アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

852 あちゃこの京都日誌 渾身のブログ ③

2021-07-03 09:19:25 | 日記

③ さて、以上の観点からの皇位継承順位を考える。

まず、現在の継承順位の決まりは、

日本国憲法の

第2条 皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。と、あり、これを受けた皇室典範では、

 

第1条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。

第2条 皇位は、左の順序により、皇族に、これを伝える。

一 皇長子

二 皇長孫

三 その他の皇長子の子孫

四 皇次子及びその子孫

五 その他の皇子孫

六 皇兄弟及びその子孫

七 皇伯叔父及びその子孫

2 前項各号の皇族がないときは、皇位は、それ以上で、最近親の系統の皇族に、これを伝える。

3 前二項の場合においては、長系を先にし、同等内では、長を先にする。

と、なっており実際は、現在、

1位秋篠宮皇嗣殿下 2位悠仁親王殿下 3位常陸宮殿下となり、3名しかいない。当然男系の男子のみである。

早く天皇をやりたい」という「秋篠宮さまの乱」 | デイリー新潮皇室:悠仁さま、13歳に [写真特集2/8] | 毎日新聞皇室の方々|平成から令和へ 新時代の幕開け|NHK NEWS WEB

これに、女系天皇(男子)を認めた場合、愛子さまのお子様(恐れながら仮にA殿下)、眞子さまのお子様(同 M殿下)、佳子さまのお子様(同 K殿下)と、すると。単に男系男子の後に順位付けすれば、4位に今上陛下の直系であるA殿下を優先し、M殿下、K殿下と続くことになろう。秋篠宮が天皇になった後ならば、M殿下やK殿下を上位に置くという議論も出るかも知れない。今上陛下が上皇としてご存命の可能性もあり、そうなれば「令和の壬申の乱」になりかねない。(壬申の乱:古代の天武天皇と天智天皇の皇子との争い)加えて、それぞれの内親王たちの配偶者は、天皇の実父となる。(小室圭氏が想定される?)これはすでに書いた通り、新天皇は前天皇の養子とし、実父は存在感を発揮しないように配慮するべきであろう。

愛子さま、ストイック減量の背景にご学友の「きれい!」の声|NEWS ...眞子さま「小室圭さんと今年中に結婚」を示唆した佳子さまとの“最後の ...

やはり何より、悠仁親王殿下がお健やかに成人されることを切に願う。

なお、女性天皇(男系女子)を認めた場合の継承順位は、一層ややこしい。まずは、愛子さまの天皇即位を想定するのが妥当だ。その後、眞子さま、佳子さまの継承順位を議論することになる。世代的に愛子さまが妥当な継承者と思うが、その際に悠仁さまを優先するか、あくまでも今上陛下の直系の愛子さまを優先するかは意見が分かれるだろう。秋篠宮が天皇になれば、本格的「令和の壬申の乱」の可能が出てくる。そこに、小室家が関われば、薬子の変(平城天皇の寵臣薬子(女性)が反乱を企てた。)並みの大乱となる危険性も出てくる。

壬申の乱とは誰vs誰の戦いで背景やきっかけは何か解説!白村江の戦いと ...兄弟相続は騒乱のもとだ。

いずれにしても今上陛下の夫という歴史上ありえない立場の方が出てくるのだ。(今までの女性天皇は天皇のお后か、皇族の直系で生涯未婚の方しかいない。)

従って、女性天皇の議論は如何に男女平等とは言え、ひとまず避けた方が無難だ。次は、臣籍降下した一般人からの皇籍復活問題だ。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

851 あちゃこの京都日誌 渾身のブログ ②

2021-07-02 09:04:00 | 日記

渾身のブログを書く。 ②

女系天皇は許される?

日本はアマテラスを皇祖神とする天皇家の国である。つまり、女系の国柄であり、男系男子だけに拘るのは無理はある。神話の架空話だと軽視することも出来ない。神話とは、後世、権力者が自らの王権を正当化するために創造した「高尚な作り話」である。では、アマテラスとは?現在では、持統天皇がそれにあたると言われている。「古事記」「日本書紀」は、おおむね天武天皇の時代に書かれたものだが、その后が持統天皇であり、先代の天智天皇の皇女である。天武・天智は兄弟なので、姪と叔父の結婚でもある。古代には、異母なら兄妹でも結婚するなど血族内の結婚はよくあることだった。

持統天皇とは - コトバンク

壬申の乱で混乱した王権を、確かなものにする為に、持統天皇は様々な改革を行った。女性天皇は次の天皇につなぐ臨時処置としての天皇だという定説は、持統の場合全く違う。

一番大きな改革は、都(みやこ)を固定化したことだ。それまでは天皇ごとに都を新しく作っていた。天智天皇などは近江(滋賀県)に都を定めた。持統天皇は藤原京という条里制に基づく画期的恒久的首都を建設した。初めて律令を定めたのも持統天皇だ。律は刑罰、令は法律である。そして、重要なのは後継者について男女にかかわらず相応しいものを選ぶという考えも示している。

天照大神アマテラスオオミカミ – 神道の心を伝える

さて、アマテラスと持統の共通点を示すと、女性であること。子ではなく孫に継がせたことである。「天孫降臨」の天孫とは、アマテラスの子孫という意味と、ズバリ孫ともとれる。このあたり、武澤秀一氏の著書を参考に整理すると、

アマテラス

持統天皇

息子オシホミミ

愛息 草壁親王

地上に降臨する孫のニニギ

孫の軽皇子(文武天皇)

不自然な話だが、実際の持統天皇の皇位継承を正当化する為の創作と解釈する根拠である。女系天皇は歴史上いないという現在の一部学者の説明は、通らない。もちろん文武天皇は天武の孫なので、男系男子ではあるが。

そこで、現在の皇室において女系天皇を認めた場合どうなるか。まず当然ながら天皇の実子(内親王)のお子様(男子)を女系男子という。その子(次世代以降)はこの際考えないことにする。

皇室の構成図 - 宮内庁

上記系図からは、現在、愛子内親王だけである。もし今後、秋篠宮さまが即位したら眞子さま、佳子さまも直系内親王になる。忘れてならないのが、平成天皇のお子、黒田清子さまである。残念ならがお子様はいらっしゃらないようだが、もし男子が産まれれば女系男子である。なお、昭和天皇の内親王様でご存命の方が、お二人いらっしゃる。池田厚子さま(順宮)、島津貴子(清宮)のお二人で、島津様には男子がいらっしゃる。以上の方々のみ女系男子天皇の母となる可能性のある方たちである。

ただ、多くの方は年齢的にご無理がある。分かりやすく言うと結論は、愛子さま、眞子さま、佳子さまのお三方のお子様に限り天皇継承権を与えるかどうかの議論である。

仮に、これを認めて女系男子天皇が誕生した場合、その子(次世代)が男子ならばそれは男系男子と言って良いのではないか。ただし、その場合の条件は、前天皇の養子になって系図上、天皇の子になることだ。これは、歴史上いくらでも例がある。現皇室の祖となる光格天皇は、傍系からの即位だったが、前天皇の後桃園天皇の養子になっている。さらに、養父(前天皇後桃園天皇)の内親王をお后にしている。その結果、次世代の仁孝天皇は女系男子とも言える。当然、光格天皇のお子なので男系男子であることは間違いない。

ミニ皇后”と呼ばれた黒田清子さんは平成の皇室バッシングをどう ...

以上のように、アマテラスが始めた日本の女性尊重の国柄から、限られた条件の中においては女系男子の天皇は十分に国民の納得は得られると考える。その際、女系男子の母となる女性は、天皇の実子で内親王に限られ、天皇になるのはそのお子(男子)に限られるとし、即位の時は前天皇の養子とすることを前もって決めておく事だ。皇位継承順位については次回にする。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

850 あちゃこの京都日誌   渾身のレポート ①

2021-07-01 09:40:06 | 日記

渾身のブログを書く。

昨日、「皇位継承のあり方に関する有識者会議」が、菅首相臨席のもと行われた。因みに、残念ながら筆者には招待がなかった。(笑)

概ね2点が、確認された。①女性皇族、結婚後も身分維持。②旧皇族の男系男子、皇籍取得。の二つだ。いずれも目新しい議論ではない。①は、悠仁さま(秋篠宮御長男皇位継承2位)即位時、皇室の膨大な行事を助ける為の皇室人員の確保が目的で、皇位継承問題の解決にはならない。ただし、小室圭問題があり、眞子さまが結婚後も皇室に残った場合、小室氏との婚姻関係をどう解釈するか、また彼が皇族として活動することに国民の合意が得られるか気になるところである。重要なのは、②である。安定的な皇位継承の為に越えなければならない議論である。

驚くことに、新聞記事の最後に、政府高官として、「(皇位は)悠仁さままで決まっている。それまでに決めれば良い。」という発言だ。国賊ものである。皇室を2000年以上守って来た先人の血のにじむような苦労をなんと思うのか。我がブログの読者(ほぼ数人だが)ならお分かりのように、江戸時代中期、新井白石が新しい宮家(閑院宮)の創設を提案したことで、その後、皇統断絶の危機に、閑院宮から光格天皇が即位し無事皇統の危機を救ったことを、その高官はご存じないようだ。

皇位継承問題は、「今」の問題なのだ。

光仁天皇~天武系から天智系へ | 日本の歴史 解説音声つきボード「御皇室 : 御真影」のピン

上記系図を参考にする。49代光仁天皇は天智天皇の孫である。奈良時代は、天武天皇の血統が正統であった。持統天皇は天智の娘だが天武の皇后であり、元明天皇は女性天皇であり弘文天皇は即位の実態すら疑わしい。つまり、42代文武45代聖武そして45代孝謙天皇46代称徳天皇(重祚・女性)と、天武系が続いていた。称徳天皇が女性であったため子供はなくその崩御で皇統に危機が来る。そこで、49代光仁天皇はすでに60歳だったが、天智天皇の孫であり男系男子である理由で選ばれた。このような例はいくつもある。

一方、右の現在の皇室を見ると、※平成時代の作。天皇の即位に相応しい方たちがいらっしゃる。まず、今上陛下(平成)の兄弟に東久邇盛厚という方がいらっしゃる。昭和天皇の直系ではないが、明治天皇の直系の男子である。さらに后が昭和天皇の内親王なので、そのお子たちは極めて高貴な血統を引いている。御長男信彦氏(故人)は、皇太子(現令和の今上陛下)の従兄弟である。そのお子様たちは堂々とした男系男子である。それ以外にも竹田宮家なども候補になるが。皆様、すでに民間人ではあるが、59代宇多天皇のように臣籍降下し(定省王さだみおう)一般の公家として天皇に仕えていた方が、天皇になった例はある。

このような先例はいくらでもあり特に特殊で異例なことではない。ただ、現代の法律のもとでは様々な議論が前提として必要になる。日本国憲法のもとすでに民間人としての生活基盤をお持ちであれば、越えなければならないハードルは多い。ご家族皆様で皇族とするか。ご本人だけしかるべき宮家の御養子に入って頂くか。皇位継承順位をどうするか。そしてその方の国民的合意は得られるか。そして何より、ご本人の御意思をどう尊重するか。いずれにしても政府高官殿のように悠長なことを言っている場合ではない。

小室家の諸問題が、皇室議論の妨げになった事は間違いない。国民的合意のハードルが確実に上がった。一方、女系天皇・女性天皇の議論については、当初愛子内親王(男系女子)を想定していたものの、仮に眞子内親王(男系女子)の皇位継承順位を考えると、その際、小室氏が天皇の夫となる。これは考え難い。女性天皇や女系天皇の弊害はこのようなことであると分かった。これは小室問題のお陰かも知れない。

以上、①も②も早々の議論が求められる。様々な民主化の嵐の中で、国体の護持をどうするか。象徴天皇のもとに国民皆平等の原則を如何に守るか。中国などのように、中華思想(※以下参考)のもと、漢族以外の異民族は差別される国柄とは明確に一世を画す我が日本をどう守るか。皇室の伝統が守られないなら・・・。次回詳しく書く。

※中華思想『漢民族を中心とした中国人は文化的優越性を持っており、世界の中心にある』。つまり、文明の中心であり、世界の中心であるという考え方です。これは、徹底した選民意識です。数千年前から、中国人はこのように考えていて、これが中華思想の原型です。 青樹明子(あおき・あきこ)氏

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする