日本の多くの人が知る事件。
娘を虐待して殺してしまった父親に判決が有りましたね。
千葉県野田市で当時小学四年生の栗原心愛ちゃんが自宅で死亡した虐待事件です。
被告・父親の栗原勇一郎
求刑18年に対して懲役16年でした。
この判断に市民感覚としては短いと感じる人も多いのでは・・・。
亡くなった子供の悲痛な叫びが紹介されたり、反省後悔が一切感じられない父親の言葉などがニュースとして何度も流れました。 鬼畜の様な父親に対して厳罰をと言う市民感覚に迎合した報道に偏っていたようです。
事件の内容やそれに関するいろいろな問題点は、何度も報道されているので省略しますが、、、
この事件で忘れてはならない事が有ります。
それは児童相談所の存在意義が無くなる様な無責任・無能な行動です。少しの配慮でこの事件は防ぐことが出来たと思われるだけに、その過失は大きい。 素人集団の児童相談所の問題は少しだけ問題として取り上げられましたが、時間の経過と共に忘れられて、欠点を改良される事なく継続しています。
第二の、、、第三の 心愛ちゃんが・・・・
検察の求刑18年に対して懲役16年の判断をしたのは前田巌裁判長。
私も一市民としては検察の求刑からして短いと感じましたが、、、、
現実的な話として、この事件は殺人事件ではなくて傷害致死事件だし、他の同類の犯罪と比べるとかなり厳しい求刑です。 判決も懲役12~13年が相場です。
チョット気になり、この裁判長の事をネットで・・・過去の判断を見てみました。
・強制わいせつ、、、、求刑どおり15年
・放火、殺人、、、三人の犯人に対して 主犯は求刑通り懲役20年。他は求刑20年⇒判決18年 求刑17年⇒判決16年
これはかなり厳しい裁判官ですね。
主文の中に 「・・・酌量の余地はみじんもない」と切り捨てていました。
まぁ、この裁判官の判断に、個人的には大賛成なんですけどね。
社会の常識は時代の流れとともに変わります。 罰の大きさも社会の流れの中で変化が有って当然です。