昨日から始まっている第3回日本緩和医療薬学会年会。
昨日は、朝一番のシンポジウムに参加させて頂きました。
シンポジウムのオーガナイズから関わらせていただいたのですが、
難治性疼痛の一つ
骨がん性疼痛にテーマをしぼり、
臨床から基礎まで3名の先生方に話して頂き
総合討論をしました。
客観的にみても、
とても、興味深く、
面白い内容だったと思います。
9時から打ち合わせを済ませて、
10分前に会場に入って・・・・
立ち見、立ち見、立ち見・・・・
その熱気たるや、スゴイものがありました。
薬剤師さん方が、どれほど熱心か
身をもって知ることができました。
フロアからの質問、意見がなかったのが、
ちょっと残念でしたが、
過渡期ならではなのかもしれません。
今日の市民公開講座も、楽しく参加させて頂きました。
痛みを伝える伝え方のコツ・・
伝わったかしら・・・
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緩和ケアを勉強したくてオーストラリアへ来て、そのすぐ後にこの緩和医療薬学会が発足されました。その当時は何故このタイミングなの…と学会へ参加できず、残念な思いをしたのを覚えています。薬剤師の間で緩和ケアは今一番hotな領域。私も日本へ帰国したら薬剤師として何ができるかもう一度じっくり考えたいと思っています。そして、もちろん学会へも参加したいです!
学会が大盛況なのも、そうした制度に向かっている方が多いことの表れなのでしょう。
帰国されたら、是非、海外の経験をいかしつつ、日本の緩和医療の推進に、どうぞ、お力添えください。
まあ!ブログを共通の話題にしてくださり、本当にありがとうございます。
他施設の方と繋がりができることも、学会の楽しみの一つですね。
見えないところで、そのような繋がりの一助となっていることを知り、表現できない嬉さを感じています。
コメントとして入れてくださり、心から感謝しています。
2年前にあのセミナー。色々な感情が交錯したレクチャーでした。
あの時のレクチャーの後の感想を聞き、私は、本当のところ、薬剤師さんのことは何もわかっていなかったと痛切に感じました。
よい思い出でもありますが・・
まず、医師へ相談するときのスタンスとして、全然出来ていないという見方は思考の外に置くことを心がけてください。
その上で、患者さんの腹部膨満感の病態をまずよく評価することです。
膨満感にも色々な病態で引き起こされていることがありますので、一律にこの治療をすればよくなるというものではありません。
文献もしかりです。病態評価がなされていなくて、治療だけを探しても症状緩和にはいきつきませんので。
今回は、患者さんの訴えをどうしてあげる事も出来ない自分への辛さもあり、その様な言い方になってしまいました。Nsからは、看護師としての立場から自分達のアセスメントを医師には伝え、より良い治療,ケアを提供出来るように意見交換の場を持ちたいと働きかけてはいますが、カンファレンスの場も持てていないのが現状です。
先生のほかのサイトも見させていただいて、先生方のいる様な病院だったら、私達の患者さんはもっと楽に前向きに、治療に取り組め、辛い思いもさせてしまう事は無かったんじゃないかと、思ってしまったんです。患者さんはたくさんいますが、その人の人生は一回なので、今 何か出来る事はないかと、強く思いすぎてしまいました。実際の緩和ケアの様子はみる事はできませんが、ブログやビデオを見させて頂いて、自分達の知識や経験の無さが 患者さんを苦しめる結果になっているのだとしたら、少しでも他の知識や経験のある方の意見を聞いて、取り入れていければと思ったのでメールさせて頂いた次第です。
自分の病院では行われていない治療やケア、サポート体制を実際に見たり聞いたりすると、それがなぜ自分の病院では出来ていないんだろうと、嫌になってしまう事が多いのですが、自分達を否定しすぎず、他を過大評価しすぎず、前向きに取り組んでいきます。
病態も話さないでアドバイスは出来ませんよね。当たり前ですね。長々とすみません。この度は、本当に失礼いたしました。勉強に励みます。
今年も興味あるプログラムが多く、分身の術が使いたい気分でした。
船堀の市民公開講座にも行きたかったのですが・・・。(なぜ別会場だったのでしょう?)
さて、私は昨年度から緩和ケア領域に関わりはじめた“緩和ケア2年生”なのですが、上のまきこさんの書き込みを見過ごすことができず、少しコメントさせて頂きます。
ちょうど昨年の私は、今のまきこさんと同じ思いでいっぱいでした。
毎日医師と戦っているような感じであり、亡くなる患者さんをみては無力感に打ちひしがれ、日々辛かったです。
私の場合、「薬物療法は完全ではない」ということと、「亡くならない人はいない」ということ、「自分が良かれと考えていることは、ひょっとしたら自己満足なのかもしれない」と考えて、一歩遠ざかって状況をみることで、「何とかしなくては」という焦燥感から脱却しました。
決して、患者さんを見捨てたり我慢させる訳ではありません。
今、夢中になってしまっているまきこさんにとっては、そんな冷たいことはできないとお思いになるかもしれませんが、これから先ずっと、たくさんの患者さんの最期をケアしていくためには、少しクールダウンすることも必要と思います。
力を抜いた状態で、医師と一緒に悩んで話し合うような姿勢をとると、状況は良いほうに変わってくると思います。
「教えてくれ」と言ってきているということは、医師も困っているはずです。
その困っているところに、優しくつけこむと効果的です。
医師とのコミュニケーションは、看護師さんと患者さんと共謀していろいろやってみました。
以前は、ろくに麻薬も出してもらえないような病棟だったのですが、患者さんとご家族には医師の訪室時に「痛いです・辛いです」と言ってもらい、看護師さんたちからは頻回に症状の辛い様子を報告してもらい、緩和ケアの本を見せつつ「ここにはこんな治療が載ってますが、どう思いますか~?」などと話しかけてみました。
劇的な効果は期待できませんが、少しずつ医師たちの行動は変化してきています。
私のいる病棟も消化器内科なので、腹満感の辛さを訴える患者さんは多くいます。
薬でうまくコントロールできない方もいますが、看護師さんに摘便や浣腸、温罨法をしてもらって「楽になったよ~」と話してくれる患者さんもいますよ。(白衣の天使には負けるなぁ~と思うことはしばしばあります)
まきこさん、ぜひ病院の薬剤師に声を掛けてください。
まともな薬剤師なら、力になってくれると思いますよ。
一緒に頑張りましょう。
長くなりましてすみません。おじゃましました。