グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

台湾総統選における現職の圧勝に思う(その2)

2020年01月14日 | 国際政治
この度行われた台湾総統選は中国政府を距離を置く現職候補が過去最多得票で勝利したのだが勝利候補に祝意を表した日英米各国に今度は中国がクレームを入れたそうである。
気持ちは分からないでもないが余計なお世話である。(笑)
こんなことをやってもなんの足しにもならないだろう。
中国は台湾との付き合い方を根本から考え直したらいいと思う。
ついでに香港、新疆ウイグル、チベットなどもね。
とはいってもとても無理だろうなぁ。(笑)
それにしても我が国はその中国主席を今春国賓として招待するという。
台湾と中国、この両天秤はうまく説明がつくのかねぇ・・・。

台湾総統選における現職の圧勝に思う

2020年01月12日 | 国際政治
昨日行われた台湾総統選で対中強硬路線を掲げる現職候補が過去最多の得票で再選された。
これは好感囁かれているように香港での一連の騒動が影響したことは否めないと思う。
中国外交部は「絶対に独立は認めない」と強気の姿勢を崩していないが未だに香港の情勢が収まっていないので心中は穏やかではないだろう。
聞くところによると中国本土から台湾への観光客は激減しているとのことだ。
いうまでもなくビザ発給を制限して台湾経済を干上がらせる目論みのようだが果たしてこんな作戦で人心をコントロールできるのか、・・・?
中国の人権問題は世界中が注目してみている。
国家権力を背景にした力づくの民衆の弾圧は今や限界に達している。
中国は世界を相手にして「分断」を深めるか、あるいは多少でも譲歩し「融和」を目指すのか、分岐点に立たされているように思う。

イラン国軍の民間機誤爆に思う

2020年01月11日 | 政治
イラン国軍が対戦国でもないウクライナの民間機を誤爆し墜落させるという起きてはいけない事故が起きてしまった。
いくら米国から脅しがあったとはいえイランの行動はあまりにお粗末だ。
そのうえイランは米国の冒険主義があったため、と米国の責任に言及するなど全く話にならない。
イランは今回の誤爆・撃墜について100%の落ち度を認め謝罪と賠償に応じるべきである。
誤爆に関わった内部関係者の処分もなければ世界の世論は納得しないだろう。
それにしてもとんでもない事故に巻き込まれた遺族の心痛にはどう慰めたいいのか言葉も見つからない。
まさか我が国の自衛隊にはこんな無様な失態はないだろうね・・・。
いやむしろ被害者になる恐れがあるということかもしれない。
折も折、自衛隊機の中東派遣が実行された。
被害者でもない、加害者でもない、何事もないことをただひたすら願うのみだ。

米国・イラン間の奇妙な平穏に思う

2020年01月10日 | 国際政治
米国のイラン革命防衛隊幹部殺害事件が発生した際には誰もが相当の報復合戦を予想、中には第3次世界大戦にすら言及したメディアもあったようだがここにきて何故か平穏状態が続いている。
平穏状態はそれはそれでいいのだが本当にこれで済むのか気になってしまう。
イランのナンバー2だか、ナンバー3が狙い撃ちされそのお返しが米軍基地とはいえ無人の航空機格納庫のミサイル爆破ではいささかバランスを欠く。
しかも米国側には事前通告があったということのようだから米国側の被害は軽微なものだった。
これでイラン側のあの怒涛のような国民感情を鎮められるのか、・・・大丈夫かねぇ?
米国側も軍事的反撃は見送るようなそぶりだが双方とも結構大人の対応だねぇ。(笑)
イラン関連施設52か所だの攻撃目標300か所なんて数字はどこかに行ってしまった。
このまま収まればこれはこれで結構なのだが米国側は依然「経済制裁」は続行するとしている。
ということはまだまだ予断を許さないということだ。
ところで我が国の首相は予定通り明日から中東歴訪を決行するようだ。
状勢が許せばイランにも行って仲裁活動を展開したらどうだろう。

IR関連事業者による贈賄事件に思う

2020年01月07日 | 社会
中国のIR関連事業者の贈賄容疑が波紋を広げている。
17年に総額2000万円以上を日本に持ち込み関係先に配ったと供述しているがこれは事実なのだろう。
ところが受け取った側はその多くが「知らぬ存ぜぬ」を通している。
たしかにあったことを証明することは可能だがなかったことを証明することは難しい。
という訳で疑惑は依然残ったままだが昨日中国企業側が配布先として名前を挙げた一人の国会議員が受領していたことを明らかにした。
単なる陣中見舞いとしてこの事実を軽視していたようだが所属政党の代表者は「直ちに議員辞職すべきだ」と手厳しい。
これで党内に留まることは言うに及ばず議員生命すら危ぶまれる事態に陥った。
今から遅いが政治資金規正法にキチンと準ずるべきだった。
既に逮捕されている議員は別にしてほかに名前を上がって議員たちは生きている心地がしないだろう。
もし身に覚えがあるのなら一日も早く名乗り出て説明責任を果たしたらいい。
もし潔白だというのなら当該業者に訴えて件の供述を修正させたらいいのだがそれはできないのかな?
「灰色議員」の汚名も結構重いと思うのだがどうだろう。

米大統領の殺害指令に思う

2020年01月05日 | 国際政治
イラン防衛隊の幹部が米国の空爆により落命したがこれが米大統領の明確な殺害指令によるものと聞いて聊か驚いた。
たしかに米大使館襲撃などの罪状の疑いがあるにせよIS(イスラム国)ビン・ラディン指導者の時のような世界各国からの理解は得られそうもない。
いくら米大統領が「戦争を行う意思はない」と言ってもそんな道理が通るはずがない。
当然ながらイランはいくつかの報復措置実行を明らかにしている。
ここまでくれば間違いなく報復合戦が待っているだけである。
やれやれ・・・、嘆息あるのみだ。
いつのころだったか、米国が世界の警察官であることを放棄した。
そのころから途端に世界はおかしくなってきたように思う。
「重し」がなくなったどころか、米国自身がある種の犯罪に手を染めるようになった。
我が国の首相が中東訪問に意欲を示しているようだが仲裁者の大役を果たせるかどうか・・・、もし米・イラン両国を平穏に落ち着かせることが出来ればその外交手腕はまさに称賛に値する。
ノーベル平和賞受賞も間違いないだろう・・・、まぁそんなことはどうでもいいことだが。(笑)


日産自・元会長の国外無断脱出に思う

2020年01月03日 | 社会
保釈中の日産自動車・ゴーン元会長が自らベイルートにいることを明らかにした。
この3ケ日で最大のニュースである。
それにしても元会長は国内に留まりかつ所在地を常に明確にしておくことが保釈のための条件だったことは顧問弁護士から聞かされていたハズだから明らかに確信犯である。
何でも外務副大臣とかが昨年暮れにレバノンを訪問した際に先方から身柄の移送について打診があったそうだからこの無断脱出は間違いなく組織ぐるみであろう。
いずれにせよ元会長は日本で裁かれることを拒否しており日本に再入国することは毫も考えていないと思う。
事の解決はICPOとレバノン政府の交渉に委ねられた。
元会長は金銭面では何の心配もないだろうからレバノン国内でどんな抵抗や世論があろうとも同国内で生きていくことになるだろう。
もしかしたら国際的に「犯罪者」の汚名を負ったまま生活していくことになる。
こんなことなら日本で然るべき裁きを受け実刑を忌避する方法のほうがよかったのではないかと思ってしまうが本人はどう考えているのだろう。

箱根駅伝戦国時代に思う

2020年01月02日 | 社会
明けましておめでとうございます。
令和初のお正月ですが如何お過ごしでしょうか。
今箱根駅伝のテレビ中継を見ながらこのブログを書いています。

箱根駅伝と言えば数年前の青学大ぶっちぎり優勝が印象に残っている。
何時だったか、出雲駅伝、大学駅伝も制覇し青学大一強時代を印象付けたものだった。
しかし青学大の黄金時代は長くは続かなかった。
こんなことは思ってもみなかった。
このところ青学大は出雲駅伝、大学駅伝も栄冠を逃している。
メディアで馴染みのある名物監督も今年は慎重な物言いである。
今年は復権できるかどうか、・・・今は3区でトップを激走中だ。
果たして箱根駅伝を奪冠できるだろうか、興味深く見ているところだ。
それにしてもこの世は諸行無常、驕れるもの久しからず、だ。