瀧川鯉八…『新聞記事』
桂ち太郎…『強情灸』
柳家小蝠…『あくび指南』
三遊亭遊雀…『七段目』
桂右團治…『豆や/かっぽれ(踊り)』
桂伸治…『片棒』
《お仲入り》
【真打昇進披露口上】
遊雀・右團治・快治改め文月・伸治
宮田陽・昇…「漫才」
桂文月…『死神』
映画を観るまでの間どこかで昼飯を食べようと思いましたが、銀座のメインストリートはどの店もビジネスマンが長蛇の列。
日本の中枢を支える方々の栄養補給タイムに、こんなヤクザな男がお邪魔をしても失礼かと思いファストフードを探しました。
銀座二丁目あたりに「吉野家」はあったのですが、四丁目付近には「松屋」はあっても「松屋」はない!
このままメシが食えないのか
と思っていたら数寄屋橋で「らんぷ亭」を発見
映画が終わり大急ぎで日本橋に引き返しました。
開口一番は鯉八さん。「新聞記事」も落ち着いて聴けるようになりました
続いてち太郎さんの「強情灸」もお客さんを乗せるに相応しい内容で
小蝠さんは最近よく聴く「あくび指南」。ただこの噺、私はどうも苦手でして・・・。
遊雀師匠は新真打が登場したら“待ってました!”の声をかけて欲しいと、掛け声の練習から。再登場して客席を笑いの渦に包みます。
「七段目」の若旦那と定吉の芝居の場面では、下座の成田みち子お姉さんが三味線を入れます。
「それよ、それ。それを待ってたのよ!もう一回最初からね」
三味線の音色が早くなると、
「まだ早いから!刀を抜いて切る時に!!」
色々と注文が多くみち子お姉さんも大変だったと思いますが、定吉が階段から落ちる場面では三笑亭夢吉さんが拍子木を叩いてより効果的な演出!
大爆笑の高座で、この噺を聴いただけでも木戸銭の元を取った感じです。
右團治師匠が弟弟子の披露目に華を添えます。
本当に嬉しそうな雰囲気が伝わってくる高座で、噺が終わった後は踊りを披露。
寄席の踊りはよく見ますが、右團治師匠は初めて拝見します。
助六師匠やとん馬師匠、竹丸師匠の「かっぽれ」とは違い、やはり女性らしい丸みのある(体型じゃないですよ
)踊りを堪能させていただきました。
もうホントにこの踊りを見たことで、お釣りをいただいた気分です
新宿・浅草・池袋と昇進披露興行は連日満員だったそうで、伸治師匠はやや空席のある場内を見て、
『なんかホッとしますねぇ』
実感がこもってました
ここでは書けないような文治師のエピソードを話しましたが、一つ大笑いしたのが、西武池袋線沿線の女子高生の間で「スーパーおじいさん」と話題になったこと。
「西武池袋線で、着物を着て、帽子をかぶって、杖をついているおじいさんを見ると幸せになれる」
というもの。
「明らかにウチの師匠ですよ!」
なんでもそのうちの一人が「スーパーおじいさん」のCDを見つけ、なけなしのお小遣いで買って聴いたら、チンプンカンプンの落語だったとか
「片棒」も三男までしっかり聴かせていただき、楽しそうにかつ嬉しそうに高座を下りました。
口上では二番目に挨拶をした右團治師匠が「隅から隅まで、ず、ず、ずいーっと」をやってしまい、伸治師匠が「話すことないよ
」
それでも
「ウィスキーボンボンを食べて酔ってしまい、その勢いで玉川スミさんの手を握ったら、スミさんも男が好きだから握り返した
」
という、ウソかマコトかわからない逸話を紹介し、三本締めで口上はお開きとなりました。
陽・昇さんは出てくるなり陽さんが「ご声援ありがとうございます」と土下座
ところがそのまま陽さんが頭を上げないのを見て、昇さんが
「オマエは(口上を)やんなくていいんだよ!」
文月師匠は何をかけてくるかと思ったら、『死神』でした。
緊張のためか、幾度となくつかえたり、いい間違える場面はありましたが、死神の不気味さがよく出ていて、どんどん噺に引き込まれていきました。
サゲも祝いの席らしく、男が死なない落とし方。
こういうサゲもあるのかと、文月師匠の持って行きかたにただただ感動するばかりでした。
文月師匠は派手さはないものの朴訥とした人柄は好感が持て、これからも微力ながら応援していきたいと強く感じた興行でした

桂ち太郎…『強情灸』

柳家小蝠…『あくび指南』

三遊亭遊雀…『七段目』
桂右團治…『豆や/かっぽれ(踊り)』
桂伸治…『片棒』
《お仲入り》
【真打昇進披露口上】
遊雀・右團治・快治改め文月・伸治
宮田陽・昇…「漫才」
桂文月…『死神』
映画を観るまでの間どこかで昼飯を食べようと思いましたが、銀座のメインストリートはどの店もビジネスマンが長蛇の列。
日本の中枢を支える方々の栄養補給タイムに、こんなヤクザな男がお邪魔をしても失礼かと思いファストフードを探しました。
銀座二丁目あたりに「吉野家」はあったのですが、四丁目付近には「松屋」はあっても「松屋」はない!

このままメシが食えないのか


映画が終わり大急ぎで日本橋に引き返しました。
開口一番は鯉八さん。「新聞記事」も落ち着いて聴けるようになりました

続いてち太郎さんの「強情灸」もお客さんを乗せるに相応しい内容で

小蝠さんは最近よく聴く「あくび指南」。ただこの噺、私はどうも苦手でして・・・。
遊雀師匠は新真打が登場したら“待ってました!”の声をかけて欲しいと、掛け声の練習から。再登場して客席を笑いの渦に包みます。
「七段目」の若旦那と定吉の芝居の場面では、下座の成田みち子お姉さんが三味線を入れます。
「それよ、それ。それを待ってたのよ!もう一回最初からね」
三味線の音色が早くなると、
「まだ早いから!刀を抜いて切る時に!!」
色々と注文が多くみち子お姉さんも大変だったと思いますが、定吉が階段から落ちる場面では三笑亭夢吉さんが拍子木を叩いてより効果的な演出!
大爆笑の高座で、この噺を聴いただけでも木戸銭の元を取った感じです。
右團治師匠が弟弟子の披露目に華を添えます。
本当に嬉しそうな雰囲気が伝わってくる高座で、噺が終わった後は踊りを披露。
寄席の踊りはよく見ますが、右團治師匠は初めて拝見します。
助六師匠やとん馬師匠、竹丸師匠の「かっぽれ」とは違い、やはり女性らしい丸みのある(体型じゃないですよ

もうホントにこの踊りを見たことで、お釣りをいただいた気分です

新宿・浅草・池袋と昇進披露興行は連日満員だったそうで、伸治師匠はやや空席のある場内を見て、
『なんかホッとしますねぇ』
実感がこもってました

ここでは書けないような文治師のエピソードを話しましたが、一つ大笑いしたのが、西武池袋線沿線の女子高生の間で「スーパーおじいさん」と話題になったこと。
「西武池袋線で、着物を着て、帽子をかぶって、杖をついているおじいさんを見ると幸せになれる」
というもの。
「明らかにウチの師匠ですよ!」
なんでもそのうちの一人が「スーパーおじいさん」のCDを見つけ、なけなしのお小遣いで買って聴いたら、チンプンカンプンの落語だったとか

「片棒」も三男までしっかり聴かせていただき、楽しそうにかつ嬉しそうに高座を下りました。
口上では二番目に挨拶をした右團治師匠が「隅から隅まで、ず、ず、ずいーっと」をやってしまい、伸治師匠が「話すことないよ

それでも
「ウィスキーボンボンを食べて酔ってしまい、その勢いで玉川スミさんの手を握ったら、スミさんも男が好きだから握り返した

という、ウソかマコトかわからない逸話を紹介し、三本締めで口上はお開きとなりました。
陽・昇さんは出てくるなり陽さんが「ご声援ありがとうございます」と土下座

ところがそのまま陽さんが頭を上げないのを見て、昇さんが
「オマエは(口上を)やんなくていいんだよ!」
文月師匠は何をかけてくるかと思ったら、『死神』でした。
緊張のためか、幾度となくつかえたり、いい間違える場面はありましたが、死神の不気味さがよく出ていて、どんどん噺に引き込まれていきました。
サゲも祝いの席らしく、男が死なない落とし方。
こういうサゲもあるのかと、文月師匠の持って行きかたにただただ感動するばかりでした。
文月師匠は派手さはないものの朴訥とした人柄は好感が持て、これからも微力ながら応援していきたいと強く感じた興行でした
