68 アキレス腱断絶からの復活
腰痛再発
歩き出したら腰痛持ちは、再発すると言われていた。案の定だ。腰痛もアキレス腱も左サイドなのだ。2か月以上負荷をかけなかった足も腰も、びっくりして悲鳴をあげている。仕方ないこれも含めてリハビリだ。
西芳寺に行った。昨年の夏だ。
この寺は飛込では入れない。事前にはがきで申し込んだ上で指定された日時に行く。
こんな感じの許可証写経の時も
京都の西北、華厳寺(鈴虫寺)や桂離宮などがある辺りだ。桂川の支流である西芳寺川を渡る橋に衆妙門と言われる小さな入り口から入場する。庭園に直結する「総門」は川を隔てて眺めるだけになる。落ち着いた感じの本堂前の境内を横切り、受付でパンフレットなどを受け取り本堂内へ案内される。集合時間が決まっているので自由な行動は許されない。粛々と進む拝観者は、およそ50名ほどか。ここで写経や読経の「お勤め」を果たしてからでなければお目当ての庭園には行けない。
さすが世界遺産なのだ。当日は写経はなく読経することだけで許された。ありがたい「説教」もいただき、いよいよ庭園へ。
ざっとコースをたどると、大きな建物である「観音堂」の横から小さなくぐりを過ぎると、眼前に「心字池」が広がる。右に折れて左回りに巡る。「湘南亭茶室」を右手に見て一番東の端は「茶室潭北亭」。そこから本堂方向を眺めると、池の中島に「鎮守堂」が見える。中島は、「夕陽が島」と「朝日が島」の二つだが、その事で心の字の形になっていると言うがよくわからない。ドローンで見て見たいものだ。さらに北方向に歩くと、「向上関」という小さなくぐりを越すと、景色は一変する。「須弥岩組・枯山水石組・座禅石」と苔むしている見事な枯山水の庭園へと変わる。「指東庵」を頂上にして降りてくる。ゆっくり巡って30~40分ほどの見学だが、120種以上と言われる苔が醸し出す表情は豊かで、見るものを飽きさせない。
本当は一人で哲学的な気分で回りたいが、時間を決めて集団で見学をする昨今、観光気分でみんなで楽しく巡る。それも良いのではないでしょうか。むしろ雨の日がおすすめだ。(あらかじめ申し込むので天候は選べない。)