しあわせになるために・・ ~特別養子縁組~

’10年6月に我が子となるマルチャンを迎え11年5月に戸籍上も我が家の『長男』となりました。そんなこんなの親バカ日記です

一言伝えればよかったのかな・・

2021-02-25 09:58:48 | 養育里親
たまにハルチャンと少し足を伸ばして行く公園がある。

そこに行くといつもマルチャンの同級生の女子が何人か居て、
そのひとりはハルチャンが赤ちゃんの頃から知ってくれていて
可愛がってくれているお姉さんがいる。

ハルチャンが私と一緒に公園に来ると 
「あっ!ハルチャンだ〜!!」と言って駆け寄って来てくれるので
とてもうれしく思っている。

ハルチャンは4月から一年生になる。

マルチャンも
「ハルチャンが危なっかしいから一緒に登校してやるよ・・」
といよいよ最高学年になるので
4月からは腹を括って(?)学校に復帰する予定なのだが・・

ま、そこは置いといて。。


その公園で遊んでいた時のこと、
ふと、マルチャンの同級生のAちゃんがポツリ・・

「ハルチャンと、マルって似てないよね?
マルはあんなに大きいのに、ハルチャンは小さいし・・」

ま、まぁね。。
多分、学校で一番デカイのと
学校で一番小さいのがきょうだいって
極端だしそう思われるのも無理はないものね。

たまたま夫が少し背が高い方で
私が低い方(153cm)なので
マルチャンはパパ(夫)似で、
ハルチャンはママ(わたし)に似たんだね
みたいな形式で言われるので
「そ、そうですね」
と適当に対応するが、

その後に
「ね♪ミカタ ハルチャン(^_-)」
ってうちの苗字をハルチャンの名前にくっつけて呼んでくれたAちゃん。。

あぁ、、
普通はそう思うよね。
血縁のないきょうだいだなんて微塵も思わないよね。


ここ4、5年前から(養子縁組しない)里子ちゃんは
「通称名(里親家庭の苗字など)」は里子の正式名ではなく、
混乱してしまうため、(よほどの事情がない限り)本名の姓を使うことになっている。


ハルチャンが小学校に入学したら
一年生と六年生との交流も何度かあると思うが、
そのときになって 
「あれぇ!?マルとハルチャン、きょうだいなのに何で苗字が違うのぉ〜??」
となった時、

大人や先生方は(児相の指導では)
「家庭の事情でね」
ということであまり掘り下げて言わないようにしてくださるようだけど、
そこで仮にマルチャンがハルチャンのことでやいやい言われたり、
いろいろ突っ込まれたりしないだろうか・・と勘ぐってしまって。。
(それでまた学校から遠のいてしまわないだろうか、、などなど)


一年生のうちはハルチャンの同級生からは
何か言われることはないと思うんだけど。

ある意味目立つふたりなので、
親としてちょっと心配してしまうんだよね。

ハルチャンは
「親がふたりいる♪」
ということは教えていて
理解もしているので
何か言われたとしたら

「パパとママはふたりいる♪」
と堂々とすると思うので大丈夫と思うのだが、、

あの時スルーせずに
Aちゃんに
「マルチャンとは苗字がちがう家族なんだよ」
って一言いっておいたらよかったな。

いろんな形の家族がいるんだよ
って知って欲しいしね。



また今度Aちゃんに会った時に話せたらいいな。





コメント (2)
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ハルチャンのしあわせって?

2019-03-08 12:14:58 | 養育里親
ここに置いて夫が

「ハルチャンの苗字のことなんだけど・・」
と通称名にしてもらうよう児相に相談しに行こうかなと思うんだけど、、

と言ってきた。

特別養子のマルチャンは法的にも我が家の長男として
確固たるものがある。
もちろん、苗字も一緒だし
離縁することはない。


でもハルチャンは我が家とは法的な親子関係は発生しない。

【里親制度(要綱より)】
子の保護を目的とする制度のなかで,施設へ通う型,施設養育型とならぶもの。
子を家庭で養護する点は養子制度と似ているが,里親里子間に法的親子関係は発生しない。

社会的養護の支援方法としては、
施設型ではなく、
里親はいわば、施設養育と同等の家庭バージョンなのである。

子どもを養育するに当たり、里親は養育費も(児相から)もらっているし
学校の授業料、教材費なども領収書を提出すれば
こちらのお金の負担はない。
冬にはわずかだが採暖費なども出るし、
高校なども私学の場合も費用が出るようだ。

もちろん、それは税金からですがね・・・。

社会的養護というのはこういうことで
ハルチャンはうちの家庭で育てられてはいるけど
「社会的養護」の中で補助してもらいながら
育てさせてもらっているんだということを忘れてはならないのだと思う。


まぁ、難しく書きましたが
里親をやっていることも
お金目当てでやっているんじゃないんですがね。
(普通に働いた方がいいですよ。)
いろいろ難しいことが多いな・・とは思うながら
日々、心の中で葛藤しています。


先日、ちょうど
「養育里親の(場合の)真実告知について」
研修会がありました。


「通称名でいこうとおもう!」
と言われる方は誰もいなかったです。

苗字が違っていようがいまいが、
「大切なウチの子」
というスタンスは皆さん一緒で
私も納得して帰ってきました。



でも夫は違うんですね。

「ハルチャンだけが苗字違うのはかわいそう。」

「ハルチャンが不利益な生活になるんじゃないか・・」
と思っているようで。。

まぁね、ウチの並びにハルチャンの姓と同じ家があるのですよ。。
表札はあるものの、今はそこに住んでおられないし
ポストも閉じられていて
間違えて手紙を入れられることもない。

その前に郵便配達の人に事情を把握してもらうし、

郵便を出してもらう側には
「ウチの姓→〇〇様方」と書いてもらうようにすれば問題はないんですけどね。

夫の言い分はわかるんですよ。

赤ちゃんの時から一緒に住んでいて、
私たちのことも
「おとうさん」「おかあさん」と
呼んでいるし、
里親子ではあるけれど、
普通の親子と同じように過ごしている。


違うことは、
苗字が違うこともそうだけど
最近、定期的に実親さんの面会があることです。


面会の時もハルチャンにきちんと説明しています。

実親さんの下の名前で私たちとの違いを説明していますし、
実親さんは「ハルチャンの“命”をくれたひと」

わたしたちは、「育てているひと」

実親さんは(事情があり)一緒に暮らせていないけど
ハルチャンのことをとても大好きなので会いに来てくれるひと。

お菓子を持って来てくれるひと(←楽しみがなくっちゃね♪)

面会の日が決まった時はテンション上げて伝えます。

「この日に〇〇(実親さんの名前)が会いに来てくれるんだって!
よかったね!!」
と言うと

「わーい♪♪♪」
と喜んで指折り数えて楽しみにしてくれています。

この間も
トイレの介助をお願いする旨を実親さんに手紙で託したら
ハルチャン、ちゃんと教えてくれてトイレでおしっこが出来て
成長を見せられたんだそうで。

はりきって頑張ったんだなぁと安堵致しました。


面会が終わった途端にめちゃめちゃダダ漏れの失敗続きでしたが・・・
まぁ、これが素の姿だよねぇ~と
苦笑したりね。

複雑ですが、里親とは実親さんとの関わりがある以上
心の中ででも一線は引いておくと考える難しい立場なんだと思います。


今の段階ではハルチャンの意思確認が出来ない中、
何が正解なのかわかりませんが
わたしは、ハルチャンのそのままを受け入れる
つまり、実親の姓のままいくのかなぁと思って今後も臨んでいく思いです。


もうすぐ進級に向けて幼稚園でママさん同士の会合があるのですが、
「また名札をつけさせられるのでは!??」
などと要らぬ心配をしていたのですが
もう皆、顔見知りだし
そんなものはないだろうと。。

あったとしても皆、自分のことだけを考えてるので
気にしないだろうということがわかってきたので
あまり私も気にしなくなりました。

・・というより、別にどっちでもいいや(笑)と。



実親姓であろうが、通称姓であろうが
「ハルチャンは、“ハルチャン”であることは変わりがない」っていうこと。

それはマルチャンにだって言えることだけど
養子であろうが里子であろうが
恥ずかしいことなんて一個もないし
彼らには胸を張って生きていって欲しいと思います。



ケセラセラ~♪
なるようになるさ~♪

これがわたしのモットーでございます。





















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キュン・・となるのです。

2018-11-21 11:29:04 | 養育里親
今、寝室の本棚を整理してたところ。

(「最近子どもたちに絵本読んであげてないなぁ・・。
マルチャンの時は寝る前に毎晩何冊も読んであげてたけど、ハルチャンにももっと読んであげなきゃ、、」)
と思いながら
片付けていると



こんな本が出てきました。

ペンギンの絵本は
いろいろな動物の子どもが出てきて
「かあさん」
と呼びかけます。

ページをめくると
その動物の「かあさん」が出てくるという内容。

最後は人間の男の子が出てきて
「かあさん」
と手を広げて呼ぶと

「はい、ここよ」
とかあさんが子を抱きしめてくれるのです。

マルチャンの時も
同じようにして読んであげていました。

マルチャンに
「かあさん」
と可愛らしい声で言ってもらって

私が
「はい、ここよ。」
と言ったあとは
「マルチャンのおかあさん♪」
と言って抱きしめる。

このやり取りを何度やったかなぁ(笑)


ハルチャンにももちろん同じように
何度も(笑)やりますが、、
どこか言った後にキュンとせつなさが残るのです。


考えても仕方のないことなんだけどね。。


時々胸がキュンと苦しくなるときが
あるのです・・。


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保護者会の緊張・・の巻き

2018-04-18 20:08:51 | 養育里親
幼稚園入園前から心配の種だったのが
この「保護者会」です。

マルチャンは養子縁組をしているので
姓も一緒だし、
この子が養子だとか何とかなどは口にする必要は
なかったので何の問題もなかったのですが・・

さて、養育里親の場合
姓も違いますし、
さぁ、どうしよう??となるわけです。

この「保護者会」
自由参加なので
参加しない!
という保守的な(笑)選択肢もあります。

でも3年間通う園なので
同じクラスのお母さん方と「ソコソコは」交流していきたい!
という気持ちがあるので
やはり参加してきました。

養育里親の先輩に事前に
「姓が違うことを園のママさんたちに言いましたか?」
と聞くと

結局、
「○○くんのママ」とか「○○ちゃんのお母さん」
と呼びあうのであまり(里親の姓など)関係なかった。
メール交換しあうような親しい人だけ数人に伝えた。
・・とのことだったので

私も
(「別にわざわざその場で言わなくてもいいのかな・・」)
という気持ちも見え隠れしつつ、
「でもこんな家庭もあるってことで♪(知ってくださいな!的に)」
明るく語る気満々だったりもして。

でもみんなどう思うのかな・・
ハルチャンが不利益になるようなことにならないかな・・
と心配になってきたり、、
どうしたらいいかな・・と間際まで迷っていましたが。。

保護者会の受付でその思いも脆く崩壊致しました!!

「あ、お母さんのお名前と下にお子さんの名前書いてくださいね~♪」
と、白のテープに太字マジックで名前を書くよう促されると
もう今更
「やっぱ帰ります・・」
とも言えず・・・

書きました。。
「ミカタ○○子」
「○○ハル」

役員さんに見えないようにこっそり・・
かなり挙動不審だったので怪しまれた??

そんな感じで、オドオドしながら会場に入り
育児サークルで一緒だった方がいたので
隣りに座らせていただいて、、ホッと一息ついていたら
クラス委員の方がこちらに割り込んできて・・・

・・・なんか嫌な予感
と思っていたら
自己紹介始めがまさかの私からのスタートで

つまりトップバッターとなったわけで・・(゚ロ゚;ノ)ノ(「ウソやろ~」)←心の叫び


あぁ、そうなのね。

もうこうなったら悟りの境地ね。(ウソこけ)


サラ~っと言っちゃいました。

お母さん方で丸く円になったいるので
向かいの人には名札なんてそんなによくは見えないだろうし、
隣りのサークルが一緒だった方は
小さな声で
「あぁ、、そうだったんだぁ・・」
って声が聞こえてきたけど
みなさん

「へぇ~・・」
という感じで何もツッコまれずでした。

まぁ、こんなもんかなと思いながらも滞りなく
会は進んでいき、あっという間にお迎えの時間になり
降園。。

いやね、、こちらとしては
かなり勇気を出してカミングアウトしたんだから
誰か何か訊いてきてよ
って思いましたが
まだ皆さん、どの子どもさんのことを言ってるか
把握してないと思うし
ぶっちゃけ、誰が何を言ったのかなんて
もう忘れてるんでしょうね。

だって私も忘れてるもの(笑)
そんなもんです。他人のことなんてね。

あぁ、気ぃ遣い過ぎて損した

でも
たかが姓

されど姓

・・・なんだよなぁ。。
なんて、改めて思ったひと時でございました。



※以前まで里子に使われていた「通称名(里親と同じ姓を使うこと)」は
1,2年前から児相の方針でNGになっています。
(架空の名前になってしまいますからね・・。里子の本名で生活していきます。)














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