私立校・中高一貫校生専門アルファ
私立校・中高一貫校生専門アルファのブログ。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。






今週は何度も書いてきましたが、31日と9月の始業日までの
ロスタイムは計算しないようにしておかないと、
宿題が終わらず、休み明けのテスト対策にも間に合いません。


私立校・中高一貫校の宿命ともいえますが、
ウザいことに、成績に関わることは、全て『記録』されてしまい、
進級・進学の際に、証拠として提示されることになります。


その代わりに、きちんとやったという「記録」が残れば、
入試テストなく、そのまま進級・進学できるというものにもなります。


この夏休みの宿題、休み明けのテストもそうですが、
そういう意味では、皆さんがよく望む『目に見えない努力』を
評価していることになります。


高校入試に関しては、成績が若干の評価になりますが、
大学入試などでは、その人が何時間勉強して、どれだけ頑張ったか、
どれだけ真面目で、どれだけ将来のことを考えていたかなどは、評価されません。
テストの点数のみで評価されます。


いずれ大人になり、わかることではありますが、むしろ学生時代こそが、
学生の内だけが、“努力”をきちんとした評価してくれます。


そのことを知らずに、うるさく言われないことに甘えてばかりいると、
そのしっぺ返しは、大きなものとなって返ってきます。


もうすでに、そろそろ親御さんの雷が落ちかけているかもしれませんが、
来週一週間で宿題を終わらせていないと、それが31日になって発覚すると、
事件となって大事になります。


そうなると予言と言いますか、断言してきましたが、二学期の成績は、
もう上げることは難しいでしょう。


私立校・中高一貫校において、二学期前の夏休みの宿題、そして
休み明けのテストは、『二学期』の成績に含まれ、
その成績の半分とまではいかなくとも、1/3くらいを占めるものとなっています。


加えて二学期は部活動と学校行事と忙しく、授業を、宿題をサボり始めて、
平常点が下がり、授業で習うところは難しくなっていき、テストで点数が下がりとなって、
成績が下がります。


一学期の結果を真摯に受け止め、危機感を持った人だけが、成績を上げられますが、
その危機感というのは、二学期が始まる前、もうすでにこの夏休みから始まっていないと、
思いとは裏腹に、成績は下がってしまうことでしょう。


そんな分岐点に今、立っていると、自覚はなかなかできないと思いますが、
中学生、高校生にもなったら、少し考えてみて下さい。


3年生は、もうほぼほぼ決まってしまっていることでしょうから、
考える必要はありません。


もう取り返しはできませんので、一発逆転の受験に向けて、頑張って下さい。


その時、成績以上に、勉強で抜け落ちた知識の取り返しがいかに難しいかを
感じることでしょうが、それも私立校・中高一貫校における“厳しい”
自己責任となります。


全く受験を意識してこなかった方にとっては、まさに地獄のように感じることでしょうが、
うるさく言われない優しさに甘えてきたツケですので、甘んじてそれを受けるしかありません。


高校2年生までは、そんなことを微塵も考えないことでしょうが、
その考えていない結果が、どうなるか、気付いた時には遅かったとならないようにして下さい。


うるさく書いてきておりますが、特に昨今の私立校・中高一貫校では、
うるさく言わない代わりに、自己責任が重くのしかかるようになっています。


その時、たった一歩の差で、天国か地獄というような境界線を、
感じることになることでしょう。


毎年、各校各学年各クラスで、数名の方がそういう体験をしているということを、
肝に銘じておかないと、自分だけが『特別に』進級・進学“できない”となってしまいますので、
気をつけておいて下さい。


説教話が長くなりましたが、おそらくこの夏休みの宿題、休み明けのテストに関しても、
ふざけて出さない、点数を取らないという方が、何名か出てくると思いますが、
そういった同級生が、先輩が、後輩が、どういう運命を辿るのか、
明日はわが身と思って、よく見ておくことをオススメします。


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