おばけ
節分に普段とは違う格好(仮装)をして、厄払いを行う。
京都祇園の伝統行事だ。
花見小路辺りには、舞妓・芸子たちがいつものだらりの帯ではなく、様々な仮装をして行き交う。
宇治で豆まきを見た後、祇園花見小路に向かった。老舗の料亭を訪ねる。もちろん一見さんお断りだ。
わずかな伝手を頼りに、初参加。大広間に通される。コの字型に設えられた据え膳の末席につく。
隣に顔馴染みの方がいて助かる。その他も見たことのある人も何人かいる。
最後に上座中央の重鎮が、堂々と遅れて入室されて宴会が始まる。京都らしい薄味の前菜と熱燗をいただく。
登場した今年の「おばけ」は・・・・。
シャネルズ、だった。
終了後、ちゃんと三つ指ついて挨拶する女将。
単なる「黒いちいちゃいおっさん」だ。一般的には古典的装束が主流だが、初めての試みらしい。
面白かった。しかし、ハロゥインとの違いが分からない・・・・・・。(笑)
左は、グリコ森永の犯人に似ているが、すでに時効だ。
さすがに寒い京都の夜の町。外国人旅行者もちょっと少ない祇園の町を、そぞろ歩きしながら帰宅した。
来年は、筆者も「おばけ」になるぞ・・・・。
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