しあわせになるために・・ ~特別養子縁組~

’10年6月に我が子となるマルチャンを迎え11年5月に戸籍上も我が家の『長男』となりました。そんなこんなの親バカ日記です

やっとやっと・・

2013-10-01 22:21:19 | 映画
今日から幼稚園のお迎えの時間が14:30降園になりました~!!

11:30降園の時を思えば13:30降園になって
「楽になった~」と思ったけど
役員の仕事があったり、インディアカに行ったり
なんやかんやして、昼食を食べたらすぐにお迎えだ~
ってなってたのでたった1時間ですが延長になったらすごく楽に感じます。


今日は早速ファーストデイだし映画を観に行きました。


話題(?)の
そして父になる



あらすじは、、

6年間大切に育ててきた子どもが病院で取り違えられていたという出来事に遭遇した
2組の家族を通して、愛や絆、家族といったテーマを感動的に描くドラマ。
血縁か、これまで過ごしてきた時間かという葛藤の中で、それぞれの家族が苦悩し……。
(映画サイトより抜粋)


感想は・・


めっちゃネタバレすると思うので
見たくない人はみないでくださいね。。。












































映画館はファーストデイで終日1000円で観られるためか
平日にもかかわらず割と席が埋まっていました。

年輩の女性方が多かったような・・。


この映画は視る人の立場で感想がいろいろと違ってくるんじゃないかなぁと思いました。


まず、、
ツッコミどころ多すぎ!

我が子が病院で取り違えられたというショッキングな出来事にも関わらず
皆、冷静で淡々としていたのに
え~!??と思ってしまいました。

取り違えた病院側やそれについている弁護士も
それほど悪びれる様子もなく穏便に事を済まそうとしている・・・

もっと普通取り乱すとか怒鳴り倒すとか、泣きじゃくるとか
(まぁ、泣いているシーンももちろんあったけど)
そうなったって全然不思議じゃないのに
ショックがデカすぎて取り乱したりする気力も失せてしまうのだろうか・・。




だいたい、赤ちゃんの取り違えって
昭和かっ!!
(そういった類のドラマ昔はよくありましたよね~?)

今の病院の管理体制でこんなことあり得んでしょ~
・・と思ってたら
まさかの当時の看護士が金持ちの夫婦を嫉妬しての
わざとの犯行。

しかも、それが時効になっちゃったって


二組の家族の運命をそんな形でめちゃめちゃにしておいて

「すいませんでした・・」
での一言で済ますなんて



あり得んからーーー



まぁ、でもあれだね。


6年も一緒に暮らしてきて

取り違えてましたー

あぁ、そうですかー

交換しますかー 今後のことも考えてー

そうですねー 交換しますー


・・・なんて簡単にはいかないわけで(当たり前) 


犬や猫じゃあるまいし・・・


いや、
犬や猫でも無理やろ~

人間なんて尚更だ。

特に母親は赤ちゃんの時からお乳をあげてきているわけだ。

乳児のときに(真実が)わかっていれば交換しやすい
・・・なんていうことではないと思う。

数か月、、
いや、数日だって情がわくと思う。


ウチはもちろん最初から血の繋がりがないけど
もし、こんな事態が起こってしまったら・・・


今まで育ててきた子どもを
「交換」
なんてできないんじゃないかなぁ・・と思った。

まぁ、養子縁組家族は元々、血の繋がりとか
あんまり気にしないものね。


しかし、それにしても
子どもも6歳にもなれば
真実を説明すれば理解できる年齢なのに
映画では言葉を濁し、率直に説明しない。

リリーさんの家で育った子供が
福山宅に連れて来られて
「なんでなん?」「それがなんでなん?」「なんで?」
としつこく訊いているのに
当事者である子どもたちには向き合わないでいる。

なんだか、真実告知に似ている。

臭いものに蓋をする。
事なかれ主義?というか
言わないでいることが美徳とするというか、、

これも日本人の体質なのかなぁと思いました。


エンディングもはっきりしない終わり方でしたねぇ。

是枝監督の
誰も知らない
という映画も重たいテーマの映画だったけど
その後がはっきりしない
ふわふわ~とした感じで
なんかモヤモヤとなりました。

答えは
「観た者に委ねます」ってか??

まぁ、その方がきれいだもんね~。
・・と見終えるときは消化不良だったけど
「誰も知らない」のときと同様、
子どもたちの表情や無邪気なやりとりがとても自然で
ホロリとなりました。


劇中に
「なぜ(似てないのに今まで)気づかなかったんだろう・・」
とオノマチが言ってたけど

顔が似てない親子もいるものね。

実際血の繋がりがなかったけど
「我が子」と思い
「我が子」だと信じて疑わず育ててこれたわけで・・
(エリートで優秀な福山は
おっとりな性格の我が子が実の子でないとわかったとき「やっぱり・・」とガッカリしていたが)

結局は子どもって
誰の子を育ててるかわからんくらいなもんだったりするんじゃないのかな~。

人格形成も育った環境で変わって来るし
やっぱり血の繋がりより
過ごしてきた時間が大切だよね~

と個人的に思いました。


これでカンヌかぁ・・ともおもったけど


まぁ、いい映画でした!