スモン石鹸初場所の初日を楽しみにしながら、毘沙門堂に行って来た。
山科の駅前を東西に走る旧東海道を、北に曲がり1~2キロほど、
だらだら上り坂を行くと「毘沙門堂門跡」という石碑の前につく。
門跡とは、天皇に近い皇族が住職を務める寺院の事だ。
ここは、天台宗御五箇室門跡の一つだ。
紅葉のころの参道。
三千院(梶井門跡)、青蓮院(粟田御所)、妙法院、曼殊院(竹内門跡)、そして毘沙門堂だ。
三千院
青蓮院
妙法院
曼殊院
そして毘沙門堂。
由緒深いお寺で、元は御所の北隣にあった。今の相国寺辺りだ。正式には出雲寺という。
以前あったあたりに流れていた出雲川に因むというが、域内渡来人の出雲氏が原点とも思う。
今でも、下賀茂近くに出雲路橋という鴨川にかかる橋にその名を残す。
山号は、護法山。平等寺、尊重寺、そして護法寺が統合したお寺だからだ。
本尊は、天台宗、宗祖最澄が自ら彫った毘沙門天立像だ。完全秘仏である。
石段を上がったら大きな提灯にも毘沙門天。
神仏混淆の名残で、色彩は神社に似ている。
菊の御紋章が格式の高さを現わし、夢の文字は何か上品に見えた。
京都3名水の一つ、閼伽井。今でも水は出ている。折々の儀式に使うのだ。
建物内部は撮影不可だが、多くの襖絵や天井画があった。親切なのは、音声ガイダンス付きだった事、
パンフレットの画面に触れたら、そこから音声で解説してくれる。
円山応挙や宋・日本の水墨画の名作が直に鑑賞できた。逆遠近法などのトリック画は解説があってこそ理解できた。
幸い訪れる人はなく、帰るまで一人で静かに見学出来た。本堂の毘沙門天は秘仏だが、16年前にたった一度だけ公開された。
毘沙門天に因み、創建666年目?の虎の年だったのだ。
わずか数センチの小さな御本尊は、延暦寺根本中堂の本尊「薬師如来」の残材で彫られたらしい。
近くには、お盆の時の六地蔵巡りの一つ「徳林庵」がありその時は、多くの出店で賑わう。
そこには訪れた事がありながら毘沙門堂は今回初訪問だった。
まだまだ未知のお寺は多い。
明日からは、スモン石鹸初場所販売キャンペーンだ。白鳳はどうする?
新商品の「シャンプー松居の泡」の売れ行きは?高嶺の花の行動・発言や如何に??
続く
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます