以前、ここでもご紹介した疼痛緩和の本を、今、新しく書き換えています。
3年前に出版してから、徐放剤のモルヒネが2剤、オキシコドンの速放剤、鎮痛補助薬のガバロンが発売され、10%キシロカインが発売中止となりました。また、ケタラールはこの1月から麻薬指定となりました。
こんな動きの中、より繊細な薬剤の使い分けを盛り込んでいます。
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どう表現すれば伝わるか、四苦八苦です。
出版社の駒井さんは、20代のとても美人。
今回の新版を担当してくれています。
「先生、このイラストって、坐薬ですよね。デザイナーさんに聞かれたんですけど」
「そ~。肛門の中の坐薬」
「あっ。腸・・腸の断面の中に・・坐薬・だったんだ・」
「この線は、体の中ですか?」
「違う違う、ここからが門脈系で、ここは下大静脈系で・・・うんぬん、かんぬん」
私の手書きの拙い絵はとっても分かりにくかったようです。
文章も不安になってきました。
「ねえ、駒井さん。駒井さん読んで理解できる??
わかんないよね。こんな複雑なこと。一杯薬は出てくるし・・.」
駒井さんは、医療関係者ではありません。
3年前はいらっしゃらなかったので
医療出版業界も長くはないのではないかと思います。
「え~、分かりますよ。すごく分かりやすいですよ」
「ホント?」
そういえば、3年前の本の時、担当してくれていた方も
友人をがんで亡くしたけれど、もう少し早くこの本に出会っていたら
苦しい思いをさせないですんだのにって言ってくれていました。
駒井さん~、ちょっと嬉しい一言でした。
この間から、タイトルを旧本からちょっと変えようということにしていました。
大体決まっています。が・・
「じゃ、さぁ~。“駒井も分かる がん疼痛緩和”ってしようか。
で、“駒井”の次に参照マークつけて
駒井は医療者ではありませんって書いておくの」
「そりゃいいですね。
素人の私にも分かるなら
卒業したばかりの看護師さんやコメディカルさんだって
読めるってことですものね。
有賀先生って、おもしろ~い。」
この1年、私の事ではないことで
やりたいことをがまんして3割に留めざる終えず
向ける先のない感情を抱えていました。
年度末が近くなると失望との戦いでした。
2人でゲラゲラ笑って、また元気が出てきました。
くったくのない笑いの時間を共にしてくれた駒井さん
本当にありがとう!
感謝、感謝です!!
ケ・セラ・セラ (que sera sera)
なるようになる・・です。
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今日も、お付き合いくださりありがとう。明日も、来て下さいね。
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新しい本、出版を楽しみにしてます。
駒井さん、よかったね。
義姉が札○医大の疼痛緩和ケアチームの認定看護師でよく話す機会があるので、暇なうちにちょっと勉強させてもらおうと思いまして。
がん疼痛緩和ポケットリファレンス 第2版出たら教えてくださいね。