遂に始まりましたねぇ~
福島の原発冷却水の処理の方向が決まり、今日、それが実施されて、今後30年以上は続くことになります。
この事を「良し」とする人は存在しないと思いますが、現実的には受け入れざるを得ないでしょうね。
よく言われる「トリチウム」なんて、正直な所・・・「何?」って感じです。
一般の原子力発電所からも大量のトリチウムが海に捨てられている。
その事実を認めながら、中国に言わせると、正常な状態で発生したトリチウムと事故で発生したトリチウムは違うらしい。
中国には科学者が存在しないと世界に向けて言ってるみたいです。
確かに放射能についての知識は浅い。
放射能がどの程度の量をどの程度の時間、どの様な状況で人間と接したら、、、
人間にどのような悪影響が有るのか、安全との正確な線引きが分からない。
そこで自然界にある放射性物質の割合を基準にして、それの何%未満なら安全だろうと判断しています。
このトリチウムも自然界に存在している物質なので、放出量はその基準よりははるかに微量です。
ただ、同じ場所から放出し続ければどうなるかは正確には分からないので、その点については世界にある原子力発電所の近くの海域で、その影響が報告されていないので、問題は無いだろうと言う判断です。
日本でも原発の多い敦賀市付近での海域で捕れた高級なカニに放射能を心配する人は居ない。
私も日本海側の魚市場にわざわざ行って、生魚を美味しくいただいた。
科学が進み便利な社会となり続けています。
しかし、その科学が人に対して何か悪影響が有るのかどうかは後回しになります。
以前に重要な問題だとして世界中にニュースが流れた「オゾン層破壊」の問題。
南米で南極に近い地域では皮膚がんが増えたとか、、、失明するとか、、、大騒ぎです。
オゾン層破壊物質として「フロン」がやり玉にあがり、冷蔵庫は全て使わなくなった。
しかし、オゾン破壊物質は100種類以上あり、現在も放出され続けています。
また、地球温暖化の問題でも、その主たる原因になる物質として、二酸化炭素・メタン・一酸化窒素が挙げられていますが、それらにしても放出され続けています。
北極の氷が解けたり、世界で異常気象が発生したりして、それらの物質が原因と言っても、誰もその排出を止めようとはしない。牛のゲップが一番大量に二酸化炭素を出すなんて言われたら、どうしようもない。
分からない事に不安を持つのは、人として当然の感覚です。
放射能・温暖化・宇宙ゴミなど、人間には完璧にコントロールできない事で、人間に悪影響が有ると言われることは多い。
その事を心配している人たちの言うことが、遠い将来には事実だったと証明され、多くの人々は反省する立場になるかも知れない。
しかし、リスクを負いながら進まなければ、人間社会に進歩は無いし便利な社会も無い。
現状では処理水放出を受け入れるより、現実的で良い方法は無いように感じています。