緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

腹水のコントロール

2006年11月27日 | 医療
緩和ケア病棟に勤務していた頃、九州からいらっしゃった方がいました。すい臓がんで腹水が溜まっていたので飛行機でいらっしゃる前日2ℓ腹水穿刺と点滴を受けたようでした。数時間かかって病棟に到着された時、ぐったりとされ「抜く前ともう、同じ張り感です。」採血では、クレアチニンは3近くにあり、急性腎障害となっていました。 この病態は、次のことが考えられます。1)腹水は蛋白など栄養に富んでおり&n . . . 本文を読む
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