晩秋の木曽三川公園 - 2 岐阜
(北ゾーンを巡る)
晩秋の木曽三川公園 ー 1、 の続きです。
前回は、 南ゾーンと 北ゾーンの一部を紹介しました。
前回、 この画像を表示して終わりました。
そして、今回は その続きになります。
木曽三川を模写した地形
↓ 輪中の農家 、 ↓揖斐川(左)、 ↓木曽三川公園、 長良川↓(中)、 木曽川 ↓(右)、
↑ 揖斐川(左)、 長良川 ↑(中)、 木曽川 ↑(右)、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
上の画像の、 左上の建物が、 輪中の農家 です。
輪中の農家 、 は この地域の独特な環境から生まれた家屋です。
その いわれがこの石碑に書かれています。
輪中の農家
木曽川、長良川、揖斐川、が一緒に集まった この地域は、
昔から毎年の様に水害を受けました。
ここに住む人たちは、回りに堤防を造って水を防ぎました。
これを輪中堤と呼んでおります。
輪中堤があっても しばしば堤が切れて 水害を受けますので、
屋敷の一部を高く積み上げ、そこに水屋を作って日常生活に
必要な道具を入れました。
------------- 中略 --------------
昔の人たちが洪水に備えて、考えた生活の知恵をご覧いただき、
治水の大切なことを学び、川と人間とが共に歩んできた歴史を
偲んでみましょう。
-------------- 後略 --------------
(母家は 2mほど盛り上げられた場所に建てられています)
階段を上がって行くと、
旧家の 農家 と言う感じですね。
農家への 入り口と炊事場は、土間になっていて、
農繁期などは、わらじを脱がなくても、
家に入れて、食事も出来るように出来ています。
画面 中央の門を左に潜ると座敷前に出られます。
座敷前には、 水琴窟が作られています。
実際に聞いてみました。
水滴が 落ちる 音、 とても澄んだ音色です。
こちらでも聞く事が出来ます。
NHK 朝ドラ、「スカーレット」 の舞台、
信楽の里で生まれた、 幻の秘技 「水琴窟」
今では 色々なタイプの水琴窟が売られている様です。
更に 進むと 石垣が組まれた上に 水屋が建てられています。
母屋よりも、 3mほど高くなっています。
水屋には日常生活に必要な道具や、 米などの食料を入れて保存しました。
水屋 とは、大水害が発生しても、絶対に浸水しない、
高さに建てられた 物置風の建物です。
建物の中には、 上記の他に、 一時的に暮らせる場所も備えています。
(一番高い 屋根の部分)
また、 母屋の仏壇は、 水害時にロープで引き上げられて、
水害でダメージを受けない構造になっています。
(先祖を大事にする風習があった様です)
これらは洪水に備えて、考えられた生活の知恵なのです。
先般の 台風で、 河川の堤防が予期出来ない多数の 決壊がありました。
現代の家にも この様な様式の備えがあれば、
1週間以上も、 水屋で暮らせたのですが、、、。
北駐車場から入れる、 北エントランス 付近には、
アベリアの花、
9月末には 彼岸花も咲いていました。
北ゾーン の中央には、
ベンチの上には、太陽光発電の設備もあります。
太陽光発電の設備は、 4年ほど前に設置されました。
北ゾーン の 東側には、 家族で自由に遊べる芝生の広場や、
遊具などもあり、 休日には多くの家族ずれで賑わいます。
臨時 有料遊具も登場。
既存の遊具もあります。
撮り忘れた施設 = ホームページ より。
この遊具施設 付近には。
モミジバフウ(紅葉葉楓)、実が出来ていました。
夕日に浮かぶ、 モミジバフウ(紅葉葉楓)、
そろそろ、 帰りましょう。
11月 23日から 催される イルミネーション。
今年のスケジュール = 11月23日~年末。
これらの画像が ホームページ にありました。
年末までと 言わず、もっと長く開催して欲しいです。
入場 = 無料。
16時30分 点灯、 21時まで。
水琴窟の音
とても癒されますよネ。
下呂の玉龍寺で
経験したことがあります。
やうとこせ さん、こんばんは。
昔、旧家の庭に、水琴窟があり、
素敵な音色を聞かせてもらいました。
今は、こうした公園でしか見られません。
貴重な施設ですよね。
輪中が昔から洪水に悩まされた話は、学校で習いました。
そこの家にはこんな家工夫があったのですか。
母屋は2m、水屋はそこから3mも高い所に建てられていたのですね。
仏壇も上がるとはびっくりです。
台風で水害が起きたばかりの今、輪中の生活の工夫は身に沁みました…。
どこで聞いたのかは忘れちゃいましたが、確かにどこかで
聴いたことがあります♪
不思議な世界に引き込まれたような・・・
結構長い時間聞いたと思います^^
輪中の農家、本当に良いですね!
勉強になりました。
人間の知恵で3段階に分けられている住まいには感心します。特に、先祖を敬う風習には、水害からの脅威を守ってもらいたい願いも強く在ったと思います。
エジプトでは水害の度に肥沃な土が運ばれて来た歴史が在るのですが、このあたりはどうなんでしょう?
水琴窟、京都の名刹で何度か出会いました。
古い歴史を持つ、京都ならでは精神性の高い音に聞こえました。
身近にあるとつい忘れがちになります。生きてゆくには何よりも大切な水、上手に恩恵を受けましょう。
さざんか さん、こんばんは。
昔の輪中に暮らす人たちの 生活の知恵 は素晴らしいです。
ただ最近までは頻繁に起きなかったから、忘れ去られてました。
今年の大洪水を経験にして、地域ごとの対策が出来る事を願いたいです。
何十年に一度?。だからこそ対策が必要ですね。
現在、近くの 二級河川では堤防道路の改修工事が進んでいます。
でも、その内容を見ると「これで いいのか?」と思ってしまいます。
県や国の対策工事は、広範囲な為、「見て安心出来る?」といえる
頑丈な対策まで、あと一歩だと思えてなりません。
さこ さん、こんばんは。
水琴窟の音、一度 聴くと忘れませんね。
一滴の滴が 内部で反響して、澄んだ音色。
まるで、オルゴールを聴くのと似た感じにもなります。
輪中の農家の知恵、現代風に利用出来ると、良いですね!
少し土盛りをすれば、床下浸水は防げますね。
さこ さんの家は、高台の様ですから浸水は無いのかな?。
ran1005 さん、こんばんは。
地域に添った家屋の建て方。生活の知恵 ですね。
そして 先祖を敬う風習と、脅威から身を守ってもらいたい願い。
切実な願いだったと思われます。
エジプトの水害、収穫と毎日の生活に影響が無かったのでしょうか。
水琴窟の響き、なんとなく安らぎを覚えますね。
古き良き時代の「風情のある庭」だった様です。
のんこ さん、こんばんは。
お寺の水琴窟、静寂で神聖な雰囲気だったみたいですね。
とても良い音色、安らぎを覚えますね。
愛知、岐阜、三重、を流れる大河、
今は生活に欠かせない水資源となっています。
恩恵を受けても、被害を受けないようにしたいですね。