境界に生きるー性分化疾患（毎日新聞）を読んで

今、毎日新聞が「境界に生きるー性分化疾患」という連載を載せています。性分化疾患とは、通常は男女どちらかで統一されている性器や性腺（卵巣・精巣）、染色体の性別がそれぞれあいまいだったり、一致せずに生まれてくる病気のことを言うそうです。連載ではこの疾患で実生活の中で苦しみ悩む人達の話が出てきます。学校生活、家庭生活、仕事など様々な生活場面で本人は生きづらさを感じ思い悩んでいます。
この連載を読んだとき、私はエイズ患者でも肝炎患者でも同じく病気であるがゆえに実生活の中で生きづらさを感じて生きている現実を思いました。なかなか人に理解してもらえない苦しみ、無理解から生まれる差別・偏見。これは他人事ではなく正に私たちの住んでいる社会に中で私達自身が生んでいる差別・偏見です。
生きづらい社会から生きやすい社会にするにはどうすればよいのでしょうか。その答えは私達自身の中にあるのだと思います。