昔昔亭A太郎…『権兵衛狸』
昔昔亭桃之助…『垂乳根』
(橘ノ圓満休演)
昔昔亭健太郎…『松竹梅』
(昔々亭慎太郎休演)
ぴろき…「ギタレレ漫談」
三遊亭遊馬…『たがや』
(桂右團治休演)
三笑亭夢花…『反対俥』
(桂平治休演)
ボンボンブラザース…「曲芸」
桂南なん…『影清』
《お仲入り》
神田紅…『髪結新三 鰹のゆすり』
ナイツ…「漫才」
(宮田陽・昇休演)
三遊亭左遊…『応挙の幽霊』
三遊亭小圓右…『鮑のし』
(三笑亭茶楽休演)
北見マキ…「奇術」
桂歌春…『崇徳院』
本来なら歌丸師匠や鶴光師匠が出演の浅草演芸ホールに行きたかったのですが、夜に用事があり広小路亭へ。
こちらも歌春師匠がトリの上に夢花師匠や遊馬さんが代演で、私の心を激しく揺さぶりました!
開口一番はA太郎さん。おなじみのマクラにおなじみの噺ですが、いかんせん客が悪い。
暇を潰しに来ているか、寝に来ているようなオヤジばかりで、クスリともしません。
続いて桃之助さん。「前が弟弟子。次が兄弟子。まるで“プチ一門会”」と言っても何の反応もなし。
重い空気は続きます。
弟弟子2人が討ち死にしたとあって健太郎さんがどう挑むか!?
20分という時間でしたが、返り討ちにあったようで・・・
こういう空気は、ぴろきさんには厳しいだろうなぁ…と思っていたら案の定。
やはりこの人は場内を暖めるというよりは、温まった空気をさらに沸かす方が合っているようで…。
あまりの反応のなさに、ぴろきさん。冷や汗は出るは、「明るく陽気に…」と歌いながらムセるは…。打ちひしがれて高座を下りて行きました。
誰がこの空気を変えるのか?
やはり遊馬さんでした!
二ツ目さんが真打の代演に出るのですから、実力はお墨付き。
夏を先取りする噺と遊馬さんの大きな声が、重苦しい空気を一掃させました
平治師匠の休演は残念ですが代演は夢花師匠!
20分の持ち時間のうち、「佐渡おけさ」に15分。もしやこのままかと思ったら「反対俥」を始めました。
ドラム缶を飛ぶのはもちろんのこと、半回転や1回転も見せ、しまいには宇宙まで行ってしまうというトンデモナイ噺でしたが、新真打の元気さをアピールした高座でした。
広い浅草と掛け持ちのボンボン先生。
寸法が違ってもやるネタに狂いはありません。
繁二郎先生が鼻テープで客席に下り、座椅子でちょっと足の裏を痛めてしまったようですが、いつもと変わらない芸に大満足でした!
この日の前座はA太郎さんでしたが、高座返しやめくりは初音さんが一人でやっていました。他の前座さんは浅草なのでしょうか?
南なん師匠は珍しい噺。盲目の人が主役なだけに滅多に聴ける噺ではありません。
これがまた泣かせる噺で、上野の清水さんへの願掛けが実って目が見えたくだりは感動しました。
食い付きは紅先生。「美人で若いのが食い付きを務める条件」だとか…
「大岡裁き 白子屋政談」の中からの読み物でした。
ナイツは「松井秀喜物語」。先日の浅草ではイチロー、今日が松井。
本当にマニアックな野球ネタで、私一人が大ウケだったかもしれません
左遊師匠は相変わらず抑揚のない、平坦な語り口ですが、ネタはこちらも珍しい幽霊噺。
この師匠はなかなか聴けない演目をかけて下さるのが特長ですね。
小圓右師匠はマクラの時の視点が気になります。
客席を見るわけでもなく、かといって色々見回すわけでもなく。
客席後方の、時計の辺りをジッと見ながら話すのが不思議な方です。
「鮑のし」は本来のサゲではないサゲ方。同じ噺でもいろんなサゲがあるものです。
マキ先生は高座と客席が近いためか、珍しくトークとお客さん参加型の奇術を見せて下さいました。
どんなに近くてもタネは絶対にわからない!
不思議です。
トリの歌春師匠は風邪をひいたらしく、ちょっと声が枯れていました。
それでもトリというだけあって、いつものマクラはなく、このネタ用のマクラから入りました。
若旦那の恋煩いから始まる熊さんの活躍ぶりが楽しく、しかも床屋36軒、湯屋18件回って、その全てで髭をあたり、湯に浸かったんでしょうから、熊さんの苦労は並大抵のものではなかったと思います。
その苦労が実って、晴れて大家になったのか?
今晩、ひたすら考えることとしましょう
歌春師匠、早くノドが良くなることをお祈り致します
昔昔亭桃之助…『垂乳根』
(橘ノ圓満休演)
昔昔亭健太郎…『松竹梅』
(昔々亭慎太郎休演)
ぴろき…「ギタレレ漫談」
三遊亭遊馬…『たがや』
(桂右團治休演)
三笑亭夢花…『反対俥』
(桂平治休演)
ボンボンブラザース…「曲芸」
桂南なん…『影清』
《お仲入り》
神田紅…『髪結新三 鰹のゆすり』
ナイツ…「漫才」
(宮田陽・昇休演)
三遊亭左遊…『応挙の幽霊』
三遊亭小圓右…『鮑のし』
(三笑亭茶楽休演)
北見マキ…「奇術」
桂歌春…『崇徳院』
本来なら歌丸師匠や鶴光師匠が出演の浅草演芸ホールに行きたかったのですが、夜に用事があり広小路亭へ。
こちらも歌春師匠がトリの上に夢花師匠や遊馬さんが代演で、私の心を激しく揺さぶりました!
開口一番はA太郎さん。おなじみのマクラにおなじみの噺ですが、いかんせん客が悪い。
暇を潰しに来ているか、寝に来ているようなオヤジばかりで、クスリともしません。
続いて桃之助さん。「前が弟弟子。次が兄弟子。まるで“プチ一門会”」と言っても何の反応もなし。
重い空気は続きます。
弟弟子2人が討ち死にしたとあって健太郎さんがどう挑むか!?
20分という時間でしたが、返り討ちにあったようで・・・
こういう空気は、ぴろきさんには厳しいだろうなぁ…と思っていたら案の定。
やはりこの人は場内を暖めるというよりは、温まった空気をさらに沸かす方が合っているようで…。
あまりの反応のなさに、ぴろきさん。冷や汗は出るは、「明るく陽気に…」と歌いながらムセるは…。打ちひしがれて高座を下りて行きました。
誰がこの空気を変えるのか?
やはり遊馬さんでした!
二ツ目さんが真打の代演に出るのですから、実力はお墨付き。
夏を先取りする噺と遊馬さんの大きな声が、重苦しい空気を一掃させました
平治師匠の休演は残念ですが代演は夢花師匠!
20分の持ち時間のうち、「佐渡おけさ」に15分。もしやこのままかと思ったら「反対俥」を始めました。
ドラム缶を飛ぶのはもちろんのこと、半回転や1回転も見せ、しまいには宇宙まで行ってしまうというトンデモナイ噺でしたが、新真打の元気さをアピールした高座でした。
広い浅草と掛け持ちのボンボン先生。
寸法が違ってもやるネタに狂いはありません。
繁二郎先生が鼻テープで客席に下り、座椅子でちょっと足の裏を痛めてしまったようですが、いつもと変わらない芸に大満足でした!
この日の前座はA太郎さんでしたが、高座返しやめくりは初音さんが一人でやっていました。他の前座さんは浅草なのでしょうか?
南なん師匠は珍しい噺。盲目の人が主役なだけに滅多に聴ける噺ではありません。
これがまた泣かせる噺で、上野の清水さんへの願掛けが実って目が見えたくだりは感動しました。
食い付きは紅先生。「美人で若いのが食い付きを務める条件」だとか…
「大岡裁き 白子屋政談」の中からの読み物でした。
ナイツは「松井秀喜物語」。先日の浅草ではイチロー、今日が松井。
本当にマニアックな野球ネタで、私一人が大ウケだったかもしれません
左遊師匠は相変わらず抑揚のない、平坦な語り口ですが、ネタはこちらも珍しい幽霊噺。
この師匠はなかなか聴けない演目をかけて下さるのが特長ですね。
小圓右師匠はマクラの時の視点が気になります。
客席を見るわけでもなく、かといって色々見回すわけでもなく。
客席後方の、時計の辺りをジッと見ながら話すのが不思議な方です。
「鮑のし」は本来のサゲではないサゲ方。同じ噺でもいろんなサゲがあるものです。
マキ先生は高座と客席が近いためか、珍しくトークとお客さん参加型の奇術を見せて下さいました。
どんなに近くてもタネは絶対にわからない!
不思議です。
トリの歌春師匠は風邪をひいたらしく、ちょっと声が枯れていました。
それでもトリというだけあって、いつものマクラはなく、このネタ用のマクラから入りました。
若旦那の恋煩いから始まる熊さんの活躍ぶりが楽しく、しかも床屋36軒、湯屋18件回って、その全てで髭をあたり、湯に浸かったんでしょうから、熊さんの苦労は並大抵のものではなかったと思います。
その苦労が実って、晴れて大家になったのか?
今晩、ひたすら考えることとしましょう
歌春師匠、早くノドが良くなることをお祈り致します