「憲法のごとき国家の基本法が、フィクションの上に眠り、もしくは死文化された場合に国家は危くなる。如何に理想を取り入れた立派な憲法でも、その国上下の構成員即ち国民が、これを日常の生活の上に活用して、身を以てこれを護るというのでなければ、憲法はいつの間にか眠ってしまう。昭和の動乱は、憲法の死文化にその原因があることは、日本の将来に対する大なる警告である」(重光葵「昭和の動乱」より)
先の戦争で外務大臣として奔走した重光葵ならではの言葉。その言葉は現代に向けられているかのようです。
先の戦争で外務大臣として奔走した重光葵ならではの言葉。その言葉は現代に向けられているかのようです。