演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/06/13 末広亭・夜の部

2007-06-13 | 芸協定席見ブんログ
神田蘭…『真田幸村 大坂出陣』

神田ひまわり…『堀部安兵衛』

松乃家扇鶴…「俗曲」

三遊亭圓丸…『真田小僧』

三遊亭圓雀…『看板のピン』
(桂小文治順序変更)

東京丸・京平…「漫才」

桂富丸…『老稚園』

三遊亭圓輔…『抜け裏』

鏡味正二郎…「太神楽」

桂小文治…『酢豆腐』
(三遊亭圓雀順序変更)

三遊亭遊三…『火焔太鼓』

《お仲入り》

三遊亭遊馬…『転失気』

新山ひでや・やすこ…「漫才」

※橘ノ圓…休演

桂歌春…『前座時代の思い出』

北見マキ…「マジック」

三笑亭茶楽…『品川心中』


ひまわりさんが夜のサラ口に雷門花助さんとの交互出演。
予め末広亭に問い合わせると「⑫⑬⑮⑯⑱」が出番とのことで、満を持して出掛けました。
開演前、高座に釈台を置く音が聞こえ「もしや!」と思ったら、やはり前座は蘭さん。いきなり講談を2席聴けるのはラッキー
蘭さんも冒頭そのことを話し、今日の読み物は「真田幸村」。
入門して最初に教わるそうですが、張り扇を“パンパパンパン”と叩いての楽しい高座でした。

続いてひまわりさん。いつものように黒の紋付で凛々しい姿。
落語によく出て来る「左甚五郎」同様、金のない浪人を描いた『堀部安兵衛』ですが、どうして甚五郎といい安兵衛といい、金がなくても楽観して宿屋に泊まれるのでしょうか?
安兵衛の道場破りを明るく楽しく読み聞かせてくれました

扇鶴さんは最前列のオバサマに異様にウケていて、その姿が場内の爆笑を誘っていました。

ここまでは客数が少ないながらも順調に来ていましたが、圓丸師匠の女性の体脂肪の話から場内は微妙な雰囲気に…。
私が聞いても不快感を覚える内容で、なんでこんな話をマクラでするのかがわかりません。

ここから圓雀師、京丸・京平先生、富丸師、圓輔師と特に盛り上がりがないまま進んで行きます。

正二郎さんの「五階茶碗」で少し盛り返し、小文治師の「酢豆腐」や遊三師匠が仲トリで「火焔太鼓」をかけましたが、時間を追うごとに客数が減り寂寥感は否めません。

休憩時に客数を数えたら30名ほどで、平日夜の現実を目の当たりにしました

食いつきは遊馬さんで「転失気」で、こちらは大きな声で明るい高座です

やすこさんは黒の着物が涼しげなんですが、いかんせん浅草ほどの爆発力がありません。新宿はオバサマが少ないので、共感を呼ばないのでしょうか?

本来なら圓師匠の出番ですが、流れてきた出囃子は「さわぎ」で歌春師匠登場。
今日は声のノリがイマイチのようで、内容も前座時代の思い出でした。

北見マキ先生のマジックの間も、私の心は「圓師匠はどうしたのかな?」。
見事なマジックを堪能しつつも、それが気になって仕方ありません。

そうこうしているうちにトリの茶楽師匠は「品川心中」。

結局、圓師匠が休演という形になり、プログラムより一人少ない番組となってしまました。
なんか釈然としない、腑に落ちないまま末広亭を後にしました
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする