二日ほどPCが故障していて更新できなかった。
その間、さらに高嶺の花役員の部下が、会社から注意を受ける事件があった。
スモン石鹸の社員は、外出中も制服の着用が義務付けられている。礼儀・礼節を守る高嶺の花の部下として失態だった。
しかし、他の営業部屋の役員からの叱責は、憶測を呼んだ。孤立する高根の花に対する嫌味ともとれる事件だ。
こんな姿で出歩いたの?
そして、遂に高嶺の花の「改革案」が、明らかになった。驚くその中身は?
①子会社で、第二スモン石鹸の創設
②メインアドバイザーに松居一代氏を迎え「スモンシャンプー(松居の泡)」の発売
③会社の方針は、「スモン石鹸営業の原点回帰」
以上の3点だった。これを認めれば良いが、認めない場合完全に離脱し別会社を創設するとまで書いてあった。
スモン石鹸の子会社を通じて新たな商品を開発し、販売スタイルを伝統的な正当な「お客様本位」に戻すと言うのだ。
驚きは、松居一代と組むことだ。キャッチフレーズは、「勝ち取ったよ、松居の泡。オカーチャンも使ってる。(涙)」である。
既に洗剤では実績がある。
世間は、大騒ぎになった。早々にスモン石鹸は、スモンの商標登録を無断で使用する事を禁ずる仮処分の訴えを起こした。
一方、マスコミは、高嶺の花の決断を称える民主派の評論家と、非難する池坊保子などの保守派の論客とに分かれた。
一般の人は、伝統的な固形のスモン石鹸に、シャンプーという新たな商品が加わることに期待が高まった。
しかも、女性の心を鷲づかみにした女傑、松居一代を起用したことに話題が集中した。
さらに文春のスクープに続き、新潮が新たな販売方針を記事にした。
その内容が、世間を驚かす事になる。
しかし、高嶺の花は依然として沈黙を続ける。続く。
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