲劇の側面がある」と。
ただ笑えて面白い作品というわけではなく、笑いながらも、ホロっとしてしまう、そういうところに共感が持て、自分の人生に重なるのだと思います。
副題は「恋こそ喜劇」
人は恋すると、ちょっとおかしなことを、大真面目にやってしまう、そんな面白さも見所です。
後に、それを脚本に書き、発表して、売れるようになるのですが。
(M.H)
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もともと伝記や自伝ものは好きなので、今度こそ時間を作って観たいです☆
ここで、皆さんが教えてくださるから、映画を観なかった私も映画が凄く身近になりました。
ピエロと重なりますね。
大笑いの後の泣き顔。
心の奥に潜む悲しみをこらえながらも
表面的には、笑おうよ笑って御覧!
と、心のさけびが感じられますね。
20年以上も前のことですが・・・。
大きなピエロっを持ち歩いて、
みんな元気を出そうと言ってきました。
あれからみんな元気になったかなあ。
励まされては私はがんばれたんだけどなあ。あ・・・