興味深い本が出ました。少し高価な本ですが「幕府海軍の興亡」-幕末期における日本の海軍建設ーという本で著者は防衛省防衛研究所戦史研究センターの金澤裕之氏です。幕末期の海軍建設について幕臣勝海舟や勝海舟の援助をした伊勢の豪商竹川竹斎の資料も分析しながら詳しく述べられています。
明治維新以降にスポットがあてられ、明治の海軍は薩摩出身の東郷平八郎等が注目されますが、すでに幕末期に幕府海軍は海軍の認識から、咸臨丸の米国派遣、財政は人事などかなり練られて、とくに興味深いのは伊勢の豪商竹川竹斎が当時の日本を取り巻く国際情勢から「護国論」で洋式軍艦導入を幕府に主張して勝海舟も竹川竹斎から学び、その後の海軍建設に大きく役立てていることです。
来年は明治維新から150年、今、明治維新が見直される中、幕末期の幕府の体制について注目してみたいと思います。
明治維新以降にスポットがあてられ、明治の海軍は薩摩出身の東郷平八郎等が注目されますが、すでに幕末期に幕府海軍は海軍の認識から、咸臨丸の米国派遣、財政は人事などかなり練られて、とくに興味深いのは伊勢の豪商竹川竹斎が当時の日本を取り巻く国際情勢から「護国論」で洋式軍艦導入を幕府に主張して勝海舟も竹川竹斎から学び、その後の海軍建設に大きく役立てていることです。
来年は明治維新から150年、今、明治維新が見直される中、幕末期の幕府の体制について注目してみたいと思います。