グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

障害者雇用水増し報告の続発に思う

2018年08月23日 | 日記
障害者雇用の実態が大きく揺らいでいる。
障害者雇用促進法では各企業や公的機関に対し一定割合の障害者雇用を義務付けているのだが多くの官庁や自治体で水増しをしていたというのである。
一部の報告にあったように糖尿病患者がそれだけで障害者としてカウントされていたと聞くともう呆れ返るほかない。
障害者雇用促進法の主旨は理解しながらも外見上何とか取り繕いたいというのが関係者の本心だろう。
残念ながら水増し行為は厚生労働省以外の大半の省庁で行われていた。
中には千人規模という事例も見つかったというからことは悪質である。
地方自治体でも水増し報告の公表が相次いでいる。
企業を監督・指導する立場のお役所がこんな体たらくではまるで示しがつかないではないか。
民間部門に対し指導・監督する以前にまず自らの姿勢を反省し懺悔し出直すべきだろう。
障害者雇用促進法は外形はあったが魂は入っていなかったということか。
それとも官庁を始めとする公的機関のモラル・ハザードここに極まれりということだろうか。