先日喜ばしいニュースが目に入った。
米ワシントン大学の調査によれば世界188カ国の中で我が国の健康寿命(男性71.1歳、女性75.6歳)が世界第一位だそうだ。
世界の188カ国で健康寿命が全く同じ定義で統計が採れているのか些か覚束ない点もあるが取り敢えず乾杯だ。
これからは生命寿命よりも健康寿命を意識した社会作りが重要だと思う。
健康寿命を延ばすには何をしたらいいのだろうか。
バランスの取れた、あるいは各個体の体質に適合した食生活が第一だろう。
第二に継続的な運動である。
最近各自治体がラジオ体操やウォーキングなどを市民に推奨するプログラムが普及していると聞く。
後はストレス・フリーなのだが実はこれが一番心配だ。
日本は今国民のストレスの総和が高まりつつあるのではないかと気になっている。
貧富の格差拡大が進み気苦労ばかりが多い世の中はストレスが異常に増殖しやすい。
そしてストレスが健康寿命に与える影響は決して小さくないはずだ。
「健康寿命世界一」を手放しで喜んでいるわけにはとてもいかないと思うのである。