15番 六波羅蜜寺 蜜は密ではない。
壇蜜は、蜜。秘密は密。従って、密教は密。密室も密。ずっと同じ漢字を見ていると違う字に見えてくる。
どこか唐風の佇まい。
六波羅蜜とは、6つの波羅蜜だとか。波羅蜜とは、人が仏に至るために行う6つの修行を言う。
①布施②持戒③忍辱④精進⑤禅定⑥智慧 どこかで聞いた言葉だが?
この辺りが、平氏の拠点、六波羅探題のあった場所。
口から阿弥陀仏が出ている有名な「空也像」など寺宝は、別の場所に安置。
写真の左は、銭洗い弁天。前の井戸水でお金を洗うとご利益があるという。
本堂内では、万燈会の設えがされていた。御本尊の前に多くの灯明を「大文字」に灯して先祖の霊を迎える。
御精霊(おしょうらい)さんと言う。
お盆明けの16日、五山の送り火であの世に送る。大文字の原点がここにある。
京都では、あらゆる行事で、先祖の霊と向かい合いそして、お送りする。
東大路に出て、清水から大谷御廟の賑わいを見ながら五条通を渡り、
智積院・妙法院を越えて7条通り、蓮華王院(三十三間堂)へ向かう。
途中、五条大橋に寄り道。扇塚を確認する。
ここは扇発祥の地とされる。平の敦盛の妻、蓮華王尼が、平時宗御影堂で扇を作り始めたのがここ。
その後多くの扇職人が集った。現在も「御影堂扇」として残る。
御影堂、「みえいどう」と読む。知恩院も「みえいどう」、本願寺だけ「ごえいどう」と読む。役に立たない情報でした。
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