脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

義母から相談・・土地売りたいねん♪・・ちょっと怪しい不動産屋

2014年11月25日 11時33分24秒 | 日記
先週、大阪に住んでいる妻の母から妻の携帯に連絡があって『ウチの、どうにもならん不動産、買いたいっていう人いるらしくて●●日に来て説明したいって言うねんけど私、何もワカランし来てくれへん?』78歳の義母の頼みとあって妻の軽自動車で大阪まで行ってきました。私自身、金融関係に永く勤めていて宅建主任の勉強も少しはかじっていたので、まぁ・・どんな会社かと興味も持ちました。一方的に社名も名乗らず京都のとある場所で地目も"山林"約50坪でガス・電気・水道も通ってない僻地の土地を正直、誰が・・・と。昔、義父が大きく儲けたときに買ったらしく・・義母も『今、思ったら何で、あんな場所、買ったんやろ・・』と後悔していて150万で昭和54年に購入したそうです。不動産会社との約束の日・・午後1時に義母の家に来るため12時30分頃より待機して待っていると・・12時40分頃・・玄関のチャイムが鳴り義母が出ると『先日、電話させてもうたMです~。ちょっと早いですけど・・』と居間に通した義母。待っていた男性の年のころは50代後半というところか・・ネクタイもしておらず『失礼します。』と場なれた風にズカズカ入り、いきなり"あぐら"をかいて私の正面に座った。キッチンに居た妻が御茶を持ってきて男の左手方にお茶を差し出した。男は無言で義母を見ると義母が『娘婿ですねん・・私、不動産のこと難しいし・・来てもらいましてん。』男はお茶を一口すするように飲んだあと『そうですのん・・ま、よろしいわ』と言い鞄から資料を出すと・・義母に、説明を始めた。『あの・・名刺を頂けませんか?』説明途中に私が訪ねると『あー忘れてましたワ・・』(はぁ?忘れてましたぁ?)第一印象も御上手でも良いとは言い難く自分の身分も明かさない・・まず、信用出来ないと判断したのですが、どんな営業??手口?なのかを知りたくなり名刺をもらったあと男の説明に耳を傾けていました。『おかあさん、京都の、この土地、昭和54年に買ってはりまんなぁ・・この頃はバブルでねぇ』(はぁ?バブルは昭和60年以降に兆候が出始め平成元年11月が土地の高値のピークだったはず)バブル当時、不動産会社に仕事の関係で出入りしていたので、よく覚えているんです。男も予め登記簿を閲覧し準備しているけど経済には弱い・・しかし高齢者に??である。男の話だと義母の所有する土地相場は6万~8万であると言う。今なら買いたいという人が2~3名いるとのこと。説明を聞いていると驚いたのは売買の調印と金銭の受け渡しがホテルのロビーと言い、この会社は仲介手数料ではなく義母の土地を買った買主が倉庫なりログハウスなり建てる・・また周辺の土地も買い占める法人が太陽光システムを建設するらしく、その時の建築・設備に携わる業者からキックバックしてもらうという・・名刺を見ると大阪市内に事務所があるが都道府県知事の許可番号等、一切なく●●株式会社 係長 M・・とある。『建物、建てるんですか?ガス・電気・・来てませんけど?』私が言うと『うちね、ここと提携してますねん。』男は私の目の前おいてあった名刺を裏返し人差し指でさす場所に目をやると某シロアリ駆除の会社が記載されてある。(へ?俺の質問の意味、わかってない?)そう思ったので『倉庫とか建てるんですか?』と聞くとYesと言う・・そのあと義母に向かって『お義母さん・・こういう土地はね金持ちが買いますねん・・この前もね・・』と前例を話すが、その内容もゴルフに行っていた3人が、そのカントリークラブ周辺でログハウス建てて、またゴルフに来る時の宿泊用で3人がお金を出し合って・・という。(そやから水道もガスも来てない言うてるやろ!ん?金持ちがゴルフに行って翌日もラウンドするんやったらホテルに泊まるワ!!金持ちやったら宿泊施設も近くにないような処でラウンドすか!?)そう思いながら聞いてると『ウチは仲介業ちゃうんで物件案内は地主さんにしてもうてます、せやからお義母さんでんな。物件案内で場所を見せるだけで交渉はせんどってくださいや』とまた、おかしな事を言う・・ここは聞いたことにして『義母も年も年やし車酔いするので案内は無理です』と私が言うと『・・・これ特別なんですけど案内でけへん方については当社がします・・けどね大阪から京都の山奥や・・経費かかりまんねん、ウチも商売なんで代行費用で35万円に消費税払ってくれはったら、やりまっせ!』(はは~ん・・これか。)不動産売買が目的でなく代行費用と称して高額を請求する・・『その場合、もちろん契約書あるんですよね?』質問した私に対し、待ってましたとばかり『これ業務委託契約書と委任状ですわ』『委任状??』と聞くと『お義母さんの土地に入る許可証んみたいなモンですわ。いや以前ね地主さんの土地を事前に複数で見に行ったら近所の人に警察へ通報されましてん・・ほんで警官に委任状見せたら納得してもらいましてん』(はぁ?物件調査にしろ案内にしろ近所の人が警察に通報するような身形や雰囲気持ってることじたい変やろ!!)そう思いながら『Mさん委細、理解しました。この後、家族会議しますので後日、連絡し返事させてください。』と言うと少し焦った表情で『返事、いつもらえます?お客さん、あんまり待たせるわけ出来ませんしうる気無いんやったら早よ言うてください!』なんで、せっつかれなアカンねん!と思いつつ『明日中にはご連絡します。』と言うと間髪入れず『明日?明日のいつもらえます?』(はぁ?こっちは客やろ?あんたが勝手に電話してききて話させてくれちゅうから、こっちも聞いてやったのに・・)気持ちはむかむかしてましたが『では明日」、午前中に・・』そう約束し御帰り頂いたのですが・・ふと居間に義兄が入ってきたのです。『お義兄さん・・来てはったんですか?』『ま・・ちょっとね・・』たぶん義母が呼んでいたのでしょう13時には来てたらしく来たとき既に私が対応していたので、あえて入らず様子に応じて介入するつもりやったのかな?と思いながら、そのまま家族会議をし、あえて結論は、その場では出しませんでした。なぜなら義母は出来れば売りたい気持ちでいっぱいだし・・亡くなった義父が買った気持ちも考えると、その場で『お義母さん・・これは高齢者から高額請求するための材料で騙されるから止めましょう』とは言えませんでした。『京都の●●市の都市計画に問い合わせします・・それとネットで、この会社見て・・』義母に説明すると『返事は任せるワ』義兄にどうするか聞くと『俺・・不動産って分からんし・・母がこういうから頼みます。』ということで義母の自宅をあとにしました。帰りに高速道路を走行中、妻が『断るんやろ?』とボソッと聞くので『お義母さんの虎の子守らなな・・これでOKしたら、また新手の奴が来る・・あいつら横の繋がりあるから・・下手したらお義母さんの家も取られるかもしれんしな。』そういうと『お父さんも病気あって長い事、会話できへんのに・・・ごめん・・』外の風景は既に暗くなってきて阪神高速の環状にさしかかると梅田や本町周辺のネオンやビルの明かりが妙にまぶしく感じるのでした。
コメント
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