南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

ミルキーはどんな味?

2007-01-15 01:41:29 | Weblog
ぺこちゃんでお馴染みのお菓子の不二家が信用を失ってしまった。  
創業から100年近くも老舗として築き上げてきた信用も崩れる時には一日で崩れてしまう。 
ローマは一日にして成らずと言うが、ペコちゃん人気も一日にして成ったわけではない。 
今は事件が勃発したばかりだから集中砲火を浴びている不二家だけど、咽もと過ぎればなんとやらで記憶の片隅に消えて行くってことさえある。 
現に三菱自動車や三井物産、朝日新聞社、日本テレビなんかがしでかした事を詳しく覚えている日本人はそんなにはもういない。 
ミスタードーナッツが4年前に肉まんで不祥事をやらかしたってちょいと時間がたてば、もちもちくるみって美味しいなと平気で何の疑いも持たずに食べていた自分がいるわけだもんね。 
ところがこのもちもちくるみも小石混入で販売中止になってしまった。
でも例によって咽もと過ぎたら新もちもちくるみを買ってしまうにちがいない。 
全国の不二家ファンはガッカリダヨ状態かもしれないが、当分はぺこちゃんも謹慎するしかない。 
結局こういう企業の不祥事も突き詰めれば「自分さえ儲かればいい」という企業体質が原因かもね。 
利益ばっかり見て、一番大事なお客様を実はみていなかったということがばれてしまったわけだ。 
東証1部上場企業である株式会社不二家の主要株主はあのN生命である。 
この大株主の真の体質を考えるとしょうがないとも思える。
上場企業は株主の利益を最優先に考えなくてはならないし哀しい現実があるのだろう。 
不二家の創業者、藤井林右衛門はきっと悲しんでいるに違いない。 
謹慎期間が過ぎればたぶん営業を再開する時はくるんだろうけど、決して全国の子供たちの永遠のキャラクターであるぺこちゃんにだけは謝罪バージョンを演じさせないで欲しい。 
ぺこちゃんのぺこは謝罪で頭を下げるぺこじゃないんだからそれくらいの誇りは捨てないで下さいませませ。