ダム湖で、朝の散歩を済ませたら、今回の目的地 栃木県足尾町へ向かいます。
同じく122号を北上すると道は渡良瀬川沿いを走ります。新緑に紅葉の季節にもドライブはお勧め。
「通洞(つうどう)駅」のそばには「足尾銅山観光」という、閉鎖された足尾銅山を一部そのまま使った
テーマパークがあります。これが本日のメイン。駅からは徒歩約5分です。
駐車場は無料ですが、時には観光バスが押し寄せてきますのでご注意を。
日本最大の炭鉱・鉱山を含めての坑内観光施設。
大人 ¥800、中学生以下 ¥500で、9:00~16:30の開園時間。
さて、入園券を払って坑道探検へ ちょっと変わった乗り物が…
そう、鉱山に入山するためには2つの方法があります。
エレベーターで昇り降りする(地下深く行く場合に多い)手段と、写真のトロッコ(人車<じんしゃ等と呼ばれる>)に乗って行く手段です。
トロッコの場合は、坑道が横に長い場合に使われることが多く、足尾銅山もその一つです。
一応、時刻表があり時間が来ると乗客がいなくても発車しちゃいます。
これも、施設の一部ですから。駅?から発車すると急な下り坂に入ります。鉄道が御好きな方なら
レールの間に有るラックを見てピンと来るでしょう。そう、アプト式なんです。
えっと、ご存じない方へ
アプト式とは簡単に説明すると、急な坂道を安全確実に昇り降りするための手段で、車両にある歯
車を、レールの間に置いた「ラック」と呼ばれる歯車を平面上に伸ばしたような形の部分とかみ合
わせて走ります。
距離にして約20m程をゆっくり降りて行きます。坂を降りたところに駅がありましてそこで運転士が
降りちゃいました ? 何? ズボンからリモコンのような物を取り出し「ピッ」 おりょ~機関車が無
人で走りだした。今度はバック。坑道が狭いために機関車は入れないようです。
我々の乗った(二人っきりだったけど)トロッコはいよいよ、坑道へ。まもなく中にある駅に到着。
ここからは徒歩です。発車してから約2~3分の出来事だったでしょうか。トロッコの運賃は入園
料に含まれています。また内部ではお金を使うものはありません。
さて、行きましょう。
外は結構暑かったのですが、中はひんやり。天井からは今もしみだす地下水がぴちゃっと、落ちてきます。
でも絶対に飲んではいけませんよ。鉱物が溶け込んでいますから。
通路は整備されている方ですが、所々段差があるので気を付けましょう。壁はもろ岩石ですから要注意。
こちらは、通路の脇にある坑道の一部。足尾銅山の坑道は縦横無尽に作られてあり、全てを
つなげるとなんと、1400Kmもあるそうで 東京-博多間の新幹線の距離に相当します。
内部は歴史順に構成されていて、江戸時代から昭和までに分けられて人形が抗夫を務めています。
この人、誰かに似ていませんかぁ~。志村○○さんに。「だっふんだ
」言いながら運んでいたんでしょうね。
いや~ こんなところでタコさんに会えるとは。左側の人も誰かに似ているような気がするんですが…
なにせ、芸能界には詳しくないので。
手で岩を砕き、それを人間が背負って運ぶ。さすがに、悪代官らしき人は見かけませんでしたけど。
時代劇の見すぎか・・・
これは昭和の様子。他にも休憩の様子や「発破」の様子などあり、発破はボタンを押すと、音声が
流れて、奥にある回転灯が点灯し「3… 2… 1… 発破」 と聞こえると、ちゅど~ん
と爆破の音が聞こえます ちょっとたつと爆風が これ、結構はまります。
爆風まで再現されているんですから。「発破フェチ」の方にお勧め いるか、そんな人
所々に銅が壁面などに、顔を見せています。案内に従って進むと地上の光が・・・
出てきました。入った場所から20m位離れた別の坑道から。そして、日本の古銭や珍しい世界の
硬貨などが展示された所や、過去の銅山で使われた車両なども展示されています。
削岩機ファンの方には いないって言うのそんな人 削岩機の体験もできますよ。
「どががががががが」よろしく迫力の音と振動。ガンマニアの方ならマシンガンの疑似体験
にもなるかなぁ・・・
右の線路がある方が入り口、出口は左にあります。上の木の後ろにある建物が旧油力発電所の跡だそうです。
「油力?(ゆりょく)」油の力で発電?大正時代に作られた火力発電所だそうです。
外部は見学出来ますが、内部は非公開です。
さて、トロッコに乗って戻ろうか えっ
帰りは乗れない? どうやって戻るの?
線路を横断し、帰路専用通路を歩いて帰るんだそうな まあ、歩いても2分位ですから。
食事?ちゃんと有ります。軽食喫茶が開園と同時に開いて、地元の人の憩いの場として、お年寄り
達等がを楽しんでいます。ラーメンやスパゲティ、サンドイッチがいただけます。
私たちは、朝からラーメンを 値段は¥500位だったかな。結構いけました。
下には売店、名物は?… 「日光 結構漬」ん? そっか、隣は日光だっけ。
食べ物は、日光物がほとんど。銅の粒入りクッキーくら… 有るわけないでしょ。
銅山と言うからには、銅製品が多いですね。マグカップに、ビアカップ、たわし?
銅のたわしは、汚れが良く落ちて、光り輝くんだそうな。
10個も20個も買っていく人が結構いるんですよ と、お店の方。
そんなにいらんわい どないすんじゃ
おみやげに、お友達などに配るんだそうな はぁ~。
子供連れなら、2~3時間は過ごせます。喫茶と売店以外はお金は使いませんから親にもやさしい
時を過ごせるでしょう。
あと、通洞駅周辺に食事処が点在していますから観光マップを手に入れてください。
通洞駅で手に入れられます。
お隣の「足尾」駅にて。ポストがいいでしょう。古き昭和の田舎の駅と、昭和の古おやじ
ポーズもお決まりで… 絵にならん お粗末な最後で。
足尾駅には旧国鉄時代に作られたディーゼルカーと貨車が保存展示されていますが、ディーゼル
カーの内部はNPO法人の活動拠点ですから、通常は入れませんのでご注意を。
また足尾駅前には、食料品店が1軒あるだけ。列車の旅の方は要注意です。
ではまた、続編を 次回は?産業遺産編?