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リニア談合で逮捕

2018-03-05 11:41:30 | 最近のニュースから
ゼネコンによるリニア談合疑惑で、 その中心的な役割をしたとして大成建設の 大川孝・元常務が逮捕されました。

これに関わったゼネコンは 大成 ・鹿島・ 清水 ・大林と言うのですから、もうどうしようもない大手です。

清水と大林は認め、大成と鹿島は認めない。これは決着が付くのに時間がかかりそうですね。

一度走り出すと止まったり、やめたりする事のできない東京地検特捜部。
一旦有罪と決め込むと、無理をして違法な行為まで行ってしまった前例があるように、何が何でも 有罪に追い込みます。

そんな特捜部と争うことを避けた 清水と大林は逮捕を逃れました。

逮捕理由を色々と言ってますが
「 特捜部に逆らえば拘束するなんて簡単なものだ」と言ってる様にも受け取れます。

今後、送検されて裁判になりますが罪状認否では争わないでしょうね。

罪状認否では争わない

チョッと解りにくいですね。
検察の話は否定しない(認めるに近い)、、、
だったら独禁法違反(談合)を認めるのか? と、言う事に普通の社会ではなりますよね。

ところが、そうはならないんですねぇ~。

大成の大川容疑者がとった行動は談合に当たらない
・・・と、法律の解釈を争うのです。

どういう事かと言うと、、、

色紙の専門店に行ったんです。そして、棚から色紙を持って店から出たんです。
その時に居合わせた警察官に「万引きだ」と言われ逮捕されたんです。

ところが、、、
棚から色紙を持って店から出た事は認めるのですが、太陽の光で見ないと色が正しく判断出来ないからで、そのまま盗もうとしたのでは無いと、、、。

警察官は言いました。
「それならば店の人に断りを入れてやるべきで、勝手に品物を店から持ち出せば窃盗だ

店主が出てきて 「ウチの店ではよくある事です。」と
警察官は 「よく買ってくれる常連さんだからかばってる。ダメな行為はダメだ。」と、、、、。

問題のリニアの工事は特殊な工事です。町の土建屋さんでは出来ません。
また、注文する側のJR東海にしても普通の駅と違って経験やその資料はありません。

当然、土木工事の経験豊富な人達の意見も聞きたい。
そして、可能な限り詳しく聞きたいものです。そうしないと安全で立派なものは作れません。
その相手が大成建設の大川容疑者や、他の三社だったのです。

逆に相談相手が大成建設の大川容疑者だけで、落札したのも大成建設だったら・・・
これはJR東海と大成建設の担当者に疑惑を持たれますね。

発注者のJR東海が土木建設のプロ達に相談せずに、何処かの設計事務所に頼んで完璧な図面を作り入札を行うのはかなり難しい。
良い物を作ろうとすれば細部まで詳しく相談します。そうすると自然と必要な費用は解ります。

つまり答えがばれている工事なんです。
利益を追求する民間業者が必要経費に会社の利益を乗せて引き受けるのは当然です。

また一般的な物より一層の安全性を求められる工事です。
工事を請けて実績を積みたい会社、資金を回転させたい会社等に工事をやらせては大問題です。
リニアは将来的に外国にも輸出し、日本の国益にも関する事です。

この工事をダム工事や高速道路工事と同じ目線で見て、その過程に問題があると・・・・
そう判断して良いのだろうか