緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

人生の立ち位置を知ったとき

2008年07月12日 | つれづれ
「年を十分とったからとかではなくて、今、そのときだと感じるんです」名言だと思いました。生に固執せず、ありのままの自分の人生に、ただ、ただ感謝の内に、今、時が満ちたと言われました。50代とまだお若い。腫瘍の圧迫で食道の狭窄があり、肺病変の悪化も加わり、自宅に帰るにはぎりぎりという中、症状緩和がある程度できた時だったからこそ退院ということについて、話し合いたいと思いました。率直に尋ねました。病院という . . . 本文を読む
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