緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

桜の頃

2010年04月04日 | 医療
緩和ケアチームのタスクには、患者さんやその周りの方が抱える苦悩に、共に対処することという、大変難しい役割があります。これには、教科書やガイドラインがあるわけではありません。患者さんに向き合い、苦悩とはどのようなものなのか耳を傾け患者さんや周りの方の心の中で感じる慟哭に近づき一旦外に出て、医療スタッフとして何ができるか考えます。若い患者さんでした。強い呼吸困難感を生じていましたが、何とか乗り越えると . . . 本文を読む
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