今週もバタバタしててやっと更新。
下の記事で当日こっそり告知しましたが
先日の火曜日にフジテレビの「特ダネ」という番組で
~増える早発閉経の現実~という特集が放送されました。
放送の約2週間前、
Fineという
「現在・過去・未来の不妊体験者を支援するNPOの会」から取材の依頼があり、
私も取材を受けたのです。
どうしてそんな取材を受けることになったかというと・・・
タイトルからお分かりになるかと思いますが、
私は13年前、医師に※早発閉経と診断されました。
私たちはマルチャンを迎えて今現在、
何ひとつ不満要素などないくらい幸せに暮らしていますが
子どもを迎え、母になっても体は不妊のまま・・
ずっと閉経状態のままの体なのでそれに伴う体のリスク、
女性が当たり前にある生理がないことへの劣等感・喪失感は常に抱えていました。
だからなのか私は今でも心は不妊治療者へ向かれていて
不妊治療を頑張っている方々のブログを読んで今も影ながら応援していました。
その人気ブロガーさんを密かに応援しながら不妊ブログのランキングを見ていて
ふと、Fineさんのブログにたどり着きました。
Fineさんには一応、ワタクシ登録しているみたいなのですが
ほとんどそこは活用してなかったのですが
そのブログの中に
「不妊体験の取材協力を・・」
というような内容のURLがあったので
気軽な気持ちで応じてしまいました。
それですぐにFineさんから依頼があり
しかもそれが全国ネットの番組だったのでビックリ!!
少し戸惑いましたが、
変なところ肝が据わっている私は了承し、後日取材を受けることになりました。
(個人が特定されないように、顔は出さないように配慮してもらいました。)
夫は不在だったので、私とマルチャンだけの取材でしたが
インタビューを受けている時はマルチャンは別室で遊んでいてもらいました。
こういう時はちゃんと空気を読んでくれてずっとひとりで本を読んだり
音の鳴らないおもちゃで遊んでいてくれていたのでありがたかったです。
マイク機材をつけて初・取材インタビュー。。
人前で喋るのがめちゃくちゃ苦手なくせして
よぅこんなことに応じるよなぁ・・
と思っている自分もいますが
(「何かひとつでも、、誰かひとりでも早発閉経のことが伝われば・・」)
という思いでお話させて頂きました。
でももう10年以上も前のことなので
いつ、何歳の頃、どのように言われて、、など
記憶が曖昧で(笑)きちんと答えられませんでした。
予め訊かれる内容を知っておいた方がよかったかな・・
番組を観た方は私のインタビューやその後の番組の考察がお分かりではないかと思いますが
経緯は、
初潮は小6で
初潮から生理は順調ではなかった(ような気がする)
(あまりそのことに関心がなかった。周りにもそういう話はしなかった)
高3くらいから20歳くらいにかけて極度ではないが
無理なダイエットで生理が3ヶ月ほど止まる。
当時若かったので無月経になってもそのまま病院に行かず放置していた。
(気にはなっていたけど病的な状態だという認識はそんなに感じなかった)
その後も生理は来ることは来るけど順調だったようには思えなかった。
周期が短かったり、長かったりしていた。
いつ来るかわからない状態なのでいつも下着を汚していましたね・・(汚い話ですみません)
25歳の時に交通事故を起こし(体はケガ無し)
精神的なショックで生理が再び3ヶ月止まる・・。
メンタルの弱さを痛感する。
せめてこの時に病院に行っていれば・・と後悔。
27歳で結婚。
夫の仕事に伴い、異国(笑)大阪へ嫁ぐ。
3ヶ月後、仕事を始める。
異文化にふれ、それが最大のストレスとなり
とうとう半年間、無月経に・・
さすがにこりゃあおかしいと(早く気づけよ)病院を必死に探し
女医さんの産婦人科にかかる。
この女医さんは産科メインの方だったのでその時は病名はハッキリせず・・
でも内診では
「卵巣が委縮してかなり小さくなっている」
と言われました。
その後、大学病院から非常勤で来られていた不妊治療に詳しい先生に
「早発閉経」と診断されました。
それまでは自分が「不妊」なのだという自覚がありませんでした。(←おバカ)
初診して間もなく、腎盂炎になり(仕事のストレスと思われます)2日ほどその病院に入院しました。
部屋がたまたま大部屋しか手配できなくて、
部屋の移動連絡か何かの話で看護士さんが
「あぁ、そうそう!〇号室の 不妊のミカタさんですけどね~・・」
という業務連絡をしているのをきいて
あぁ、、私って不妊症なのかぁ・・
とやっとこの時点でことの重大さを知ったという(笑)
その後、不妊治療・・・ということになるのですが
まず、無月経であるのでホルモン剤を飲んで月経を起こす治療をしました。
その治療をして月経周期を整えて、ホルモンのバランスを整えて行き
その反動で排卵誘発をすればポコッと排卵することが稀にあるので
それを期待してやっていきましょう。
・・ということでひたすらホルモン剤を服用していましたが何の反応もなく、
夫の転勤で新潟へ・・
そこでも不妊外来のあるクリニックにいろいろあって3軒行きましたが
心無い診療に傷つき、結果の出ないまま1年でまた転勤。
転勤先は東京だったので東京の有名クリニックに夫婦で出向きました。
ここでもハッキリ「非情に厳しいね・・」と言われ、居場所を見失いました。
でも首都圏にいるのでいろいろな治療院に行けるチャンスがありました。
西洋医学ではやることがなかったので
東洋医学にすがり、鍼治療に挑戦!
すると間もなく成熟卵が出来るようになり、排卵もしました!!
そしてその後、自力の生理も来ましたよ!
(東京の大学病院に転院していました)
この時は不妊クリニックではなかったので採卵してもらえず・・
タイミング指導だけで妊娠には至りませんでした・・。
その後も卵は2度ほど見えたりしたけど
変形卵だったり空胞だったりで
その後まもなくまた大阪へ転勤。
引っ越し後、またまたストレスで3ヶ月ほど引きこもりに・・
パートに行きながら病院にも行き、
鍼治療にも通ったり漢方を飲んだりして
適当に気分転換もしながらで
体も元気になって卵も出来たことがありましたが
結局採卵はしてもらえず、そのうち卵も全く見えなくなり
治療に限界を感じ、不妊治療も終了しました。
病院へは引っ越しがあった関係でトータル7軒くらい行ったでしょうか・・
その度に
「早発閉経」という厳しい現実を突き付けられ
本当に辛かったです。
夫は早くから
「子どもが出来なかったら養子をもらえばいいんじゃないか?」
と言っていて私もそれは常に頭に置いていました。
でも変に意地を張ってたのと
「やっぱり出来ることなら奇跡があるのを信じたい」
というのがあったので頑張ったけど
次第に結果が見えない虚しさでいっぱいになり、
世の中には手に入れられないものがあるのだな・・
体がそれを教えてくれているのだな・・
と感じ、不妊治療にオサラバしたのでした。
(その間に週末里親もしていたので治療として通っていたのはもう5,6年前になるかな。)
こんな私の治療歴の話をするつもりなかったですが長々と書いてしまいました。
番組では私が当時のことを思い出し、
シクシク泣いている場面が強くでてしまいましたが
「あぁ、、こんなかわいそうな人がいるんだ・・」
と思って観てくれた方もいるでしょうね(笑)
まぁ、結局は私のようにならないように
無月経など体に異変があったらすぐ病院に行く
など対処しましょう!!
というのことの警告を込めたメッセージになったかな・・と。
特集は10分程度だったので
無月経の種類についてもあまり報じられていなかった。
原発性無月経(18歳になっても初潮を見ない)や
視床下部性の無月経なのか、脳下垂体性なのか、卵巣性無月経なのか、子宮性のものなのか、、
下垂体性や視床下部性無月経の場合は
脳からの指令が出ない障害なので卵巣は働きがあるので
卵ができたらそこから体外受精とかいろいろ出来る可能性があるかもしれない。
同じ“閉経仲間”だった方も何人か妊娠・出産まで至った方もいて
今もメールなどでたまに交流している。
だいたいが下垂体性の無月経の方でしたね。
オンエアでも奇跡的に出産に至り、
2歳の男の子を育てていらっしゃる方が出ていましたね。
そしてまた二人目を・・と頑張っていらっしゃいました。
(先日その方のブログを発見してしまいました)
私は残念ながら卵巣性にまで悪化したので
治療もほぼ希望はなかったけど。
早発閉経は子宮内膜症や卵巣嚢腫など手術をしてなってしまう場合もあったり
免疫異常や染色体異常も考えられたりする場合もあるが、ほとんど原因不明。
こういったことを全て・・とまではいかなくても
10数分の間で報じるのは難しいことなのかな・・と思いました。
(できれば第二弾でまたこういう企画をしてほしいですね)
最近では
AMH値(アンチミューラリアンホルモン)という
卵巣の予備能力を知るホルモンばかりが取り上げられているけれど
低AMH値=早発閉経ではない
ということ。
これは勉強になりました。
もうひとつのホルモンが・・(ごにょごにょ・・)
とあやふやに(笑)なってしまったのは
多分、FSH(卵胞刺激ホルモン)のことだと思うけど
FSHのこともちゃんと報じてほしかったなぁ。
あと、
オンエアを観てちょっとガッカリだったのは
「子どもを産むのを諦めて仕方なく(?)養子を迎えた」感が強く出たのではないかな~?
と思ったことです。
私のインタビューの最後にマルチャンの写真が壁いっぱいに貼ったものが
映っていて
「壁一面に飾られた写真が・・・今の幸せな時間を物語っていた・・・」
というナレーションがあり、私の取材のオンエアは終了。
でもBGM が・・・
イマイチ暗い!!
養子縁組ってやっぱり世間ではまだまだグレーなイメージがあるんだろうなぁ・・。
マルチャンと遊んでいるところを撮影したのも
もっと
ルンルルンルル~ン
ってやってたのにそういう所撮って欲しかったなぁ~。
なんか、そこはイマイチやったわぁ~(笑)
決して強がってるわけじゃない。
子どもが産めなかった負け(?)惜しみでもなく
だって今はこんなにHAPPYなのに
それがイマイチ伝わってないんじゃないかな~って思いました。
でも映像でのプライバシーの配慮はしっかりされていたのでそこは良かったです。
(ここでお名前出してすみません)
草の根運動、、ではないけど当日さりげなくうさぎママさんの
「産めないから、もらっちゃった」の本をテーブルに出しておいたら
インタビュー終了後、インタビュアーの森本アナが
無断でw本を手に取っていて夢中になって読んでいました。
「この本、すっごくおもしろいですね~~!!」
と絶賛
私もそうでしょ、そうでしょ!!と
「ぜひ今度機会があれば特別養子縁組についても取り上げてください!
なんならこの本の著者のうさぎママさんの取材を依頼してください」
・・・などと勝手に口走ってしまいました。。。
(うさぎママさん、すみません)
そんなに面白い本なのか!?
・・とディレクターの方が
「この本、お借りしていいですか?」
と言われましたが
まだ全部読んでいなかったし、
東京まで持っていくんかい
と思い
「ダメです」
と言ったら森本アナに
「アマゾンで買えますよ・・」
と諭され後日、本を購入し
ディレクターの方も
「すっごく良かったです!著者の方の愛に心から感動しました!」
と絶賛されていました。
「養子という選択肢がもっと広く受け入れられる世の中になればいいですね。
読んでいてすごく幸せな気持ちになりました。」
とも書いてあり、自分もそう言われているようでうれしかったです。(笑)
結果的に
「私は不妊でよかったです!!」
なんてことも取材中に言いましたが趣旨に反していたので(あたりまえ)
そのことは放送されず・・でしたが
ここでも書いたことがあったかもしれないけど
いろいろ回り道してきたけど
この道のりもマルチャンと会うためだったのかな・・。
神様が
「あなたたちはこの子を育てなさい」と
導いてくれたのかな・・
と思っています。
何が幸せか、不幸か、、
人それぞれだけど
これからも自分の体と向き合って
一度しかない人生を子育てを楽しみながら
生きていきたいと思います。
今でこそ不妊治療の特集をいろいろみるようになりましたが、
その中でも少数派の早発閉経のことが取り上げられて
少しでも多くの方に知ってもらってよかったです。
最近はその早発閉経になる人も増えてきているようです。
(データ的には成人女性の20代で1000人に1人、30代で100人に1人という割合らしい)
※早発閉経(そうはつへいけい)とは
通常より若い年齢(43歳未満)で卵巣の機能が停止し月経がなくなること。
女性ホルモンの欠乏により、更年期障害・骨粗鬆症などが生じやすくなるため、
ホルモン補充治療を行う。
染色体異常や自己免疫疾患などが原因と考えられている。
早発閉経と診断された女性が
卵子提供による体外受精によって妊娠・出産した事例が国内でも報告されている。
早発卵巣不全(POF)とも言われる。
◆極端なダイエットやストレスなどが原因で長期間月経がない状態になることがあるが、
多くの場合これは早発閉経ではなく、卵巣内に卵子があることが多い。
下の記事で当日こっそり告知しましたが
先日の火曜日にフジテレビの「特ダネ」という番組で
~増える早発閉経の現実~という特集が放送されました。
放送の約2週間前、
Fineという
「現在・過去・未来の不妊体験者を支援するNPOの会」から取材の依頼があり、
私も取材を受けたのです。
どうしてそんな取材を受けることになったかというと・・・
タイトルからお分かりになるかと思いますが、
私は13年前、医師に※早発閉経と診断されました。
私たちはマルチャンを迎えて今現在、
何ひとつ不満要素などないくらい幸せに暮らしていますが
子どもを迎え、母になっても体は不妊のまま・・
ずっと閉経状態のままの体なのでそれに伴う体のリスク、
女性が当たり前にある生理がないことへの劣等感・喪失感は常に抱えていました。
だからなのか私は今でも心は不妊治療者へ向かれていて
不妊治療を頑張っている方々のブログを読んで今も影ながら応援していました。
その人気ブロガーさんを密かに応援しながら不妊ブログのランキングを見ていて
ふと、Fineさんのブログにたどり着きました。
Fineさんには一応、ワタクシ登録しているみたいなのですが
ほとんどそこは活用してなかったのですが
そのブログの中に
「不妊体験の取材協力を・・」
というような内容のURLがあったので
気軽な気持ちで応じてしまいました。
それですぐにFineさんから依頼があり
しかもそれが全国ネットの番組だったのでビックリ!!
少し戸惑いましたが、
変なところ肝が据わっている私は了承し、後日取材を受けることになりました。
(個人が特定されないように、顔は出さないように配慮してもらいました。)
夫は不在だったので、私とマルチャンだけの取材でしたが
インタビューを受けている時はマルチャンは別室で遊んでいてもらいました。
こういう時はちゃんと空気を読んでくれてずっとひとりで本を読んだり
音の鳴らないおもちゃで遊んでいてくれていたのでありがたかったです。
マイク機材をつけて初・取材インタビュー。。
人前で喋るのがめちゃくちゃ苦手なくせして
よぅこんなことに応じるよなぁ・・
と思っている自分もいますが
(「何かひとつでも、、誰かひとりでも早発閉経のことが伝われば・・」)
という思いでお話させて頂きました。
でももう10年以上も前のことなので
いつ、何歳の頃、どのように言われて、、など
記憶が曖昧で(笑)きちんと答えられませんでした。
予め訊かれる内容を知っておいた方がよかったかな・・
番組を観た方は私のインタビューやその後の番組の考察がお分かりではないかと思いますが
経緯は、
初潮は小6で
初潮から生理は順調ではなかった(ような気がする)
(あまりそのことに関心がなかった。周りにもそういう話はしなかった)
高3くらいから20歳くらいにかけて極度ではないが
無理なダイエットで生理が3ヶ月ほど止まる。
当時若かったので無月経になってもそのまま病院に行かず放置していた。
(気にはなっていたけど病的な状態だという認識はそんなに感じなかった)
その後も生理は来ることは来るけど順調だったようには思えなかった。
周期が短かったり、長かったりしていた。
いつ来るかわからない状態なのでいつも下着を汚していましたね・・(汚い話ですみません)
25歳の時に交通事故を起こし(体はケガ無し)
精神的なショックで生理が再び3ヶ月止まる・・。
メンタルの弱さを痛感する。
せめてこの時に病院に行っていれば・・と後悔。
27歳で結婚。
夫の仕事に伴い、異国(笑)大阪へ嫁ぐ。
3ヶ月後、仕事を始める。
異文化にふれ、それが最大のストレスとなり
とうとう半年間、無月経に・・
さすがにこりゃあおかしいと(早く気づけよ)病院を必死に探し
女医さんの産婦人科にかかる。
この女医さんは産科メインの方だったのでその時は病名はハッキリせず・・
でも内診では
「卵巣が委縮してかなり小さくなっている」
と言われました。
その後、大学病院から非常勤で来られていた不妊治療に詳しい先生に
「早発閉経」と診断されました。
それまでは自分が「不妊」なのだという自覚がありませんでした。(←おバカ)
初診して間もなく、腎盂炎になり(仕事のストレスと思われます)2日ほどその病院に入院しました。
部屋がたまたま大部屋しか手配できなくて、
部屋の移動連絡か何かの話で看護士さんが
「あぁ、そうそう!〇号室の 不妊のミカタさんですけどね~・・」
という業務連絡をしているのをきいて
あぁ、、私って不妊症なのかぁ・・
とやっとこの時点でことの重大さを知ったという(笑)
その後、不妊治療・・・ということになるのですが
まず、無月経であるのでホルモン剤を飲んで月経を起こす治療をしました。
その治療をして月経周期を整えて、ホルモンのバランスを整えて行き
その反動で排卵誘発をすればポコッと排卵することが稀にあるので
それを期待してやっていきましょう。
・・ということでひたすらホルモン剤を服用していましたが何の反応もなく、
夫の転勤で新潟へ・・
そこでも不妊外来のあるクリニックにいろいろあって3軒行きましたが
心無い診療に傷つき、結果の出ないまま1年でまた転勤。
転勤先は東京だったので東京の有名クリニックに夫婦で出向きました。
ここでもハッキリ「非情に厳しいね・・」と言われ、居場所を見失いました。
でも首都圏にいるのでいろいろな治療院に行けるチャンスがありました。
西洋医学ではやることがなかったので
東洋医学にすがり、鍼治療に挑戦!
すると間もなく成熟卵が出来るようになり、排卵もしました!!
そしてその後、自力の生理も来ましたよ!
(東京の大学病院に転院していました)
この時は不妊クリニックではなかったので採卵してもらえず・・
タイミング指導だけで妊娠には至りませんでした・・。
その後も卵は2度ほど見えたりしたけど
変形卵だったり空胞だったりで
その後まもなくまた大阪へ転勤。
引っ越し後、またまたストレスで3ヶ月ほど引きこもりに・・
パートに行きながら病院にも行き、
鍼治療にも通ったり漢方を飲んだりして
適当に気分転換もしながらで
体も元気になって卵も出来たことがありましたが
結局採卵はしてもらえず、そのうち卵も全く見えなくなり
治療に限界を感じ、不妊治療も終了しました。
病院へは引っ越しがあった関係でトータル7軒くらい行ったでしょうか・・
その度に
「早発閉経」という厳しい現実を突き付けられ
本当に辛かったです。
夫は早くから
「子どもが出来なかったら養子をもらえばいいんじゃないか?」
と言っていて私もそれは常に頭に置いていました。
でも変に意地を張ってたのと
「やっぱり出来ることなら奇跡があるのを信じたい」
というのがあったので頑張ったけど
次第に結果が見えない虚しさでいっぱいになり、
世の中には手に入れられないものがあるのだな・・
体がそれを教えてくれているのだな・・
と感じ、不妊治療にオサラバしたのでした。
(その間に週末里親もしていたので治療として通っていたのはもう5,6年前になるかな。)
こんな私の治療歴の話をするつもりなかったですが長々と書いてしまいました。
番組では私が当時のことを思い出し、
シクシク泣いている場面が強くでてしまいましたが
「あぁ、、こんなかわいそうな人がいるんだ・・」
と思って観てくれた方もいるでしょうね(笑)
まぁ、結局は私のようにならないように
無月経など体に異変があったらすぐ病院に行く
など対処しましょう!!
というのことの警告を込めたメッセージになったかな・・と。
特集は10分程度だったので
無月経の種類についてもあまり報じられていなかった。
原発性無月経(18歳になっても初潮を見ない)や
視床下部性の無月経なのか、脳下垂体性なのか、卵巣性無月経なのか、子宮性のものなのか、、
下垂体性や視床下部性無月経の場合は
脳からの指令が出ない障害なので卵巣は働きがあるので
卵ができたらそこから体外受精とかいろいろ出来る可能性があるかもしれない。
同じ“閉経仲間”だった方も何人か妊娠・出産まで至った方もいて
今もメールなどでたまに交流している。
だいたいが下垂体性の無月経の方でしたね。
オンエアでも奇跡的に出産に至り、
2歳の男の子を育てていらっしゃる方が出ていましたね。
そしてまた二人目を・・と頑張っていらっしゃいました。
(先日その方のブログを発見してしまいました)
私は残念ながら卵巣性にまで悪化したので
治療もほぼ希望はなかったけど。
早発閉経は子宮内膜症や卵巣嚢腫など手術をしてなってしまう場合もあったり
免疫異常や染色体異常も考えられたりする場合もあるが、ほとんど原因不明。
こういったことを全て・・とまではいかなくても
10数分の間で報じるのは難しいことなのかな・・と思いました。
(できれば第二弾でまたこういう企画をしてほしいですね)
最近では
AMH値(アンチミューラリアンホルモン)という
卵巣の予備能力を知るホルモンばかりが取り上げられているけれど
低AMH値=早発閉経ではない
ということ。
これは勉強になりました。
もうひとつのホルモンが・・(ごにょごにょ・・)
とあやふやに(笑)なってしまったのは
多分、FSH(卵胞刺激ホルモン)のことだと思うけど
FSHのこともちゃんと報じてほしかったなぁ。
あと、
オンエアを観てちょっとガッカリだったのは
「子どもを産むのを諦めて仕方なく(?)養子を迎えた」感が強く出たのではないかな~?
と思ったことです。
私のインタビューの最後にマルチャンの写真が壁いっぱいに貼ったものが
映っていて
「壁一面に飾られた写真が・・・今の幸せな時間を物語っていた・・・」
というナレーションがあり、私の取材のオンエアは終了。
でもBGM が・・・
イマイチ暗い!!
養子縁組ってやっぱり世間ではまだまだグレーなイメージがあるんだろうなぁ・・。
マルチャンと遊んでいるところを撮影したのも
もっと
ルンルルンルル~ン
ってやってたのにそういう所撮って欲しかったなぁ~。
なんか、そこはイマイチやったわぁ~(笑)
決して強がってるわけじゃない。
子どもが産めなかった負け(?)惜しみでもなく
だって今はこんなにHAPPYなのに
それがイマイチ伝わってないんじゃないかな~って思いました。
でも映像でのプライバシーの配慮はしっかりされていたのでそこは良かったです。
(ここでお名前出してすみません)
草の根運動、、ではないけど当日さりげなくうさぎママさんの
「産めないから、もらっちゃった」の本をテーブルに出しておいたら
インタビュー終了後、インタビュアーの森本アナが
無断でw本を手に取っていて夢中になって読んでいました。
「この本、すっごくおもしろいですね~~!!」
と絶賛
私もそうでしょ、そうでしょ!!と
「ぜひ今度機会があれば特別養子縁組についても取り上げてください!
なんならこの本の著者のうさぎママさんの取材を依頼してください」
・・・などと勝手に口走ってしまいました。。。
(うさぎママさん、すみません)
そんなに面白い本なのか!?
・・とディレクターの方が
「この本、お借りしていいですか?」
と言われましたが
まだ全部読んでいなかったし、
東京まで持っていくんかい
と思い
「ダメです」
と言ったら森本アナに
「アマゾンで買えますよ・・」
と諭され後日、本を購入し
ディレクターの方も
「すっごく良かったです!著者の方の愛に心から感動しました!」
と絶賛されていました。
「養子という選択肢がもっと広く受け入れられる世の中になればいいですね。
読んでいてすごく幸せな気持ちになりました。」
とも書いてあり、自分もそう言われているようでうれしかったです。(笑)
結果的に
「私は不妊でよかったです!!」
なんてことも取材中に言いましたが趣旨に反していたので(あたりまえ)
そのことは放送されず・・でしたが
ここでも書いたことがあったかもしれないけど
いろいろ回り道してきたけど
この道のりもマルチャンと会うためだったのかな・・。
神様が
「あなたたちはこの子を育てなさい」と
導いてくれたのかな・・
と思っています。
何が幸せか、不幸か、、
人それぞれだけど
これからも自分の体と向き合って
一度しかない人生を子育てを楽しみながら
生きていきたいと思います。
今でこそ不妊治療の特集をいろいろみるようになりましたが、
その中でも少数派の早発閉経のことが取り上げられて
少しでも多くの方に知ってもらってよかったです。
最近はその早発閉経になる人も増えてきているようです。
(データ的には成人女性の20代で1000人に1人、30代で100人に1人という割合らしい)
※早発閉経(そうはつへいけい)とは
通常より若い年齢(43歳未満)で卵巣の機能が停止し月経がなくなること。
女性ホルモンの欠乏により、更年期障害・骨粗鬆症などが生じやすくなるため、
ホルモン補充治療を行う。
染色体異常や自己免疫疾患などが原因と考えられている。
早発閉経と診断された女性が
卵子提供による体外受精によって妊娠・出産した事例が国内でも報告されている。
早発卵巣不全(POF)とも言われる。
◆極端なダイエットやストレスなどが原因で長期間月経がない状態になることがあるが、
多くの場合これは早発閉経ではなく、卵巣内に卵子があることが多い。