72 再びの京都
銀閣寺に行って来た。何度も行った。
金閣寺のような豪華さはないが、見どころの多い観光スポット。
入場チケットは、金閣も銀閣も、「お札」となっている。
金閣寺の方がちょっと大きい。
門をくぐると、有名な「銀閣寺垣」が続く。
京都には、垣根の組み方に特徴があるものは見逃さないようにしたい。
本阿弥光悦の光悦垣 参考
竜安寺垣 参考
金閣寺垣 参考
入ると早速、銀砂灘、右向こうに向月台。
いずれも、白河の砂が満月の光に生えて美しいと言うが、
向月台についてはその目的は不明。
左奥の手水は、銀閣寺型手水鉢。袈裟型手水鉢とも言われる。
そしてメインの銀閣。金閣寺は金箔が張られているが、銀閣にはその形跡すらない。
では、なぜ銀閣寺と言う?
①以前張っていたが剥げ落ちた。
②いずれ張ろうとしたが、義政の死去で日野富子に反対されて断念した。
③金閣に対比して、銀閣と言っただけ。
①は、科学的検証の結果、その形跡はなかった。答えは今も分からない。
金閣は、舎利殿(お釈迦様の遺骨を納める)だが、銀閣は、観音殿で、二階の潮音閣に観音菩薩坐像が安置されている。
錦鏡池をはさんで建つ、東求堂も国宝。義政は、日野富子との確執から逃げてここを安住の場所とした。
庭を一巡して、砂の庭をもう一度眺めて帰る。
帰りは、哲学の道を南下して、南禅寺まで行く。途中の名物「おめん」のつけそばが楽しみだ。