 栄冠ゼミ (著)、330円(税込) 私立校・中高一貫校生の一学期中間テストの勉強の仕方を紹介
これは、受験で入学してくる外部生の方の中に多いのですが、
“最終的に”帳尻合わせ、つまり受験などのテストのように一発逆転のテストが、
私立校・中高一貫校においてもあると勘違いされて、中間テストを軽んじる傾向があります。
まぁ、各学期でのことでいえば、『期末テスト』=本番と考えて、
そこできちんと帳尻合わせをできるのであれば、“今学年”は問題ありません。
『各学期の成績』をきちんと規定に収めているのであれば、その学期内にある、
中間テスト、期末テストのいずれかで頑張るというスタイルで勉強を進めるのもいいでしょう。
しかし、『どちらも』点数を落としてしまい、『成績』を落としてしまったとなると、
事情が変わってきます。
中間テストと期末テストでの『成績点(平常点+二回の定期テスト)』における、
配点比率は各学校、さらには各教科の先生でも異なると思います。
例えば、ある教科においては、平常点が20%(20点)、中間テストの結果が30%(100点を取って30点)、
期末テストの結果が50%(100点を取って50点)の100点方式で、成績点40点以上を合格とするなど。
この場合、中間テストの結果は仮に100点を取っても、成績点においては、
30点分にしかなりませんので、『力試し』、あるいは『そこまで頑張らなくても』と思われても
仕方ないかもしれません。
しかしこの時、仮に100点を取れば、もうもうほぼほぼ今学期の成績は合格となったようなものとなります。
中間テストで100点を取るくらいなのですから、平常点も少なくとも半分以上は取れていることでしょう。
そうすれば、もうこの時点で成績点40点以上を取っていることになり、
期末テストは最悪0点近くの点数を取っても、合格となります。
逆にこの中間テストで、20点・30点などの点数を取った場合、どうなるでしょうか。
成績点は6~9点となり、平常点を半分以上取っていたとしても、成績点は十数点、
残り三十数点分を、期末テストで取るとなると、70点以上の素点が必要となります。
実際の比率はかなり細かく配点されることになると思いますが、ギリギリ合格できない方の多くは、
この中間テストでかなり低い点数を取っていることが多いです。
それでも期末テストの配点比率が高ければ、点数次第でなんとか合格となります。
今、こういった計算(世間的には打算でしょうか)をできない方が非常に多いです。
というよりも、与えられることが当たり前なのか、こういった情報も何となくでしか聞いておらず、
さらには、自分には関係ない、他人ごとのように考えている方が多いです。
昔は、何となくでも、『ヤバい』ボーダーラインを、打算でも出来た方が多かったです。
しかし、今は、『そんな打算』が格好悪いのか、そこまでするくらいなら、
別に進級・進学出来なくてもいいというのか、やらない、というよりも出来ない方が多いです
成績の付け方に関しては、すでに4月の段階で、各教科の先生がきちんと説明してくれていると
思いますが、もう一度、よく確認して、この中間テストを、本当に、力試しで、
そこまで頑張らなくてもで、済ませて良いものか、考え直して下さい。
4月からうるさく書いておりますが、この一学期中間テストは、最も点数が取りやすく、
点数を取る(貯金す)べきテストとなっております。
そうしたことを無視した言動、態度、姿勢を取ることは、
一回一回のテストの点数、成績によって、進級・進学が決まっていく
私立校・中高一貫校において、『罪』となります。
よく考えての行動をオススメします。
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