今月の寺子屋江川塾のテーマは「遠山金四郎VS鳥居耀蔵」二人とも江戸後期の天保の改革当時の町奉行でした。二人にまつわる本を読み漁りながら準備を進めていますが、一般に歴史というと事象でとらえがちですが、人の動きを見ると江戸時代も現代も同じです。組織の中での出世争い、改革に保守に、仲間の協力から抵抗や嫉妬と様々な人間的な行動が見え隠れします。封建制度で生まれた家に左右すると言われますが、封建制度といえども譜代大名の老中への出世コースや旗本の町奉行への出世コースーそこに人間的な行動が見え隠れして、現代の官僚やサラリーマンの人間的な行動は同じです。よく江戸時代は泰平の世が260年続いたと言われます。戦後も戦争のない平和な時代?なのかーしかし長く続くとひずみも出てきて、江戸時代でいえば江戸幕府が始まって100年経過したくらいから改革が迫られ、享保の改革、寛政の改革、天保の改革と続き幕府崩壊の幕末へ進んでいきました。さて現代はどうでしょうー政治の世界でも改革が叫ばれて、しかし上手くいっているような気配はありません。やはり歴史は人が創るものーだから繰り返されるー今最も必要なのは歴史と哲学だとつくづく感じている今日この頃です。
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