前回の記事に記載したような乱用防止目的で開発された薬剤でオキシコドン/ナロキソン錠が海外では発売されています。これが、どうやら便秘が少ないらしいとわかってきました。
それを明らかにする目的でメタ分析されたレビューが公開されています。
Opioid-Induced Constipation Relief From Fixed-Ratio Combination Prolonged- . . . 本文を読む
ナルデメジンは、末梢性μ受容体遮断薬で、腸管のμ受容体をブロックすることでオピオイドの便秘を改善させます。実は、これよりずっと古い薬剤で、中枢性μ受容体遮断薬のナロキソンという薬剤がありました。いわゆるオピオイドが効きすぎた時、それを打ち消す効果があり、呼吸抑制などを生じた時に投与します。かなり以前のことになりますが、海外で、医療用麻薬の乱用が生じた国で、このナロキソンとオピオイドを合剤にしたもの . . . 本文を読む