しあわせになるために・・ ~特別養子縁組~

’10年6月に我が子となるマルチャンを迎え11年5月に戸籍上も我が家の『長男』となりました。そんなこんなの親バカ日記です

里親認定前研修④(施設研修)

2010-03-04 19:04:02 | 養子里親
2/27、28(土日)
これが一番楽しみでした

もちろん夫婦二人で二日間とも参加させて頂きました。

一日目は、
乳児院・児童養護施設入所の児童の社会的背景の説明と
主任先生からの子どもへのアプローチ(実習)についての説明がありました。

実際、実習で子どもとやっと関われるので
「わ~ おいで~」と言って入っていっても
小さい子どもの場合は特にびっくりしてしまいます。

今回の実習は「特定の子」であるターゲットがいない実習でしたが、
実際、「我が子」となる子どもがいるところで実習するときに
いきなり
「我が子よ~」・・・となっても
子どもは逃げることが多いのだそう・・。

そりゃそうですよね。

いきなり知らない大人がやってきて
「お母さんですよ~(orお父さんですよ~)」と言われても

「何なのこの人は
・・というふうに固まってしまいます。

普段は施設の先生が親代わりとなって育てていますし、
そこの施設がその子の家なので、
その場所から連れていかれることは
恐怖以外のなにものにもないわけです。


今回は私たちは希望通り、乳児院で研修をしました。

一日目は生まれたての新生児~1歳未満の乳児の組のお世話をしました。

見学の時も見ましたが、
「愛の手」に載っている子も何人か居り、
「この子にしようか」・・と候補に挙がった子も居りましたので
複雑な心境になりました。

施設の先生方は私たちが希望している子どもがいるということは
知らないので、
養子に出せる子どもちゃんをさりげなく勧めてきます

子どもたちはみんなかわいいので何とも言えない気持ちになりました。

夫も言ってましたが、
「愛の手」という一枚の写真だけの情報で子どもを決めるのではなくて
こういった研修などで子どもとふれあうことで
より一層イメージしやすいのではないか・・と。

でもそこでも複数子どもがいますから
この子がよくて、
この子はアカン・・・
という風になってきてしまいますよね。

園長先生は
写真だけのインスピレーションで選んだ方が
子どもへの差別化がないだろう・・と説明されました。

改善するとすれば、写真だけでなく
動画で子どもが見れるようにするなどすれば
子どものイメージがしやすくなるだろうと言っておられました。

その方法はどうするかはわかりませんが、
提案はされていました。

新生児の抱っこや授乳も経験させて頂きました。

未熟児で生まれた子だったので本当にちっちゃくてびっくりしました。

沐浴などは見学で一通りやり方を見させて頂きました。

説明も丁寧で大変勉強になりました。

二日目は1歳児~2歳児のクラス
(・・と言っても前の日のクラスと同じ部屋です。仕切られていますが。。)

この頃になるとみんな歩きまわれますし、
意識もはっきりしています。

私たちが部屋に入ってくるなり泣きだす子も・・・

子どもたちは10名ほど全員先生の背中などに隠れ、
私たちを見て固まっていました。。

私は姿勢を低くし、
あえて子どもたちの視線を反らしました。

でも顔はニコニコ顔

そうすると、人懐っこいような子が一人やってきます。

(「しめた」)と思い、
抱っこできたらこっちのもの

子どもたちは
「あ、この人は怪しいひとじゃないんだ」と
徐々に子どもが寄ってきます。

本当に徐々に馴らしていく・・という感じで
慣れた頃にはお昼休みになり、
食堂で昼食。

食事は2日間だけ職員用の食堂で給食を頂きました。

そこで一緒に研修を受けたご夫婦と一緒に食べて
最後はアドレスも交換させて頂きました。

聞くところによると、
希望している子どもちゃんと月齢も近く
同じ男の子希望だそうです。

ご夫婦と私の歳も一緒ということで
これから仲良くさせてもらえそうです

お昼を食べ終え、トイレに行く途中
園庭を通るのですが、
そこで一人の男の子にナンパされました

・・・冗談です(笑)

声をかけられ、
手を引かれて
「ねぇねぇ、こっち来て! 二重跳びできるから見ててや
と言って上手になわとびで二重跳びをやってみせます。

私も
「うわぁ~すごいやん」と言うと
その辺にいた子どもたちがやってきて

「ぼくも出来んで 見ててや」といって
一様にやりはじめます。

お名前や年齢を聞いたりして
その通りに答える子や
教えてくれない子もいたり様々。。。

とにかく人懐っこいのです。

Yが居た施設も同じような感じでしたが、
男の子でも女の子でも抱きついてきたりします。

私はトイレにも行けずにそのまま遊んでいました

夫も呼んで一緒に遊びました。

施設研修が終わってからも園庭で遊んでいる子に声をかけられ、
子どもたちの食事の時間まで遊んでいました。

子どもがいない私たちにとって
「子どもたちに囲まれて遊ぶ」なんてことは
まさにパラダイスなわけなんですが
これは決して喜ばしいことではないんですね・・。

一般の子どもだったら大人に対して警戒心を持ちますが、
この子たちは全く警戒心なく人懐っこく寄ってきます。

施設にはいろんな大人の出入りがありますから
私たちがすぐに居なくなるということを知ってるんですね。

それか、特定のターゲットがいないということもあります。

これがターゲットにされてしまうとその子どもは意識して
寄っては来ません。

だから子どもたちは
「かわいがってくれる大人」であれば誰でもいいのでしょう。

そして私たちも・・?

寄ってくる子どもたちは幼稚園の子くらいから小2年生くらいまでの子が多かったです。

特に女の子たちは大人顔負けのおしゃべり

親元で暮らしていないせいか、
「夫婦」や「結婚」ということに関して興味津々のようで
あれこれ質問攻めされちゃいました

思うことはたくさんありましたが、
とっても楽しい研修でした☆

それと同時にたくさんの子どもたちを抱える先生たちのご苦労には
本当に頭が下がる思いです・・。

大変な仕事だと思います。

夫も私も家に帰った時はへとへとで
すぐに床についてしまいました

子育ては体力勝負ですねぇ。。。
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