緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

回診での一時

2016年01月24日 | 医療
患者さんが透き通ったように見える時があります。中道というか、どこにも力が入らず、ただ、時をそのまま刻まれる姿。 焦りも感じず、遠くを見るような視線。消え入るような最期を迎えられるその少し前のことが多いような。最近、回診のプレゼンを聞いたとき、何を短期目標にしているのかわからないと感じ、ベッドサイドに他のスタッフと足を運びました。身体所見を取り、一つ、課題を見つけ、さらに、たずねました。どんなこと . . . 本文を読む
コメント